既に竹上区民会館での展示があったのですが、その期間は行く時間が取れず、今日ようやく出かけることができました。
人と人が繋がる？
そう、この写真展、地域の方が見て「おおっこれは隣のクラスの写真だ。担任はK先生だった。この一番前の席の子はMだ。」なんて声がかかると、竹村文化振興会の方がそれを聞き逃さず、付箋に書き込んで貼り付けるのです。私が出かけたのは展示が始まって30分ほど経ったときだったのですが、数名の方があれこれと話をしていて、気づいたら昭和30年代の盆踊りの記念写真は人物名の付箋で写真が見えないほどになっていました。
嬉しいことにこういうところに出かけていくと、必ず枝下用水の新旧役員さんに会うことが多く、それは「『枝下用水日記』をいつもありがとう」と言ってくださることでわかります。『枝下用水日記』が私たちの活動の重要なツールになっていることに気付かされるときでもあります。
地元をかつて流れていた竹陽用水を開削している昭和初期のものや、戦後すぐ動力脱穀機が入った時の稲刈り風景、そうした私たちにとっても貴重な幾つかの写真を見つけることができたことも嬉しかったのですが、写真に添えられた解説文を読んでいて、竹村への愛がひしひしと感じられたことも大きな収穫でした。
例えば竹村小学校の正門の写真の解説にはこんなことが書かれていました。
これは私達にはとてもかけない解説文です。
実は私は主催の竹村文化振興会の一員でもあるのですが、会のみなさんが地元竹村にこだわって活動する意味がわかったような気がしました。
写真を通して「人と人が繋がる」、そこに来た方たちが写真を見て生き生きと語る姿に、私たちもこれから枝下川神社祭祀のときに、写真を飾ってみるのも良いなと思いました。
竹村文化振興会ではこの後も周辺地域で開催を予定しています。ぜひこんな取り組みをご覧になって、ご自身の地域でも実践されたら面白いのではないでしょうか？
