社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

SADとアルコールの関係(焼酎を飲むのをやめた -> 今年初めての産業医との面談)

2010-02-05 08:20:42 | SADの症状と現況

つい最近まで、ほぼ毎晩、缶ビール1本を飲んだ後に焼酎を飲んでいた。所が先日、久しぶりに焼酎の変わりにウィスキーを飲んだ。翌日これが原因かどうか分からないが、朝起きた時から二日酔いと、強烈と言うかアルコールのにおいがプンプンしているのが、自分でも分かった。朝、奥様からもアルコール臭いと言われた。今までも何回もこの時よりひどくはないが、翌朝アルコールが少し残っていた事はあったし、東京の単身赴任時代の終わりつまり休職前には、かなりひどかったと思う。

今回はこれに加え、会社出社後でも抜けていない。且つ部下に話するにしても、他の社員と話するにしても、アルコールのにおいが自分でも感じられ、口にノートをあてたり、ハンカチで覆ったりしてその場をしのぎながら、遂に夕方までアルコールが残っていた様な気がする。流石に休日ならいざ知らず、会社ではまずいと判断した。今まではここまでひどい事は無かったはずだが、これは流石にやばいと考え、当日の晩から缶ビール以外を飲むのをやめた。

一昨年の会社復帰後一回禁酒と言うか焼酎を飲むのをやめた事があるが、その時の経験で、寝つきが悪くなり、なかなか眠れないだろう事は予測できた。つまり缶ビールぐらいでは、なかなか寝付けなかったが、それも覚悟の上で決行した。結果朝起きると寝不足状態ではあるが、今までとうって代わって、頭がスッキリしている。今まで二日酔い気分で(本人の自覚は殆どなし)、なかなか起きるのが、きつかったし、会社に行ってもボーっとしている状態だったような気がする。最も仕事ができる出来ないは別だったが・・・。

翌日も、焼酎を飲まず眠るが、やはりまだ寝付きは悪い。結果翌日起きるのがきついが、頭がハッキリしている。もちろん会社に行っても、二日酔い状態は全くないし、アルコールは残っていない。これを先週は続けた。

さて、このまま続けるつもりだったが、先週の週末と言う事で、焼酎を3杯お湯割で飲んだ。今度は、焼酎を飲まなかった反動で、翌日(休日)の朝が強烈にシンドイ。わずか3杯で、翌日まで焼酎が抜け切っていない。これはもう当分焼酎は飲めないと再認識した。再び、睡眠不足を覚悟と言うか正しくは、寝つきが悪くなるのを覚悟して、焼酎と決別した。夕方から寝るまでの間が、手持ち無沙汰となり、かなり焼酎を飲まない事が苦痛ではあるが、今週もずっと一杯も焼酎も飲んではいない。

結果、朝の爽快感と会社への出社後の不安も全くなくなった。

思えば、若い時は毎晩と言う事は無かった様に思うが、多分約15年前に東京から大阪に転勤になり、家族と共に引っ越してきた後、本社勤めから少しずつストレスと夜のコミュニケーションの為にアルコールの量が増えて行き、再度東京への単身赴任後、かなりのアルコールを飲むようになり、ピークを迎えたと思う。

そして休職後、飲酒量は減るが、復職後、また徐々に家で飲む量が増え、昨年の子会社への出向とその責任を果たす為に更に急に飲酒量が増えた様な気がする。これが、正月休みと共に先月ピークを超えてしまった様だ(詳細は別途掲載)。

今思えば、約15年ぐらいアルコールの中にいたような気もするが、先週末から別世界が見えてきた。おそらくもうアルコールにおぼれる事は無いだろうし、おぼれる事はできない(これも詳細は別途掲載)。

今週の水曜日に、今年初めて産業医の先生と面談した。今まで何回か産業医との話しについては掲載して来ているが、この先生はどうも私のSADと言う病気への本質を前から気づかれていた。SADは確かに社会的ストレスが結果体や心に症状として現れるが、もう1つの要因と言うか悪化させている原因がアルコールにあると・・・。何回も指摘を受けて、且つ実際にアルコールをやめた方の例を何回も話してくださったが、なかなか、自分の事の様に感じることは無かった。アルコールをやめると別の世界と言うか、全てが変わると言われてもピンとも来なかったし、自覚症状も無かったのかも知れない。またSADの症状を薬でコントロールできる事がほぼ完全にできるようになっていた為かもしれない。

所が上記の様にイザ、ビール以外つまり主に焼酎だが飲むのをやめてしまうと、確かに違う。変われるような気がするし、またアルコールという欲求と自分の意思との戦いに勝てれば、次のステップにいけそうな気がする。と言う話を先生にすると、過去の例とアルコール依存症の方が飲酒中に倒れて病院に運ばれ、その後一切やめた例を再び出され、私の話について、『それは大きな進歩(前進)です。これをずっと続けてください』という事。それと『勤務条件は「今まで同じ」としておきますが』とたずねられたが、私の方から『もう大丈夫です。』と話すると『それでは、「制限無しの通常勤務とする」にしておきます』となった。

先生からは、『今の状況をずっと続けてください。きっとSADの薬も、場合に寄っては高血圧などの薬も必要なくなるかもしれません。次回また様子を聞かせてください』と言う事で、先生の所を後にした。

おそらく、このアルコールの事がなければ、この一言つまり、『完全復帰(制限なしの通常勤務)』となる言葉を聞く事は無かっただろう。そして私もこの様な変化を感じる事はなかっただろうし、おそらく今週だけで、精神力とSADの不安に対して更なる変化が起きそうな気がしている。

しかし、この話は実はこれで終わりではない。更なる続きが待っていた。


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