アドベント

昨日から、アドベント（待降節）が始まりました。
アドベントとは、キリスト降誕を待ち望む期間のことで、
11月末からクリスマス直前までの4回の日曜日を含みます。
この間教会では、アドベントクランツに4本のろうそくを立て、
1週目に1本、2週目には2本、と火を点していきます。
通常はクリスマス直前の日曜日が「クリスマス礼拝」となり、
24日のイブ礼拝で締めくくられるのですが、今年のように
25日が日曜の場合、アドベントの4週＋イブ礼拝＋25日の
クリスマス礼拝、と1回多くなります。（牧師は大変だ！
あ、でも25日が日曜の時は、翌週が1月1日なので、通常の
礼拝と元旦礼拝と2回やらなくて済みますが。）
近頃は景気が悪いので歳末セールを早めに仕掛けることも
あって、世間のクリスマスモード突入は早まる一方です。
クリスチャンにとっても、クリスマスは「かき入れ時」なので
ついつい気忙しくなってしまいがちですが、クリスマスを祝う
ということは、神の歴史への介入を祝うことです。
カトリックや聖公会のようにアドベントから1年が始まるという
考えは多くのプロテスタント教会では採られませんが、時間
も神の支配の下にあるという認識では一致しています。
世の流れや自分の思いにとらわれることなく、「神の時間」に
身をゆだねて心静かにクリスマスを迎えられたらいいな、と
思います。