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鎌倉薪能

2008年12月12日 | review
『鎌倉薪能』


当地目的である『鎌倉薪能』です。50回記念となります。台東薪能、日光薪能よ
り歴史があるようです。
台東薪能
日光薪能

>これで台東薪能に続き日光薪能の屋内での開催となり、ここまでで0勝2敗です。
>
快晴でしたので今年初の屋外での薪能となりました。これで1勝2敗です。



↑鎌倉薪能・鎌倉宮

開催場所は、例年通りの鎌倉宮。大塔宮(おおとうのみや)とも。建武の新政の
立役者のひとりである『護良親王』を祭っています。10月上旬とはいえ、夕暮れ
どきからだんだんと寒さが訪れていました。


『鎌倉薪能』
・祝詞
・衆徒法螺
・火入れ式
・瞼儀
①能・羽衣(金剛流)
・神酒賜わりの儀
②狂言・地蔵舞(大蔵流)
③能・土蜘蛛(金春流)


ここ鎌倉宮の宮司による祝詞に始まり、法螺による僧兵の入場と火入れにより神事
が厳かに進められていきました。2日間の鎌倉薪能なのですが両日程とも同じ演目
が行われたようです。


①能・羽衣(金剛流)
松の木に美しい衣が掛かっていたので漁師が持って帰ろうとすると。一人の女が現
れてその衣は天人の羽衣だから返してほしいと頼みます。(中略)天人は衣が無く
ては天上に帰れないと嘆き悲しむので漁師も天人の舞楽を見せてもらうことを条件
に衣を返し、天人は天上界に伝わる舞楽を舞いながら天高く上っていきます。


②狂言・地蔵舞(大蔵流)
旅の僧が日が暮れたので近くの家に一夜の宿を願いますが、主人に旅人を泊めるこ
とを禁じられていると断られます。そこで一計を案じた僧は、それならば笠だけで
も預かってほしいと頼み、主人も笠だけならばと預かります。ところが主人が気が
付くといつのまにか座敷の中に僧が笠を被って座っているのです。僧は預かった笠
に宿を借りているのだからと構わないとすましています。(中略)
旅僧の機知を描いた演目ですが、笠からはみ出ないように縮こまった姿からお地蔵
様を連想し、地蔵菩薩の徳を述べる地蔵舞を楽しく舞います。


③能・土蜘蛛(金春流)
病床に伏す源頼光のもとに典薬頭の薬を持って訪れますが、いつのまにか不思議な
僧が現れ、(中略)土蜘蛛の本性を現して糸を吐きかけます。頼光は枕元の蜘切丸
で斬りつけますが、僧はそのまま姿を消します。(中略)物音で駆けつけた家来が
血の跡をだどって古塚にたどりつき抵抗する土蜘蛛の精を退治します。

※鎌倉薪能パンフレットより

③の演目での蜘蛛の吐き出した糸が舞台を白く染めていった様子が心に残っていま
す。隣の席の和服姿の女性に心引かれつつ、この時間と空間を楽しめた鎌倉薪能となり
ました。



↑薪能舞台


↑焚き火


本『鎌倉薪能』を以って2008年薪能の締めくくりです。最後に屋外で鑑賞出来満足
しております。


『らーめんHANABI』



↑らーめんHANABI入口

鶴岡八幡宮から長谷寺近くのコインパーキングの愛車に帰る途中で見つけた拉麺屋
さんです。鎌倉にもあるんですね。


↑めにゅー


↑コクうましょうゆらーめん¥650+大盛り¥100+味玉¥100

コクうましょうゆらーめん
・コクがある鶏と豚を長時間煮込んだスープ
・自家製ストレート麺
・豚バラ肉のチャーシュー
・味わいのあるメンマ、小松菜などの具材

古都鎌倉で美味しい一杯に出会えた瞬間となりました。後日調べてみたら雑誌など
で紹介されているお店なんですね。納得です。史跡の前後を拉麺で挟んでしまった
一日となりました。


皆さんは薪能御覧後のらーめんはいかがですか。



gaku