社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

iPad狂想曲そして新たな戦いの始まり(日本のメーカーは置き去り?)

2010-06-05 20:44:32 | ITについて

私は、新しい物好きだが、一方で超保守的だ。一見矛盾しているが、これは私的自己満足(プライベートで趣味の最先端領域)と自分を守る場合やあまりインパクトがない場合(自分の仕事分野或いは皆が興味がある事)は分離して考えている。

iPad 簡単に言うと、余り知られていないが超マニアック的で先進的なグッツにはすぐ手を出すと言う事になる。しかし一方でここ一ヶ月余り、マスコミも含めて騒がれており、皆の注目が集まっているAppleのiPadは、欲しいがすぐには手を出さない(出さなかった)。TVもマスコミも含めて騒がれている物を他人に先んじて、取得する事に対しては余り興味がない。つまり有名であればあるほどそれを所持する事(優位性等を誇る事)に対する興味が薄れる。

ここ一ヶ月の書籍、雑誌果ては新聞等に登場するiPadの話題が、余りにも多くて私的には閉口している。ついに奥様が持ち帰った日経ビジネスにも「iPad上陸」の大見出しの特集が掲載されていた。この日経ビジネス以外にも多くの著名な雑誌(週間ダイヤモンド他)が特集を組んでいた。

ここに到っては、流石にマスコミが好きにすればと思った。つまり上記で述べた様にiPadは、私の超保守的領域に入りるグッヅとなった。なんと大先輩までが話題にして私に聞いてくるぐらいだから・・・。最も的外れな質問が多いが・・・。

5月28日の発売以来、会社でも驚く程話題になっている。これはiPhoneやiPod以上の盛り上がだ。ましてやAppleのMacを知らない人達でさえ。つまり既に、その商品を知らない人でも話題性から、興味あるアイテムとなっている事を示している。

ここまでくると、iPadは、自己満足をさせてはくれない(そうは言っても結局買うだろうが・・・)。

一方、4月頭頃、通販サイトから、Apple製品の取り扱いがなくなり始めた。家電量販やネット通販会社が、Appleの意向により、通販をする事ができなくなったらしい(最も最初から、通販でApple製品を扱う契約は日本にはなかった為、お互いにあいまいな中で通販ビジネスを行ってきたらしい)。要は、今までこのグレーな所をiPad発売を機に、明確にしたと言う事らしい。

更に、iTunes(Apple Store)を経由して色々なコンテンツが提供されていたが、このルールがAppleの方で変更され、今まで販売に寄与してきたコンテンツプロバイダーを、ドンドン切っていると言う事らしい。勿論Appleの名前の元に、そのコンテンツが不適切との事らしいが、その許認可の基準は全くない(公表されていないらしい)。

この様な話を聞くと思い出すのは、パソコンの創世記そして、ファミコン任天堂のゲーム機の販売の成功そしてネットワークを介した新しいサービスの提供時、パソコン通信やインターネットの普及、、近い所で言えばdocomoのiモード(auも同じ)、ソニーのプレイステーション等あるが、同じ事を繰り返しているのだろうとツクヅク思う。結果は、何年か後の実績がその答えとなるだろう。
※提供されるソフト(サービス)の品質維持の為に、ある一定の基準を満たさなければ、販売する事ができない制度。任天堂やSONYを含め多くのメーカーやキャリアがこれを使ってきた。

と言う事で、Appleの販売方法やコンテンツ供給方法には課題があるとは思うが、多くの日本人に興味を与えている事は事実だろう。
※今まで利用してきたサプライヤーを、サービスが成功すると見るや切り捨てるやり方。もちろん新しいサービスが成長する時にあまり好ましくない分野のソフトやサービス(アダルト系等)がその起爆剤の1つとなってきた事は疑う余地がない。

iPadの発売前のTV(NHK)の報道で、iPad発売前なのに既に中国でiPadのコピー品が販売されているニュースが放映されていた。マアー確かに知らない人が見たらコピー品と思うかも知れないが、その中身(OS+アプリ等)は全く別物だった。

