オスのコーギーの子犬、後の愛犬アーサーを迎えると決めた時、我が家では既に名前を考えはじめていた。
飼い方ガイドなどを読むと、犬の名前には
・母音がはっきりしていて
・簡潔で短いもの
が飼い主も呼び易く、犬も認識し易いとあった。本によっては、
・最近は可愛いイメージの食べ物の名前(ミルク、チョコ、ココア、マロンなど)が流行っている
・おおらかなイメージの名だと犬もおおらかになる
などの情報もあった。
流行の名前はかわいいし、呼び易いのだけど、コーギーはバリバリの使役犬だし、しかも子犬時代から巨大になる兆しをもったオスに、スイーツも無いだろうということで、これは却下になった。
残るエッセンスを総合しつつ、コーギーの原産国であるイギリス、ウェールズにゆかりのある名前ということで、アーサーという名に落ち着いた。呼び易く、聞き易く、おおらかで、王にあやかって凛々しく、健やかに。盛りだくさんの願いを込めて、かの地の伝説の王の名前を頂いたわけである。
ここだけの話、犬雑誌をパラパラ見ていたとき、「ランスロット」という名をつけられたコーギーが掲載されていた。ランスロットはアーサー王に仕えた円卓の騎士の一人である。じゃあ、その上をいく“王”にしましょう、と単純に張り合った部分も無くは無い。
しかしアーサー王伝説によると、ランスロットはかなりの男前で、アーサー王の妃とデキてしまう。そういう意味では「アーサー」は女運の無い名前とも言える。
実際、今現在の愛犬アーサーはメスに興味が無い。むしろメスよりオスが好きなぐらいだ。女運の無さはすでに似ているかもしれない。
「ニンマリ」
ところが、王にあやかれた部分はこれっきりといってもいい。後は皆無、伝説の王などとはおこがましく、名乗れない犬になってしまった。
喜怒哀楽がすぐ顔に出るし、愛嬌がありすぎて凛々しさに乏しい。わがまま気ままも極まれり。食べ物が絡むと理性が飛ぶため、散歩仲間の間でも一二を争うほどの馬鹿と評判だ。
事実、アーサーが我が家に来てから、何度「アーサー」という名を叱り飛ばしたか分からない。もう、英雄でも王でもない。
犬の躾上、名前を呼んで叱るのはタブーらしいが、とっさの事態には、カッとなって口にしてしまうものである。
しかもこれが、意外なところで弊害をもたらしていた。
お散歩仲間の間にアーク君というレトリバーがいる。彼は大きな体に、とてもとてもやさしい心根の持ち主である。ところが「アーサー」と「アーク」の音が似ているせいで、アーサーを叱り飛ばすと、アーク君をビビらせてしまうのである。
「アーサー!」
と怒鳴ると、アーク君がびっくりし、飼い主さんの脇や後ろにピッタリ付く。
ところが当のアーサーは、叱られてもサッパリ堪えない気の強さで、ケロリンパとしているのだ。気の強さというか、鈍さだけは王者級だ。まったく。
黙っていれば多少凛々しいのに。
これから仔犬の名前をつけるという人には忠告したい。自分がカッコいいと思う名前をつけるのはおやめなさい。最低1年は自分が憧れた名前を罵り、半ば飽きれながら、叱りつづけることになるからである。
愛犬の名前は、ご近所の犬と似ていないもので、叱り易い名前がいいと、切に思う、今日この頃である。
ファ~ア
飼い方ガイドなどを読むと、犬の名前には
・母音がはっきりしていて
・簡潔で短いもの
が飼い主も呼び易く、犬も認識し易いとあった。本によっては、
・最近は可愛いイメージの食べ物の名前(ミルク、チョコ、ココア、マロンなど)が流行っている
・おおらかなイメージの名だと犬もおおらかになる
などの情報もあった。
流行の名前はかわいいし、呼び易いのだけど、コーギーはバリバリの使役犬だし、しかも子犬時代から巨大になる兆しをもったオスに、スイーツも無いだろうということで、これは却下になった。
残るエッセンスを総合しつつ、コーギーの原産国であるイギリス、ウェールズにゆかりのある名前ということで、アーサーという名に落ち着いた。呼び易く、聞き易く、おおらかで、王にあやかって凛々しく、健やかに。盛りだくさんの願いを込めて、かの地の伝説の王の名前を頂いたわけである。
ここだけの話、犬雑誌をパラパラ見ていたとき、「ランスロット」という名をつけられたコーギーが掲載されていた。ランスロットはアーサー王に仕えた円卓の騎士の一人である。じゃあ、その上をいく“王”にしましょう、と単純に張り合った部分も無くは無い。
