この狸山用水は、狸山と呼ばれていた集落まではひと山あり高台であったため枝下用水が来なかったという水に苦労をした地域であり、そのために補助用水として田んぼの落とし水を利用して、昭和4（1929）年につくられた用水です。
今回は竜神交流館をスタート、ゴールを第4若林会館とし約6キロ歩きました。今は区画整理で住宅街になっていて、用水の姿は下流でしか見ることができませんが、狸山用水をつくった竹陽耕地整理組合事務所の当時の場所や、水をポンプアップした揚水機の跡地を地図で確認しながら用水路跡を辿っていきました。
狸が出るから狸山というほどの丘陵地帯で、先人の人々は開墾に非常に苦労した地域だという話を語り継いでくことは大切だと感じました。
