巨匠建築家・デザイナーのチザイ

巨匠建築家・デザイナーが過去に出願していた、知財に関する文書を発掘し、公開しています(公報は特許電子図書館から取得)。

ハーマン・ミラー アーロンチェア 特許 特表平8-507935 □

2006-11-25 | 特許(国内)
【発明者or創作者】ウィリアム・スタンプフ et al.
【 発明の名称 】事務用椅子
【出願or登録国名】日本国ほか(国際特許出願)
【出願or登録番号】特願平6-501796(特表平8-507935)
【出願or登録言語】日本語
【 内容の解説 】本願は、ハーマン・ミラー社によるアーロンチェア
に関する特許出願です。本願では、“本発明は、人間工学的に好ましい
位置で使用者の身体を支持するシート、背もたれ及び1対の肘掛けを
備えた、種々の作業を行うことができる事務用椅子に関する。本発明の
一態様では、リンク組立体が、シート及び背もたれを下方且つ後方に
傾けることができ且つ使用者が身につけた衣服が剪断力により引っ張られ
ないようにするため、使用者の股関節にほぼ整合する枢軸線の回りで
シートを枢動させることができるようになっている。本発明の他の態様
では、リンク組立体は、床上に足を置いた使用者のほぼ足関節の位置に
有効枢動点の回りでシートが枢動するように、シート及び背もたれを
下方且つ後方に傾動できるようになっている。”と解説されています。
【 チザイ解説 】一つの出願で各国における出願の効果を生じさせる
国際特許出願の制度が存在します。これは、PCT(Patent Cooperation
Treaty:特許協力条約)に基づいており、PCT出願とも称されます。
すなわち、単一の方式・単一言語で単一の受理官庁に出願することにより、
同一の出願日に各国特許庁に出願したのと同一の効果が得られます。
ただしPCTでは、方式審査面でのみ世界統一が図られており、特許要件等
の実体審査部分は各国ごとに行なわれます。そのため、各国には別途、
出願内容に関する翻訳文を提出しなければなりません。本願でもハーマン・
ミラー社は、米国特許庁に英語でPCT出願を行なっており、日本語翻訳文が
平成6年に提出されています。ちなみに、パリ条約に基づく優先権主張も
本願ではなされています。

なお、本文献を入手されたい方は発行者までご連絡下さい。


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