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気づく力

2017-07-13 01:07:23 | Weblog

炭水化物を摂りすぎて
糖質オーバー



昼間の異常な暑さのためか
精神的に不安定な方が見受けられる。

諍いや嘆き、そんな中に置かれると
聞く耳持たないようにしたいが
そこは仕事。割り切って対応しよう。


健常者でも些細な切欠で不安定になってしまうことはありますが
それが持続してしまっているのが障害者という事になると思います。

メンタルな部分というのは壊れるという表現が当てはまる微妙な物だと思います。
そして一度壊れてしまうと修復は難しいケースが多いのではないでしょうか?

過去に まったく支援できなかった経験が有ります。
体を汚してしまう その方に
顔を洗ったり手を洗ったり、頻繁に強いていたように思い返しますが
本人は洗われるのが嫌で私を何度も殴りました。
私は頭に来るだけで 障害という事を忘れて
こんな方に支援なんて出来ないと決めつけてしまっていた時期がありました。

障害を学んでいく内に少しずつではありますが
自分の理解不足が補われ、少しは良い支援が出来るかも知れないと思っていた矢先
その方は亡くなられました。
死ぬほど体が弱っていたのに無理矢理 顔や手を洗わされ、居室に戻され
食べ物は制限され、とても辛い晩年を過ごさせてしまったのではないかと
悔いが残っています。

意思の疎通もなく会話も成り立たない。
そうなりますと、こちらの思いを伝えることだけに専念してしまい
相手の気持ちや状態を把握できない事にも繋がります。
些細な事でも命がけなことだったりすることもある
本人にしてみれば、最後の時を
せめて安らかにと言う気持ちだったに違い有りません。
それに気づかず、お座なりの対応をしてしまうのは支援とは言えません。

私も忘れる事の無い傷を心に負いました
その方が私に与えた最高の戒めとして感謝しています。


支援の仕事を続けていると
意思の疎通が出来ないと思われる人にも
多くの変化を見ることが出来ます。

失禁を繰り返す方に ついつい小言を言いながら着替えさせたりしますと
明らかに動きが少なくなります。
本人にしてみれば 申し訳ない思いがあるのだろうと思います。
そうなりますと、仕方なくやってしまったことに
私は文句を言っていて、それが伝わっていることになります。
こちらの決めつけで 意思の疎通が無いと思っているだけで
実際は伝わっている事が多いのではないだろうか
だとしたら今までの支援は無知で傲慢な物だったでしょう。

もっと気づく力を養いたいと思います。




今日は休み
本を読んだり、絵を買いたり
ゆっくりと英気を養います。