記事の話題性をPRする為に、NHKですら、中国がコピー天国で、今でも著作権の認識がない国だという事を利用しながら、iPadの話題性も利用して放映したと私的には解釈している。これはコピー品でも何でもない製品だ。NHKや民放大手の方はこのコピーもどき製品の報道で何を言いたかったのかがわからない。コピーでもない製品に対して・・・。余りにも無知なのか、それともそれを知った上であえて放映しているのか?この辺は私では理解不能だ。

しかし、NHKでさえこれをコピー製品と報道するものだから、これを見た会社の同僚(もちろんiPadやそのコピー品も含めて中身を全く知らない方)が、これをiPadのコピーと信じ、中国に出張に行く社員に、このコピー品の入手を依頼していた。おそるべし。これを普通の日本方が買ってどうするのだろうか?

なんとも罪作りなNHKだ。報道の中に出てくる中国人は、確か一回もiPadのコピーとは言ってなかったと思ったが・・・。

さてここまで聞くと、この中国のコピー製品を調べたくなり調べた。しかし、詳細は不明だ。おおよそ以下のようだ。

  1. 複数の製品が販売されている。(約1万円弱と約3千円)
  2. 名称は、aPad、iPed、iRoboto等、何とも紛らわしい。iRobotoの名称から何となく、製品の持つイメージは理解してもらえるのではないか?
  3. ハードは殆どコピーして製作されているが、おそらく重さや細かい所に、問題があるだろう。もちろん電池の持ちも・・・。
  4. システムの概要を簡単に述べるとハードはiPadを似せて作り、OSはAndroidかWindows系と言うのが簡単な説明となろう。

そう、docomoが4月にiPhone対抗として発売を開始して、話題になったソニーエリクソンのスマートフォーン「xperia」とiPadの関係を思い浮かべればなんとなくわかるだろうか?docomoやソニーエリクソンは「xperia」をiPhoneのコピーとは一言も言っていない。

こうなってくると、以前iPadの様な瞬間起動の簡単インターネットマシン(家電)が普及するとネットブックの市場を完全に食ってしまい、ネットブックが生き残らないだろうと予測したが、そうなると、このネットブックの先駆者の動向が気になった。

案の定、このネットブックと言えば、ASUS、ACERとMSI(DellやHP等の米国大手は除く)がすぐ浮かぶが、予想通りの読みとなりそうだ。

ASUSがこの7月~8月に「Eee Pad」を発売する。そしてMSIもASUSと同様に同じ様な商品を発売する予定だ。更にDellやSONY、シャープ、東芝も・・・。

おそらく、iPadの販売が展示会等で予測された時に、上記にあげたメーカーは既にこのiPad対抗を考えたはずである。大半の日本のPCメーカーやキャリアは、iPhone対抗に目が奪われたのかも知れない。

今度はiPoneやiPod touchより、はるかに大きい市場を巡って、残念ながら殆ど日本の企業が下請け的に参加せざるを得ない形で、新しい競争が始まろうとしている。もう既に始まったが・・・。アップル陣営ととグーグル陣営の戦いが・・・。これにMSも加わりながら・・・。

もうOSは関係ないと言いたいが、やはりOSを巡る戦いとなるのだろう。
※私的主観で言わせて貰えば、OSの存在を大きくしたのはMSだが、OSの存在を無くそうとしたのがグーグル。
アップルはOSやハードを分ける事に重要性を見出していなかった。

結果、MSがこの新しい市場(この市場はやがて、MSのPC市場を危うくさせる危険性を十分含んでいる)では、はるかに前から先行しておきながら、はるか後発のアップルとグーグルに抜かれてしまった。結果この抜いた両者の使用しているOSはどちらも、Unix系と言うはるか昔の枯れたOSと言う落ちと言うか皮肉と言うか何とも言えない。そうMSのWindows(特にNTから始まるサーバー)はこのUnixを駆逐して来たはずなのに・・・。

最初に戻るが、iPadは既に多くの人が知る所となったが、今度ASUSが発売するEee Pad等は恐らく、大半の方は見向きもしないだろう。そうこれこそが、私の興味の対象となる。最もこの分野が二つだけなら、グーグル陣営もアップルと同様にその内、認知されるのだろうか???


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