Dog's

動物看護師の思う事
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2010年の抱負?

2010年01月11日 | 日記
迎春

新しい年がスタートして10日が過ぎました。

相変わらず更新できないブログでスイマセン

12月中旬から現在まで、重篤な患者様が続いている為

なかなか休む時間がありません。

真冬は、高齢犬さんや、持病の犬さん、生まれたばかりの子犬ちゃんにとって悪魔の季節です。

ガクッといってしまいますので、気が気ではありません。

皆様も無理をさせないよう注意してくださいね。


今年の抱負。。。

う~ん、ブログをもっと更新したいのですが、、、

現在も、ボランティア団体さんが収容センターから連れてきた生後3週間の子犬ちゃんが

感染症で虫の息になってしまった為、入院して看病していますので、

なかなか難しい気がしますが

努力したいと思っています。

2010年、たくさんの子供達と動物達が幸せになりますように

忙しい「師走」です!

2009年12月12日 | 日記
皆様、大変ご無沙汰しております。

KOKO家では自宅のPC壊れちゃったり、固定電話も故障したりで大変でした。

里親さんのお問い合わせや、クリスマス

年末年始の準備など、一番通信機能が必要な時に使えなくて

ホント、電化製品は面倒くさい


看護師KOKOも、一応、主婦なので

お世話になった方へのご挨拶など、12月は忙しいです

そうそう、このブログでも、ご紹介した保護ペキニーズのバンバンが、

今日、新しい家族の下に巣立ちました

保護してから10ヶ月、長かった。。。

でも、あきらめずに探した甲斐がありました

バンバンは素敵なクリスマスお正月wp迎えられる事でしょう。

さて、今日のお話は、この時期に多い「ペットホテル」です。

ご家族で旅行に行かれる方も多いと思います。

ワンちゃんと一緒に泊まれる宿も増えて置いていく心配もなくなりましたが、

もし、「預けて」出かける予定なら、普段から診て下さっている動物病院がお奨めです

やはり医療体制が整っていますから、留守中に体調を崩した時は安心です。

一般のショップさんにお願いする時は、

責任者の経験レベルや、預かり中のスケジュールなどを詳細に確認しましょう。

そして、鑑札&迷子札の付いた首輪を、きっちり付けて預けて下さい。

ホテル中に脱走して行方不明

ホテル中に急変して死亡

ホテル中に運動場で遊ばせて他の犬に咬まれた

夏場、熱中症にさせて死んでしまった

など、実際に起こっている話です。

ドックランが併設されているとか、豪華な個室やお料理などよりも

経験のあるプロなのか?を重視して預けて下さいね。

楽しいクリスマスをお過ごし下さい。

寒くなってきました

2009年11月04日 | 日記
寒くなってきましたね。

北海道は納得ですが、長野県や新潟でも初雪が降ったそうです

急激な気温の低下に伴い、KOKO家のワン達も下痢や嘔吐をする子が出ました。

それは患者さんも同じで、このところ急な下痢や嘔吐で来院される方が多いです

前触れもなく激しい嘔吐を繰り返したり、噴出すような水下痢、

あっという間に血便に進行し、飼い主さんは慌てて病院に連れてきます

このような症状で慌てるのは「パルボウィルス感染」ですが、

毎年きちんと混合ワクチンを接種している子は、簡単に感染したりしませんが、

たとえウィルス感染をして発症してしまっても、症状は軽いので心配いりません。

しかし、ワクチンを怠っていたり、1~2年あいだが空いてしまっている子は危険です。

また、混合ワクチンを接種していても、不特定多数の犬が集まる

ドックショーや、ドックフェスティバル、ドックスポーツなど、ワンコのイベントに行った後の発症や

ドックランに通っている子は、念の為、気をつけましょう。

人間でも、気温が低くなり、湿度が低下するとインフルエンザウィルスが活発になり、感染・発症が拡大します

今年、世界中で問題になっている新型インフルエンザは、暑さや湿度に関係なく

日本でも1年中発症していましたので、例外のようですけど。。。

さて、秋だけではなく、春など季節の変わり目に多く発症する

急激で連続する下痢嘔吐は、急性胃腸炎、もしくは急性大腸炎と診断される事が多いです。

血便も、酷くなると鮮血になって「便」というより下血になります。

1日に頻繁に繰り返す下痢や嘔吐や、血便になってしまった場合は急いで病院へ

病院へ行って、止血剤、胃腸の動きを止める薬剤、抗生剤の注射をすると、

2~3日で治りますが、子犬や老犬、または嘔吐、下痢だけでも複数回の場合は

入院して血管内からの24時間点滴を受けられたほうが安全です

