仕事力をアップする I T講座

『 中小企業 しが 』 に連載中コラム 「 仕事力をアップするIT 」の追加・拡大版です

Gmailを使う -いつでも、どこでもメールができる-

2011年04月26日 | 日記

【中小企業しが 2011年4月号 掲載文】

 パソコンが低価格化してきたこともあり、自宅ではデスクトップ、外出先ではノートといったように、2台以上のパソコンを使われている方も少なくないでしょう。最近では、スマートフォンがその中に加わろうとしています。

複数台のパソコンを使っている場合、メールの送受信に困ることがあります。例えば、パソコン(A)でメールを送受信すると、その記録はパソコン(A)の中に残るため、別のパソコン(B)で見ることはできません。逆に、パソコン(B)でメールを送受信すると、今度はパソコン(A)で見ることができません。

これを解決するのが「ウェブメール」です。例えば、Googleによって提供されている「Gmail(ジーメール)」がウェブメールとしては有名です。Googleに必要事項を登録すると、オリジナルのメールアドレスが発行されます。ブラウザからGmail用のページにアクセスし、そこでIDとパスワードを入力すると、自分専用のページが表示されます。そのページ(Googleのページ)でメールの送受信ができるのです。しかも使用料は無料です。

使い勝手は従来のメールソフト(例えば、Windowsの場合ですとOutlookなど)と似ていますが、大きく異なる点があります。それは、送受信したメールがパソコンの中に取り込まれるのではなく、Googleのサーバーの中に蓄積される点です。自分メールの記録が、インターネット上に残されているのです。もちろん、IDとパスワードがなければ他人が見ることはできません。

これによって、外出先などのパソコンからでもGoogleのページにアクセスするだけで、いつでもメールの送受信が可能となります。もちろん、過去の記録はすべて自分専用のページ内に保存されていますから、どのパソコンで開いたとしてもメールの内容は同じです。スマートフォンでも使うことができます。

これで、複数台のパソコンを使用していても、同じメールの送受信が行えるようになるのです。これからスマートフォンを持ちたいと考えている方にとっても、大変便利なサービスでしょう。Googleでは、メール以外にスケジュール管理など、さまざまなサービスが無料!で提供されています。これを機会に試しに使ってみてはいかがでしょうか?


【中小企業しが 2011年4月号 ブログ追加版】

今回は、Gmailを取り上げました。百聞は一見に如かずですから、まずは登録して使用感を確かめてみましょう。ネット上には、Gmailの登録方法について丁寧に説明されている方が多数いらっしゃいます。本当にありがたいですね。

Gmail 使い方解説一覧 - できるネット+(できるネットプラス)

Gmail入門編 Gmailアカウント取得方法(Youtubeの動画)

Gmailの特徴のひとつは、インターネット上にデータを置いておくことで、メールデータを一元的に管理できるところです。このシステムは特に新しいものではなく、マイクロソフトが運営しているHotmailなどは、かなり早い時期からサービスを無料で提供しています。また、Yahoo!をはじめとする、さまざまなITサービス事業者によっても同様のサービスが提供されています。ここで、Gmailを取り上げた理由を述べておきたいと思います。

1)Googleが提供するサービスが多様である
Googleでは、Gmail以外に、Googleカレンダー、ToDoリストをはじめとして、仕事力をアップする上で有益なサービスが数多く提供されています。しかも、すべて無料です! 筆者もそのサービスを毎日活用しています。

2)マニュアル類が充実している
多くの人に支持されているITサービスは、書籍でもネットでも、そのサービスについての使用方法・評価等の情報が充実しています。例えば、「Gmail 使い方」とGoogleで検索してみてください。登録方法はもとより、使い方を丁寧に説明しているサイトを多数発見することができるでしょう。もちろん、解説書も数多く出版されています。

3)スマートフォンとの連動
スマートフォンを使い始めると、メールやスケジュール管理を行いたくなります。そのようなとき、GmailやGoogleカレンダーであれば、データを一元的に管理できますから、スマートフォンでスケジュールを追加修正することができます。他のパソコンでGoogleカレンダーを開くと、スマートフォンで追加修正された内容が反映されています。

筆者は、androidのスマートフォンを使用していますが、Googleとの連動性が高く、設定が大変簡単でした。

エヌ・エフェクト 名渕浩史

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編集の際に行き違いがあり、『中小企業 しが 4月号』に掲載されている概念図を書き換えて再掲載しました。