東京、御徒町に続いて、今回は巣鴨での「牧水漫画」の打ち合わせとなった。
巣鴨は僕が赤塚先生のアシスタントをしていた時に、通った駅でもある。
今の新宿、下落合の3階立ての新事務所は昭和53年頃に出来たのだが、旧事務所(仕事場)を立て替えている間、
一時フジオプロの仕事場として借りていたのが巣鴨駅の近くの事務所だつた。
「おばあちゃん達の原宿」はテレビでは見ていたが、行った事なかったので、仕事の打ち合わせの
時間までブラブラとジグザグお散歩してきたのだ。
今では、「おばあちゃん達の原宿」として有名になっているが、当時はそこまで知られていなかったように思う。
改めて巣鴨地蔵通り商店街を歩いてみたが、「おばあちゃん達の原宿」の意味がわかつたのだ。
煎餅屋さん、昆布屋、漬け物屋、鞄屋さん、洋装店、お茶屋、他にもおばあさんの大好きな品物のオンパレード
これでは、おばあちゃん達の財布のヒモも緩みっぱなし。もし、パンツのヒモがユルくなったら
真っ赤なパンツも用意してある。店中真っ赤っか。この光景は巣鴨に行かなければ見れないだろうね。
歩いているおっちゃんの帽子も真っ赤っか。偶然止まっていた郵便配達の車も真っ赤っか…。
この日は、菊まつりもやっていて会場には色々な色の菊が展示してあったのだ。
竜のオブジエがあり菊で周りを飾っていた。近くでは「おしるこ」や「甘酒」を売っていた。甘酒は一杯100円だ。
もちろん、酒には目がない僕は1杯注文した。
この日は、天気もあまりよくなかったが、おばちゃん達で賑わっていた。
それにしても、おばちゃんは元気だわ。
今回の打ち合わせ場所は、巣鴨地蔵通り商店街を抜けた所にある大学が待ち合わせ場所だ。
大正大学、仏教系の大学だ。それにしてもデカイ!
お坊さんになる方達が行く大学らしい。しかし、女子学生も結構いたのだ。
中には頭の毛をピンクに染めている女子大生も居たのにはビックリ。
打ち合わせは約1時間で終わり、再び巣鴨地蔵商店街を通り巣鴨駅に向かったのだが
商店街の入り口の所に菊まつりのビラがあり、よく見るとポスターの左スミに
「ご持参の方は、おしるこ又は甘酒1杯進呈」のタダ券が付いていた。
しまった!これがあれは甘酒タダだったのかぁ!と。
いやだね、貧乏人はイヤシクて…な一日でした。
追伸、元フジオプロの木村知夫先生、おひさしぶりです。
頑張っております。いよいよ熱燗の旨い季節です。