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日本総研 コラム「研究員のココロ」:企業のコア・コンピタンスとしての「経営戦略力」を考える <第1回>

 戦略を「策定しっぱなし」にしてしまう企業は非常に多い。それだけではなく、策定された戦略を「実行しっぱなし」という状況に陥っている企業もまた非常に多いのである。戦略を「策定し、実行しているだけ」で果たして十分なのだろうか。戦略の「(実行した後の)結果を評価し、必要に応じて修正する」プロセスが機能していないことこそが大きな問題なのである。
 戦略が意図された方向に適切に実行されているのか否か、どこまで進捗しているのかを検証せずに「戦略の実行力を高めろ」とトップマネジメントが大きな声で指示をしても、所期の成果を上げることは難しい。戦略の成否は、マネジメント・サイクル(PDCAサイクル)全体を通じて評価されるべきである。コンサルティングの現場における筆者の経験から、「経営戦略力」のある企業は、基本的なPDCAサイクルを回すという「当たり前のことを当たり前にできる組織能力」が高いのだと考えている。企業にとって「経営戦略力」がコア・コンピタンスと成り得るのは、そうした理由による。




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