さほど激しくなくても嘔吐がある場合は、口からの水分補給を避けたいので

外来で皮下点滴をして頂くと良いでしょう

KOKO家のシュナウザー(6歳の♂)は嘔吐のみだったので絶食をして注射をし

夕方、症状が治まったので、夜からは飲み薬で回復しましたが

もう1頭のシュナウザー(7歳・♂)は激しい下痢と嘔吐を数分間隔で繰り返し

血便から鮮血の下血にまで悪化し、点滴をして入院させました。

3日目の今朝は元気に吠えて

「帰りたいゼーッ  」

と要求していますので、お昼には帰宅させないと、

他の入院患者さんにご迷惑です 

ワンちゃんは犬種によっても、寒さに弱い子がいますし、

子犬や老犬は、こういう時期にガクッと倒れますので

皆さん、温度管理と食事管理には充分注意してあげて下さい 


台風@テンカン発作に注意!!

2009年10月07日 | 日記
大型で猛烈に強い台風が接近していますね

今回の台風は上陸の恐れもあるとか。。。

こんな時、暴風雨に備えて気をつけなくてはいけない事がたくさんありますが、

癲癇をもっている子や、水頭症の子などは発作に注意してください。

このところ、近付く台風の影響や秋雨前線の影響で、ドンヨリとした日が続いていますから、

すでに発作を起こしている子もいると思います。

気圧の変化は発作を誘発しますので、お薬を常用している子は少し多めに投与するとか、

発作を警戒した態勢をとっておく事をお勧めします。

KOKOも、癲癇持ちの子を2頭と13年間生活しました。

突然の発作にも驚きますが、何より、苦しむ姿は見るに耐えませんよね

天気予報で気圧の変化や雲の流れを見る習慣をつけ、あらかじめ「発作予報」をしておくと

いざと言う時に慌てませんし、留守をしてしまって、発作中に孤独にさせる事もありませんよ

癲癇発作は、不安やストレスも引き金になりますので 

飼い主さんはワンちゃんを不安にさせないよう、是非、試してみて下さい 

癲癇は残念ながら治す事はできませんが、発作を回避する方法はいろいろあります。

頑張って上手に対処して下さい 




行楽の季節になりました

2009年09月27日 | 日記
ワンちゃんとのお出掛けも安心できる季節になりましたね

秋は動物のイベントも多い季節です。

是非、御家族&ワンちゃんで行ってみましょう

お奨めとしては。。。

元気一杯!動くの大好きっと言う方には

アジリティー(障害物競走)や、フライディスク(フリスビー)などの大会がお奨めです

見事に制覇する子もいれば、失敗してしまう子もいて微笑ましい光景です。

「うちの子もやってみようかしら?」

「どうやったら、あんなに指示をきくのかしら?」

などなど、自分の普段の生活と、自分のワンコとの関係に刺激を受ける事もあるかも?


綺麗なワンコが大好きという方や、

トリミング、ブリーディング、新しい子犬探しに興味がある方はドックショー(展覧会)がお奨めです。

犬種には、それぞれスタンダードといって「本来あるべき姿」好ましいとされる基準があります。

ドックショーに出てくる犬達は専門ブリーダーさんが厳選した子達が

ブリーダーさん本人、または新しいオーナーさんからエントリーされています。

日本ではペットに対する規制が甘く、昨今、スタンダードが著しく崩れています。

姿形の問題ではなく、病気の原因や固体の弱さにつながる流れで、好ましくありません。

「特別な犬」を見るのではなく「本来の姿」を知っておくのは悪い事ではありません。

また新しく子犬を迎える場合、大人になった姿を実際に確認し、その生産者さんと交渉するのが理想的です。

どんな環境で、どんな人が、どんな考えの下に作っているのか?

生命を売り買いするのは両者の責任ですから、迎える側も考えを変えなくてはいけません。

生き物をウインドーショッピングする時代は終わりにしましょう

自分の周りで見かけるいつものワンコも朗らかで可愛いですが、

別世界で楽しんでいる子を知っておくのも悪くありませんよ

ただし、会場でのマナーは守って下さいね。

自分のワンコを同行させるのなら、排泄の後始末や、リードの装着

一番やってはいけないのが、許可無く「エントリー犬」に触ったり、

近付いたり、写真を撮る事です

当たり前ですが、協議中や審査中はギャラリーは静かにしていなくてはいけません。

自分のワンコがエントリーしている子に向かってギャンギャン吠えるなんて最悪ですよぉ

ソノ日のためにトレーニングして、体調も調整し、がんばっているのです。

お金も掛かってます邪魔をしないようマナーを守って見学しましょう。

各大会は毎週末、全国どこかしらでやってます。

詳細はネットでも調べられるので、近場で開催されるようなら足を運んで見ましょう