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ボンバーキャット(京楽、新要件ハネモノ)

2012-11-24 01:30:02 | ハネモノ

1995年(平成7年)に京楽から登場した新基準ハネモノ「ボンバーキャット」

★賞球6&12

★最高15ラウンド継続

★出玉…90個~1300個(ラウンド振り分けあり)


ハネモノの皮を被ったデジパチ…本機をこう表現しても、決してオーバーではない。

いわゆる「デジタル抽選」付きのハネモノで、「V」が出れば大量出玉が期待できる。

この時代の京楽は、こういった大量獲得タイプを多く登場させている。本機以前は「たぬ吉くん2」「スーパーファイター」「ファイター2」、本機登場後も「玉ちゃんファイト」などが人気となった。

 

(ゲーム性)

ハネに拾われた玉が、ステージ中央の貯留装置にうまく乗ると、貯留玉が手前Vゾーンに真っ直ぐ転がって大当りとなる。

オトシの1チャッカーは0.3秒開放。オトシからのV入賞は容易ではないが、ハネが開いた直後に拾われた玉は、貯留されやすい。

また、センターの2チャッカーは電チューになっている。天下には3ケタのミニデジタルがあって、ここに「777」が表示されると、ハネが0.1秒×2回開放する。開放時間は非常に短いが、1チャッカーよりも、2チャッカーの方がV入賞し易くなっており、特に1回目のハネ開放で拾われると大チャンスとなる。

V入賞すると、役物奥で常時横スクロールしているドットデジタルが、何れかの絵柄で停止。デジタルには「ミサイル」「魚」「猫」「V」の4種類があり、停止した絵柄で継続ラウンド数が決定される。

大当り中は、ステージの貯留装置に玉が乗れば、ほぼ確実にV継続する。

ミサイル(ロケット)は1ラウンド(90個)

魚は3ラウンド(270個)

猫は5ラウンド(450個)

Vなら嬉しい15ラウンド(1300個)

 

各絵柄の出現率は、表示通りの確率になっており、ミサイル=8/16、魚=6/16、猫=1/16、V=1/16である。当然、Vへの道は険しい。

しかし、何といっても本機の醍醐味は、デジタルにVが出た時だ。初回V出現後は、大当り終了後ミニデジタルの回転時間が大幅短縮される。同時に、電チューの開放時間も0.1秒⇒5.6秒に延長されるので、以後は簡単にV入賞する仕組みだ。

まぁ、これだけなら大したことはない。本機の凄いところは、一度Vが出ると、再度Vが出るまで時短&電チュー開放延長が継続するのだ。つまり、時短継続率は、15/16(93.75%)という異例の高さだ。冒頭、「ハネモノの皮を被ったデジパチ」と評したのは、この為である。

約94%のループは強力で、時短突入後、延々とV以外の当りを引き続けて一万発オーバーする事も珍しくない。時短中に一番有難いのは、5ラウンド&450発の出玉が期待できる「猫」である。しかし、こちらも「V」と同じく出現率は1/16と低い。

もちろん、時短中に1Rのミサイルばかり引いて、出玉があまり増えないまま再度Vを引いてしまうことも多い。最悪の場合、Vが出た直後にもう一度Vが出て、あっさり時短終了という事だってあるのだ。それでも、最低2回の15ラウンド大当りを消化できる訳で、デジパチ1回分の出玉は確保される。

まぁ、こういう爆裂スペックの為、大抵のホールでは釘がシブかった。オトシが甘くて羽根は開くが、寄りを締めてV入賞しづらい台もゴロゴロしていた。それでも、一発逆転を目指して金を突っ込んでしまう「魔力」が、この台には備わっていたといえる。ハネモノインフレ時代には賛否両論あるが、このテの爆裂機を好んで打った人も少なくない筈だ。

 

余談だが、1990年代の某・パチンコVシネマ(日記が原作)の冒頭、「S木Sげる」演じるT山プロが、古いネグラでの最終戦として、涙ながらに本機を打つシーンが出てくる。なお、このシーンは、JR南武線・稲城長沼駅近くの「パーラースエヒロPART2」(閉店)で撮影された。ちなみに、このVシネマには、T山プロの新しいネグラとして「M」という店も出てくるが、こちらはS県H市の同名ホール(閉店)がロケ地である(伏字が多くて失礼…)。



1 コメント

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Unknown (あなろぐ)
2012-11-24 18:19:09
ボンバーキャットはあまり触りませんでしたが昔の台は結構パンク有りましたね~
Vゾーン(なんかイヤラシイですね…)に入らないョーとか保留してあった玉が弾かれてパンクとか・・・
それもまたドキドキで楽しかったけど