社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

オープンソースのCMSからMicrosoft Sharepointにたどり着きそうだ(2)

2011-02-22 07:18:47 | ITについて

オープンソースのCMSからMicrosoft Sharepointにたどり着きそうだ(1)の続きだ。前回、なぜMicrosoftのSharepointは日本では知られていなかったのか?と疑問に思った。これは、実はよく分からない。知られていたのかも知れないし、そうではなかったのかも知れない。

しかし、クラウドWatch驚異的な伸びを示すSharePoint Server 2007-その理想と現実を見る【前編】を見ると少なくとも、私が知らなかっただけとしか言いようがない。IDC Japanの国内コラボレーティブアプリケーション市場調査でも、「2006年の国内コラボレーティブアプリケーション市場規模は、前年比12.9%増の525億円となりましたとの事なのでかなり大きな市場があったのは確かだ。

しかし現実に社内(親会社)で、この製品を聞いた事が無かったし、その道の専門家でも知らなかった。もちろんITベンダーでも。今回の話(技術部の業務改善計画(PDMやBOMの概念を教えても理解できない?))が無ければ、私が知る事はなかったかも知れない。グループウェアとCMSのどちらでもあり、どちらでもないものがこのSharepointと言う製品だ。

その機能の紹介として6つの役割が紹介されている

  • コラボレーションチームワークでの情報共有と共同作業)
  • ポータルサイト (ビジネス情報への簡便なアクセス)
  • エンタープライズ検索
  • エンタープライズコンテンツ管理(コンテンツのセキュリティとコンプライアンス)
  • ビジネスプロセスとフォーム
  • ビジネスインテリジェンス

上記の赤で強調した機能が、私が欲しかった物だ。そして企業でドキュメントと言うと最もベースとなる資料がMicrosoft Excelとなる。この親和性は他社のソフトが対抗するのは困難な状況となる。つまり、この製品があった為に、Microsoft EXCELやACCESSのデータを簡単にWeb化する製品の数が少なかった意味が理解できる気がする。そうこの製品があれば同じような製品の市場性は限りなく少ない。

アメリカでも日本でも余り知られず、且つネットで騒がれずにSharepointの導入が急激に進んでいたとするとそれは、安価でインストールや運用が簡単と言う事の裏返しで、これが逆に米国での問題となっている用だが、それだけ使いやすいと言う事にもなる。

なぜネットで騒がれず、この製品が使われているのか?本当にそうなのかは分からないが、それの理由は、よくも悪くもMicrosoftのOSに依存する事だと考える。
企業内でファイルサーバーと言うと、おそらくWindowsサーバーを導入している企業が多いと考えられる。当社(親会社)も含めて、そうだ。フリーだからと言って、Linuxを導入する事はない。つまり社内のイントラネットの大部分はWindowsサーバーと言う事になる。

企業のイントラネットで且つ部門毎に管理する場合には、専任のIT技術者がいない事が最大の原因だ。そしてイントラネットでのコンテンツ管理は、専門の人間が行っていては、効率や効果が期待できないし、担当者も選任ではたまらないし、手間も掛けたくない。デザインも凝る必要もない。箱が用意され直ぐ運用ができればそれで良い。

つまり知らない所で安価にトライアルでき、効果がでれば、それで良いとなる。そう言う意味でこのSharepointは、企業内のイントラ構築に大変適している。

Sharepoint 2007の発売の年と言うと、ISO9000や内部統制(J-SOX法)そして個人情報管理への対応が要求された時でもある。そしてある程度社内でのイントラネット活用を企業でも理解できており、効率的な活用と言う意味でのツールとして、このMicrosoftのSharepointと言う製品は最適な気がする。

前回でも掲載したが、私の求めるのも、CMSではない。イントラの効率的な活用とセキュリティだ。サイボーズのようなグループウェアでもない。

そして、クラウドWatch驚異的な伸びを示すSharePoint Server 2007-その理想と現実を見る【前編】にその答えがあった。本来の技術部の業務改善計画(PDMやBOMの概念を教えても理解できない?)はどうなるか分からないが、情報管理と言う面からこのソフトの導入を進める予定だ。今年度中に。

所詮私一人の能力では限りがある。それを再度自覚する事になった。IT業界の奥は相変わらず無限だ。極める事等できない。そして変化が激しい。

しかしこのMicrosoftのSharepointを使ったコンサルティングとシステム構築は絶対ビジネスになると思う。特に中企業ターゲットでは。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