まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

ハロウィン(三洋、デジパチ)※再掲

2012-11-05 20:00:38 | 現金機デジパチ

1991年(平成3年)に三洋から登場した現金機デジパチ「ハロウィン」

★大当り確率:1/205、出玉2300発(賞球7&15)

 

⇒以前アップしたハロウィンの記事は、ブログ開始初期の手抜き記事で、内容がかなりポンコツだった(記載ミスをコメントで指摘される始末…)。なので、あらためてアップし直した次第。

 

無制限仕様の「ハロウィンII」…大当り確率1/228、出玉2000個(賞球6&13)

(古い記事では「体感器攻略の対策機」などと書いたが、大きな勘違い(汗)。コチラもハロウィン同様、体感器攻略を受けた。)

 

(三洋といえば「パニック」。三共は「フィーバー」、平和は「ブラボー」、ニューギンは「エキサイト」など、当時はメーカー毎に冠名が存在した。)

 

(ハロウィンだけに、デモ画面には怪しいカボチャが登場する。)

 

(カボチャは大当り絵柄でもある。図柄は0~9の数字の他、イチゴ、花、カボチャ、キャンディ、キノコの計15種類。左右テンパイでリーチになると、中デジタルの絵柄が拡大して、ピコピコ音の可愛いBGMと共に縦スクロールする。シンプルな動きだが、実にいい味を出していた。止まる時は、再始動もなく一発勝負でピタリと止まる。)

 

(ラッキーナンバーの店では、7揃いを持ち玉遊戯にする所も多かった。)

 

(丸型の変則アタッカーも、ハロウィンの大きな特徴。後に、連チャン機「ブルーハワイ」でも採用。)


 

私は、1991~92年にかけて、賞球7&15の「ハロウィン」を、ホームだった小田急線Y駅「パチンコL」で好んで打っていた。仕込まれた連チャン性はないが、カラフルなドットデジタルが揃った瞬間の「高揚感」が、堪らなく好きだった。

1991年といえば、旧要件機から新要件機への入替が急速に進んいでいた。「L」も心機一転して、大規模リニューアルオープン(外観・内装とも大きく変わった)をこの年に敢行。

「L店」リニューアル前の主な設置機種

ハネモノ…パチンコ大賞13、スーパーブラザーズ、スタジアム、め組一番、プラトーンII、レッドライオンアルファ

デジパチ…ニュートランプカード2、ダービー、ファンキーセブン、パールセブン

一発台…ベータ

権利物…スーパーロボット

パチスロ…アラジン、ビッグパルサー

 

⇒「L店」91年リニューアル時の主な設置機種

ハネモノ…ニューモンロー、ニュートキオ、サーカスIII、ブンブン丸、パチンコ大賞13

デジパチ…ルーキーデルタ、ハロウィン、カクテルA、フィーバースパークGP、ニュートランプカード2

パチスロ…アラジン、スーパープラネット

※店内設備も、景品カウンターまでドル箱を自分で運ぶ旧システムを廃止。各シマの中央に、ジェットカウンターを新たに設置した。同時に、ドル箱もジェット用の浅い2400箱に統一。また、玉貸機には、新たに上皿用の「レール」が取り付けられた。シマ端の両替機は、従来の「100円×10枚」型から、500円硬貨が2枚出るタイプに変更された。


★体感器攻略について

ご存知のように、当時ハロウィンには「体感器攻略」ネタが存在した。一介の学生パチンカーの私に、実戦する余地などなかったが…。当時の資料を紐解き、攻略内容をまとめた。

 

ハロウィンでは、大当り決定の際、左右出目を決める「乱数X」と、中出目を決める「乱数Y」の二つの乱数を使っていた。乱数X・Yで決定した出目が全て同じなら、大当りとなる。

乱数Xは「0~224」の225通りで、左右出目をワンセットで決定する(例:乱数Xが「200」なら左に8、右に7が出る、といった具合)。

そのうち、「0~14」の15コマの範囲に「リーチがかかる乱数」(左右ゾロ目が出る乱数)が集中していた。

 

この乱数Xの周期は約3.0秒~3.2秒と遅く、リーチの集中する15コマの範囲を、体感器で狙い撃つ事が出来た。

0~224の乱数値は、左右の出目パターン225通り(15×15)に対応しており、左右の停止出目から乱数Xの現在位置が特定できた(乱数⇔出目の「早見表」が便利)。

リーチの場合も同様で、15種類のリーチ絵柄に乱数Xの0~14の数値が対応。リーチ絵柄から、乱数の位置を把握する事が可能だった。なお、両者の関係は次の通り。

 

