紫風庵雑記

身近な自然の四季の変化,家庭菜園の様子など、お知らせします。、

雪の日の訪問者

2012年01月31日 09時42分10秒 | 日記

 

 雪の積もった朝は、紫風庵の庭の訪問者を知るよいきかいだ。地面に足跡を残さない動物も、雪の上にくっきりと歩き回った足跡をのこしてくれる。足跡を見ると、今年も元気でいることがわかり、なつかしくなる。共存を心がけているせいか、雑木林のなかに家を建て住み着いても、先住者が逃げずにいる。
 
狐と野ウサギは紫風庵のそばまで来る。狐の姿を見たことはないが、雪のうえの足跡で、近くに住んでいることがわかる。
 
野ウサギは、居間のガラス戸越しによく見えるところを行き来している。その時間が短いので、行動の目的がよくわからない。冬に餌が少ないためか、ビワ、ウメ、サクラなどの苗木をかじられ、こまっている。春ランの葉もかじられているが、餌にしているのだろう。 毛皮の色は夏冬ともに茶色で、冬毛の色は変化しない。雪のある期間が短いので、冬に白く変化させるよりも、保護色になっているようだ。
 狐の足跡は、写真のように一列に並んでいる。   

   
キツネの足跡

 

 

 


 野ウサギの足跡は、2個横に並んでいるのが後足で、縦に並んでいるのが前足の足跡だ。


   野ウサギの足跡





 残雪の上に、薄く新雪が積もったため、野ウサギの前足の指の跡が見られた(拡大写真)。

   
   野ウサギの足跡(拡大)

 

 

 
  狐の足跡の上に雪が積もってソフトな形に、野ウサギの足跡は雪がやんでからついて、くっきりしている。これで、狐と野ウサギの訪問時間がちがい、野ウサギは、天敵の狐と出会うことはなかったらしい。
 今年は、猟銃を持った天敵の足跡が見つからない。放射能が怖く休猟らしい。紫風庵の庭は、今年は平和だ。来年も、その先もながく平和であってほしい。


1月の星空

2012年01月19日 10時00分20秒 | 日記

  オリオン座のM42付近の写真です。オリオン座は、これからの時期に見やすい星座です。
 カメラのファインダーでピント合わせをして、風景写真を写すように気楽に撮ったものです。原画を、320x240ピクセルに縮小して掲載しています。参考まで、使用した機器を紹介します。
   カメラ・・・FinePixS3pro
      望遠鏡・・・FSQ-106ED(BRC-250を同架)
      赤道儀・・・EM-500 Temma2


            露出時間30秒 

 

 

 角田市に移住したもうひとつの目的は、星空を楽しむことです。前に住んでいた町は、光害で星空は無いに等しい状態です。空気中のホコリが光を反射するために、夜空が明るくなり、星が見えにくくなるようです。ここ(紫風庵天文台)から、隣町の光が雲に反射するのが見えるが、晴れていれば、空気が澄んでいるので、星が見えにくくなることはないようです。
 ごらんのように、星空の写真は、ここの掲載にはむいていないようです。原画を、パソコンの画面いっぱいに拡大すれば、それなりに楽しめそうですが、いろいろと改善する必要がありそうです。


閑話「季節の指標」

2012年01月11日 14時14分03秒 | 日記

  桜(染井吉野?)は、最高気温の21日からの総和が600℃になると開花するそうです。そこで、庭で最も早く咲く河津桜を、20112月から観察を開始しました。観察の結果、総和が600℃になった日に、3輪開花しまた。できすぎた話ですが、ほんとうのことでびっくりしています。
 開花日の前後一ヶ月間、合わせて約二ヶ月間の最高と最低の気温のグラフを描いてみました。縦軸の系列1が最低気温、系列2が最高気温、横軸が日にちで、下図がその結果です。
 

 

 グラフの横軸の中央が開花日です。説明が不要なほど、劇的な気温の変化がみられます。開花日の前後一ヶ月間、合わせて60日間を調べると、開花日の前は、最低気温は全て6℃以下で0℃以下の日もあります。開花後は6℃以上の日が多く0℃以下の日が無くなっています。
「桜の花の咲くころに、種をまきます。」のような話をよく聞くが、桜の開花は、季節変化の指標になりそうです。

 グラフの横軸に、日付を記入していないのは、今年の開花日の予測を楽しんでもらうためです。最高気温の21日からの総和を、適宜お知らせします。故郷の静岡県河津町では、2月下旬に満開になるそうですが、角田市(紫風庵 海抜 185m 簡易GPS計測器による)ではそれよりも非常に遅くなります。

    2012年1月10日の河津桜


 河津桜は、まだ枯れ木のような状態です。