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GPチャンピオン(平和、デジパチ)

2017-07-29 15:24:40 | 現金機デジパチ




1992年(平成4年)に平和から登場した現金機デジパチ「GPチャンピオン」


★カーレースがモチーフ(当時はF1レースが流行)

★賞球:7&15

★大当り確率:1/245

★FL蛍光管デジタル採用(ランプの左右往復演出が特徴)

★デジタル停止順:左⇒中⇒右

★大当り図柄:0~9、J、F、H、L、Pの各三つ揃い(計15通り)

★最高16ラウンド継続(10カウント)

★出玉:2400個~2500個(アタッカーセンサーが奥にある為、やや多い)

★意図的な連チャン:アリ(保1連チャン率20%)




この当時(1992年の秋頃)流行っていたのが、SANKYO「フィーバー
パワフルIII」
、三洋「ブルーハワイ」、豊丸「ピカイチ天国1」)など
「カラー液晶デジタル」を搭載した連チャンデジパチ。だが、その元祖と
いえる「麻雀物語」をリリースした当の平和が送り出したのは、自動車の
運転席のインジケータ(内部パネル)を思わせる、「蛍光管」デジタルを
採用した本機であった。


しかも、そのデジタルは前年に登場した先行機「スーパーライセンス」
完全な流用で、外観の斬新さにも欠けていた。それでも、当時の連チャン
ブームに合わせた「保1連チャン」のインパクトは大きく、さらにFL管の
青白い色調も個人的には好みだったから、けっこう楽しませてもらった。
当時、新宿「日拓IV」「ニューミヤコセンター」で対戦した記憶が残る。


新宿「日拓IV」(現在は「スロットエスパス新宿歌舞伎町店」
として営業を続ける。当時は1Fがパチンコ、BFがスロット)


「ニューミヤコセンター」(跡地には立派な商業ビルが建ち、
現在は「カレイド」が複数フロアで営業。当時は1Fのみだが、
入口の狭さと裏腹に、店内は広々としていた。コンビニ並みの
品揃えを誇る景品コーナーも、新宿ニューミヤコの名物だった)



先程も触れた通り、本機は蛍光管(FL管)デジタルを採用。車の
運転席のインジケーターを思わせる表示は、流行りのカラー液晶と
一味違う魅力があった。ただ、同社の先行機「スーパーライセンス」
(1991)のデジタル部をそのまま流用しており、デジタル回転音や
リーチ音、大当りファンファーレも一緒。リーチアクションは単純で
ノーマルしかなく、派手なSPアクションなど存在しない。左・中に
同図柄がテンパイ後、右デジがやや速度を落としてしばらく進む。
派手さは無いが、こうしたシンプルで「潔い」デジタルの動きが
大好きだった。90年代前半までのデジパチ全般の特徴でもある。


一方、大当り図柄の数を見ると、本機は15種、スーパーライセンスは
16種と、微妙に違っていた(後者はアルファベット図柄「U」が存在)。
また、大当り中BGMも全く違うもの。無論、パネルデザインも刷新
されていた。


先行機のデジタル部分を流用した事で、「焼き直し機」と揶揄される
事の多かった本機だが(スーパーライセンスがあまり売れなかった為、
大量の在庫を抱えたメーカーが流用に走ったのか…)、スペック上は
大きな違いも存在した。


実は、本機が登場した当初、メーカー発表の大当り確率は「1/210」
とされており、「先行機よりも確率の甘いノーマル機」と紹介される
事さえあった。だが、実際は意図的な保1連チャンが仕込まれていて、
「1/210」という甘い数値も、保1連を加味したものだった。本当の
初当り確率は「1/245」と当時としては低く、連チャン無くしては
勝ちづらいスペック。因みに、スーパーライセンスは非連チャン機で、
大当り以外に中当りと小当りが存在。さらに中当りの「確変」機能も
あったから、デジタルは一緒でも本機とは全くの別モノであった。


さて、肝心の保1連チャンの「カラクリ」については、以下に記す本機の
大当り判定方式を見れば、すぐにピンとくるハズ。この台は、一次判定⇒
二次判定の二段階判定方式を採用。一次判定用カウンターは「0~48」の
49コマで、当選値は「37」のみ。一方、二次用カウンターは「0~9」の
10コマで、当選値は「3」と「7」の2つ。即ち、一次当選確率が「1/49」、
二次当選率が「2/10=1/5」であり、トータルでは「1/49×1/5=1/245」
となる。当初のメーカー発表値「1/210」とは、大きな乖離があったのだ。
(メーカーは当初、保1連チャン込みの確率を発表していた事になる)


そして、大当り終了後の保留玉1個目のみ、一次判定がフリーパス状態となり、
二次判定の1/5にさえ当選すれば連チャンが発生。つまり、本機の保1連率は
20%と高かった。但し、電源立ち上げの瞬間、各台で内部処理に「ズレ」が
生じるので、保1連が起り易い台、起こりづらい台、全く連チャンしない台に
分かれる特徴があった。その日、連チャンが頻繁に起きている台を狙うのが、
立派な立ち回りになっていたのだ。


こうした詳細な解析が出るまでは、「ヘソの渋い台の方が連チャンする」とか、
「手を離さずに打ち続け、ハンドルセンサーを感知させたままの方が、保1連
確率が上がる」など、実に怪しげな噂が出たりした。また、本機は朝一出目が
やや不規則で、左デジには必ず「5」が、中デジには必ず「5」か「4」が出る
一方で、右デジだけ台毎に目がバラバラだった。その為、「特定の朝一出目の
台は、モーニングのように朝イチの当りが早い」とか、「朝一の右デジタルに
アルファベットが出ていると連チャンしない」など、妙な話題が出た程である。


しかし、当初は謎とされた連チャンの仕組みも、ふたを開けてみれば、同社の
旧要件の名機「舞羅望極II」を彷彿とさせる、二段階判定の一次フリーパスに
よる保1連システムだった(三共の初期新要件デジパチの多くも、この方式を
採用)。よって、意図的に連チャン率を上げる術は無く、電源を立ち上げる
タイミングと「1/5」のヒキだけが、連チャンか否かのポイントとなっていた
(無差別連チャン機)。


因みに、本機はアタッカーのセンサーが奥にある為、10カウント目の玉を
感知するのが遅い。その為、1ラウンドで11個以上入賞するケースが多く、
アタッカー周りの釘がまともなら、2500発前後の出玉も期待出来た。当時、
「10カウント、15個戻し」の台が大抵2300~2400発だった事を考えれば、
これは何気にオイシイ特性だったといえる。




(平和「GPチャンピオン」の項、了)


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