  「ハロウィン」の乱数Xとリーチ絵柄の対応表(上:乱数X、下:リーチ絵柄)

 

ただ、このままだと、誰もが体感器で簡単に攻略可能となってしまう。しかし、ハロウィンには攻略を阻害する、大きな「仕掛け」があった。それが、ハロウィン内部に取り付けられた、「サーミスタ」と呼ばれる温度変化を感知する抵抗体(センサー)である。

このサーミスタの存在により、ホール内の温度変化に応じて、乱数Xの周期が変動するように仕組まれていたのだ。通常の体感器では、こうした微妙な変化に対応する事は難しかったが、専用の「万能体感器」(定価「20万」ともいわれた)が開発され、微調整が可能となった。

 

なお、上記の説明は7&15の「ハロウィン」についてのものだが、無制限仕様の「ハロウィンII」についても攻略が可能。

ハロウィンIIの場合、大当り確率が1/228と低い為、乱数Xの範囲も228コマと広い。その為、乱数Xの周期は「ハロウィン」よりも長く、約3.5~3.7秒である。また、左右出目と乱数Xの対応の仕方も、「ハロウィン」の場合とは異なる。

但し、「0~14」までの乱数範囲がリーチに対応している点や、内部にサーミスタが取り付けられている点は同じである。

 

ハロウィンやハロウィンIIにリーチの偏りがある事は、実は当時の攻略誌「P必勝本」誌が、主力の「必勝G」誌や「攻略M」誌より先に疑惑を抱いていた。

「P」誌は、ハロウィンの実機を入手した際、電源オンと同時にゲージ棒で素早く保留を満タンにする「5個入れ打法」を試した。結果、この手順で5個入れした場合は、複数の保留玉でリーチが掛かり易い事に気付いたのだ。

電源オンの瞬間、乱数Xは「0」からスタートするので、その瞬間に素早くゲージ棒で5個連続点灯させれば、「0~14」のリーチ集中ポイントで保留ランプを点灯させる事になる。リーチが連続して掛かり易いのも、至極当然であろう。


★大当り促進打法の噂(ガセと判明)

体感器攻略がおおっぴらになる前、「G」や「M」などの各攻略誌では、「ハロウィンは、連続回転をキープすると大当りし易くなる。」という説(噂)が流れていた。

これは、同時期に登場したニューギンの「エキサイトカムカムAW」というドラムデジパチに同様の噂(大当り後は、連続回転が途切れるまで確率1/53にアップする)が流れた為、ハロウィンでも連続回転中は確率がアップしているのではないか、と疑われた事による。

この噂は、元々1991年11月に放映された「パチンコNOW」の機種説明コーナーで、「ハロウィンは、続けて回せば回すほど大当りし易くなるらしい」という未確認情報がオンエアされたことに端を発する。解析の結果、連続回転も単発打ちも、大当り確率は変わらないと判明。噂は見事にガセであった。

但し、エキサイトカムカムAWの連続回しについては、主力2誌(「G」誌、「M誌」)がガセネタと結論付けた一方、「P必勝本」誌の方はマジネタであると力説した。当時の資料を読む限りでは、「P必勝本」の説(確率アップ説)に、かなりの信憑性があると思われる。



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あなろぐ)
2012-11-06 12:52:13
L店で勝利を収めた時はモン〇ナのケーキでご機嫌をとってました!バタークリームのケーキが美味でした♪
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Unknown (あなろぐ)
2012-11-06 18:08:47
そうそう、、西陣はルーキー・大イチはアイドルでしたね‥豊丸は何だっけ??
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専用機 (たろへい)
2013-06-27 20:34:00
やる事なくて買いました。
当時流行りのプッシュホンのボタン部分が付いた奴。
スタートのタイミングと出目を二回打ち込み周期を合わせ、その後も重ねて打ち込む事で修正してましたね。


機械は安く手に入れたんだけどタイミング悪くキングダムのネタ発覚、ハロウィン2を一週間位しか打ってないです(>_<)

慌てる乞食は貰いが少ない、そのまんまでした(^_^;)
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Unknown (Unknown (あなろぐ))
2014-02-04 18:10:28
キングダムは短命でしたよね。
ハロウィン、ハロウィン2とも実践者は比較的少なかったので、長期にできましたよ。
私はハロウィンとランバダの併用で当時在住の大阪府下でやってました。
ハロウィン2は長崎に多いと聞いてました。3機種とも当時はしょぼいネタだと感じていましたが、充分、全国行脚する価値のあるものだと今は思います。
ハロウィンで8時間打てば2.5-3万平均くらいになる店が多かったですから。
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