’９８ エリザベス女王杯 ～ 優勝：メジロドーベル ＆ ２着：ランフォザドリーム

この年のエリザベス女王杯は３世代のオークス馬が参戦し、最強牝馬決定戦の名に相応しいものだった。
が、人気は牝馬にして前年の年度代表馬 エアグルーヴ の人気が抜けていた。
それに続くのは エアグルーヴ の１歳下のオークス馬 メジロドーベル 。
３番人気はこの年のオークス馬 エリモエクセル だったが、
吾輩はこの年ＧⅢを２勝している ランフォザドリーム が３番手と内心思っていた。
とはいっても、吾輩の中でも エアグルーヴ と メジロドーベル からは離れた３番手評価。
当時の馬券の種類、３連複もワイドも無い時代。
ここは見るレースとするのが妥当と思っていた。

しかし、レース当週のスポーツ紙競馬欄に各陣営のコメントが出ると馬券を買う気が沸いてきた。
エアグルーヴ を管理する伊藤雄二調教師のコメント。

「大目標は次走のＪＣ、ここは８分の仕上げ」

それに加え、主戦の武豊騎手が騎乗停止で横山典騎手への手代わり。
競馬はナニが起こるかわからないという事を２週前に思い知らされたばかりというのも大きかった。


馬券は 最内メジロドーベル と 大外ランフォザドリーム の馬連を少しだけ買ってみた。
自信は無かった。。。　ランフォザドリーム 来ればいいなぁ程度の気持ち。。。

レースは錦糸町ウインズ近くの喫茶店で観た。
東京メインの根岸ステークス、買っていなかったが予想は当たっていた。
エリザベス女王杯を前に、ちょっと嫌な感じ。。。
間もなく関西ＧＩのファンファーレが店内に流れる。
ゲートが開いて気になるのは メジロドーベル の折り合い。　案の定、引っ掛かった。
それとは対照的に ランフォザドリーム は気分良く２番手。
４角の手応えで ランフォザドリーム あるぞ という雰囲気。

あとは人気２頭のポジションやいかに
エアグルーヴ 横山典騎手は包まれるのを嫌ってか外を回る。
メジロドーベル 吉田豊騎手は内の狭いところへ馬を導き末脚を爆発させた

先頭 ランフォザドリーム に襲い掛かるオークス馬２騎。
吾輩は喫茶店内で 「そのまま～ 」と叫んでいた
メジロドーベル は突き抜け、 ランフォザドリーム は エアグルーヴ の猛追を凌いだ。

自信は無いけど、きて欲しいなぁ～ぐらいの気持ちで買った馬券が当たった。


今年も無敗の３歳２冠馬 カワカミプリンセス ＧＩ３勝のディフェンディングチャンピオン５歳 スイープトウショウ の一騎打ちムード。
間に割って入る馬は、はたして？