しかしアーサー王伝説によると、ランスロットはかなりの男前で、アーサー王の妃とデキてしまう。そういう意味では「アーサー」は女運の無い名前とも言える。
実際、今現在の愛犬アーサーはメスに興味が無い。むしろメスよりオスが好きなぐらいだ。女運の無さはすでに似ているかもしれない。
「ニンマリ」
ところが、王にあやかれた部分はこれっきりといってもいい。後は皆無、伝説の王などとはおこがましく、名乗れない犬になってしまった。
喜怒哀楽がすぐ顔に出るし、愛嬌がありすぎて凛々しさに乏しい。わがまま気ままも極まれり。食べ物が絡むと理性が飛ぶため、散歩仲間の間でも一二を争うほどの馬鹿と評判だ。
事実、アーサーが我が家に来てから、何度「アーサー」という名を叱り飛ばしたか分からない。もう、英雄でも王でもない。
犬の躾上、名前を呼んで叱るのはタブーらしいが、とっさの事態には、カッとなって口にしてしまうものである。
しかもこれが、意外なところで弊害をもたらしていた。
お散歩仲間の間にアーク君というレトリバーがいる。彼は大きな体に、とてもとてもやさしい心根の持ち主である。ところが「アーサー」と「アーク」の音が似ているせいで、アーサーを叱り飛ばすと、アーク君をビビらせてしまうのである。
「アーサー!」
と怒鳴ると、アーク君がびっくりし、飼い主さんの脇や後ろにピッタリ付く。
ところが当のアーサーは、叱られてもサッパリ堪えない気の強さで、ケロリンパとしているのだ。気の強さというか、鈍さだけは王者級だ。まったく。
黙っていれば多少凛々しいのに。
これから仔犬の名前をつけるという人には忠告したい。自分がカッコいいと思う名前をつけるのはおやめなさい。最低1年は自分が憧れた名前を罵り、半ば飽きれながら、叱りつづけることになるからである。
愛犬の名前は、ご近所の犬と似ていないもので、叱り易い名前がいいと、切に思う、今日この頃である。
ファ~ア
うちは・・・
ひらめき&呼びやすさで決めちゃいました・・・
写真で見るアーサー君はとっても凛々しいですよ~
ベルは迎える前からついてた名前だけど「美女と野獣」のベルだからいいか・・・と。
あんな猛ダッシュする王女様は居ないし、野獣も近寄らない美女。_| ̄|○
おバカ対決ならダントツでベルの自信がございますわよ。( ^∀^)ゲラ
アークは・・・アーク→あーたん→アーサーの三段活用だね。(σゝω・)σネッ!!
やはりアーサー王のアーサー君だったのですね(^^)
バーディは、ゴルフをやる方は良く御存知ですぐ憶えていただけますが、御近所のお年寄りには発音も難しいと不評です(^^;)
考えれば私は叱る時に名前を呼んだ事がないような気がいたします・・・ですからバーディは私に「イケナイ」と言われるのがとても嫌いです
でも、あのビビリは生まれつきなので放っといたげて下さい。ビビリは彼(?)のライフワークです。笑
名前聞いた時から「キング・アーサーが由来かなぁ」って思ってたんです~やっぱりですね♪
うちは名前付けてから母音が良いらしいって聞いて、ラッキーみたいな感じですが…由来は「Noah's ARK」からなんです。「箱舟」君です。って事で、あの箱舟体型です。。。
たしかに。手がかかるし、気が抜けないし、でもヤンチャで単純で罪が無い
とりあえず、うちは土を食べることさえ辞めてくれれば、さしあたって言う事ないです。
>チョコママさん
写真は精一杯頑張ったのを使ってます。
ほんとに、写真ぐらいキリっとしててくれれば……。
>レイナandベル母さん
レイナちゃんもベルちゃんも、良い名前ですよね。
ちょっと、その、パワフルですけど。
ほんとにアークちゃんには気の毒な事をしています。
昨日もアーサー相手に怒って、ビビらせてしまいました。
>バーディままさん
ニンマリ写真は、木のオモチャを噛んでるところです。
すんごいご満悦ですが、ボソボソにささくれ立って、このあとすぐ取り上げましたが。
バーディ君はやっぱりゴルフからとられたんですね。
スポーティーでカッコいいお名前ですよね。
うちのアーサーは名前を呼びすぎ、叱り過ぎで、「キライ」と言う言葉が嫌いです。
>しゅほさん
ようこそ。こんにちわです。
ほんとに、アーサーのせいでいつも迷惑おかけしてます。
そうなんです。完全名前負けもいいとこです。
今日もトトママさんと「王と言うよりバカ殿だから“志村けん”にしたら?」と言ってました。
アークちゃんは「大天使」か「ノアの箱船」か、どっちだろうと思ってました。いい響きですよね。