折にふれて思い出すカフェがある。
石川県、能登島にある、能登カフェというところだ。
能登島までは、大きな橋を渡り、能登島に入り、海沿いの道を進むこと30分。
(のどかな海岸線)
僕と同世代の女主人が一人で、ときにお手伝いさんと営業していた。
古民家を改装したカフェで、靴を脱いで入り、たたみの部屋でくつろいだ。
(ゆったりした空間)
「ちょっと長居させてもらってもいいですか」 と聞くと、
「おひるねしてもらってもいいですよ」 と答えてもらったのを覚えている。
お昼寝してもいいカフェってあまりに素敵で、ちゃぶ台の前にあぐらを
をかき、文章を書いたり、長い間、ぼーぅとしていた。同じような過ごし方を
している、地元っぽい人もいた。
能登カフェは、いまはもうない。
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