Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

平和国家?

2005年05月19日 01時24分06秒 | ヒロシマ
ずっと避けてきた「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」に
今日初めて行ってきました。なぜ避けてたかと言いますと、
作る必要の全く無いものを、本来新たに何かを建てることが
できないはずの場所に無理やり作ったことに対して、強い
怒りを覚えていたからです。
今回足を踏み入れたのは、気が変わったわけではなく、この夏
被爆60年の広島を案内したくて、一応この目でどんな施設かを
見ておく必要に迫られたからです。
期待はしていませんでしたが、実際はそれ以下でした。
「遺影コーナー」を第二の「平和の礎」にしたかったのかも
知れませんが、「追悼」のためだけになぜわざわざ、という
疑問に全く答えてくれない、あまりに空虚な空間に、怒りを
通り越して虚しさを感じてしまいました。

16日の衆院予算委で小泉首相は、靖国参拝継続の意向を示した際、
「日本は戦後60年間、国際社会と協調し、二度と戦争をしないと
 いう、その言葉どおりの行動によって、戦争の反省を示してきた」
と言ったそうですが、具体的にどういう「行動」をとってきたと
いうのでしょう? 広島から見る限り、被爆者のため、核廃絶の
ための意味ある「行動」はほとんど見えないのですが。
それに、「今まで誰もやらなかったことをやる」のを売りにしている
人物が、他人の過去の功績の上にあぐらをかくような発言をするのは
どうかと思いますけどね。

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