日記にも書きましたが

下はタイに住んでいる先生仲間の方からのメールです
いつも、タイ事情についてメールいただいていますが
今回の津波以降連絡が取れず心配しておりましたが・・
その点では無事でほっとしておりますが
皆さんに読んでいただきたいと思いました


・・・・・・・・・・・・

お久し振りのメールですがお元気でいらっしゃいますか。本当なら最近の近況を知ら
せて楽しい初メールにしたいところですが。最近の天災続きでこちらでも連日大変で
す。
私のいる中央部ではテレビさえ見なければいつもと変わりない日常で、年越しも全く
同じように過ごしました。タイ人も今では津波という単語と意味を覚えて、スシ、サ
シミと同じくらい認知度の高い単語となりました、いやそれ以上かもしれないです。
小さな子供すらその単語の意味知ってますから。

そうタイではそちらの報道でももう知ってるかと思いますが、津波のことを知ってい
た人は皆無に等しかったのです。地震というのも余りピンとこないらしく（北部や
ミャンマー・ラオスでは地震はあるのですけどね）それの延長上の津波なんて知りう
る事なんて出来なかったのですよね。私も相方に海の近くで地震起きたら海の近くに
いたら危ないの知らなかったの？と聞いたらだってタイ語じゃ津波という単語ないも
んというステキなお答えが返って来ました。
本当かと思い日タイ辞書の津波の項目には、タイ語の単語の変わりに説明書きがして
ありました。今ではタイ人はツナミと言えばなんのことかすぐ分かるようになりまし
た。

なんでもタイでも一応、日本と同じような気象庁と同じ組織はあるにはあるのです
が、なんていってもこんなお国なもんで（お天気の変化があまりない国で天気とかに
は全く関心のない方が多い）地震もなけりゃ台風も南部にたまにあるくらいで、穏や
かなもんで余り役に？たってない感じでした。しかし何年か前にプーケットとかに近
いうちに地震が起きたらここは大変危険な地帯になると警告した学者の先生がいたそ
うなんですよね。その方は役所の上の方にも警告したそうですが、そんな事当時の南
部にしてみたら余計なお世話だったらしく、観光地にそんな不穏なウワサが流れたら
よろしくないという理由で左遷したらしいのですよね。しかしこんな事態になってし
まい今じゃそのお方は時の方となってしまいました。ここんとこもタイ人らしい？テ
レビでは引っ張りだこですもん。

今ではツナミの追悼歌まで作られて、これがまたなんだかツライ曲で（楽しいはずは
ないのですが）この歌流れると、もう無条件でゴメンなさいといいたいです。ツナミ
と呟く部分になんとも言えぬ哀愁が・・・

友人がプーケットに住んでいるのですがそちらはビーチと離れてるらしく自宅に全く
被害がなかったそうですが、その方の知り合いが事故に遭われたそうで（ピピ島在
住）もう日本大使館の対応が人道的でないと大変嘆いてました。なんでも水着一枚の
被災者に対してパスポートの発行手数料（紙代も含む）を請求したり（もちろん大使
館はちゃんとしていて６０００Bまでは貸してくれるそうです。）帰りの飛行機の情
報なんかも皆無だったらしく、近くのタイ人がタイ航空が無料の飛行機出してくれる
と教えてくれたそうです。日本側の対応だと、こんなとこに来てやってるのに全くと
・・・いう態度だったそうです。
お金を貸してくれるのは観光客にはいいですが（日本に帰れば返せますからね）一文
無しになった在住者にはどうするのでしょうね。結婚してなければ労働ビザしかない
しその会社も全部流され、社長も死んでしまい、６０００Bもらっても返せないと。
追い討ちかけるような領事部の態度の悪さが一番頭にきたそうです。年末間近の余計
な仕事という素振りを隠そうともしないというのが、日本人の性質の本性なんでしょ
うかな。その点タイでも頭にくる事や、態度の悪さはスゴイですがそれを補う、困っ
た時には助け合うという精神があるのですよね。重い荷物持ってれば、持ってくれる
様な事も日常茶飯事ですしね。私はこれからもタイ人に騙くらされたり、バカにされ
たりしてもがんばっていくぞ！と思います。しかし騙されたり、バカにされたりした
時には、だからタイ人は・・・！と怒るのでしょうけどね。人間って勝手ですもん。

では新年初メールでした。次回はもっと楽しいメールを送れるようにがんばりたい
し、タイ人ももっと楽しいネタを作ってくれるように願います。