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冒険島2(三洋、デジパチ)

2013-09-10 18:28:32 | 現金機デジパチ


1995年(平成7年)に三洋から登場した現金機デジパチ「冒険島2」

本機については、そのゲーム性以上に、デジタル左右に設けられた独特なワープゾーン(螺旋状にクルクルと玉が降りてくる)が、なぜか強く記憶に残る。ああいった玉のアナログな動きが、古き良き「ハネモノ」を感じさせたからかもしれない。

 

★賞球…7&15
★大当り確率…1/245.5
⇒(大当り判定カウンターは491コマ、うち大当り乱数は2コマ。よって、確率は2/491=1/245.5)
★大当り図柄…0~9、ハート、クラブ、ダイヤ、スペード、J (全15種類)
★最高16ラウンド継続(アタッカー開放時間:29.5秒)
★平均出玉…2450個(アタッカーの拾いは良い)
★時短機能搭載…ハート、クラブ、ダイヤ、スペードで当ると100回、それ以外(11種類)は50回
★時短連チャン率…100回時短=33.5% 50回時短=18.5%
★時短中は、小デジ変動時間が29.5秒(通常時)から3.7~6.5秒に大幅短縮
★時短中は、電チュー開放時間が0.25秒×1回(通常時)から1.3秒×3回に延長
★小デジタル当選率=通常時、時短時共に1/2.5
★CR版の兄弟機…「CR冒険島」(1995年)
⇒本機より2か月ほど遅れて登場、こちらもホールで大人気となる。なお、「CR冒険島」を本機より先の登場とする文献も見受けられるが、これは誤り。登場は現金機の方が先で、CR版が出た時に「時短機の冒険島が、ついにCR機として登場」という風に、雑誌等で紹介された。
⇒CR版は、確率に3段階設定あり(設定1=1/360.2、設定2=1/390.2、設定3=1/419.8)
⇒CR版では、左右デジタルに、色違いの「0」絵柄(青犬)が追加された。
⇒CR版では、大当り図柄一旦停止後、次の図柄が降ってくる「二段階アクション」が追加された。


 

 

現金機の「連チャン規制」があった当時、そこそこの爆発力を持つ本機は人気が非常に高く、都内・神奈川の様々なホールで勝負した記憶がある。特に、私鉄O急線・Yヶ丘駅の「J-ONE」(現存)というパチ屋には、LN制(朝の「無制限サービスタイム」あり)で営業する本機を良く打ちに行った。あの店は、現金機デジパチが多彩なラインナップで、ながらく重宝した。ノーマル機の「フィーバールーセントDI」(大同)では、なぜか数珠連チャン機並みの当り方をして、短時間で10箱くらい積んだ事もあり、かなり相性の良い店だった。三共のノーマル機「フィーバーネプチューン」「フィーバーウォーズ」が向かい合ったシマや、平和の確変デジパチ「トランプ物語SP」のシマにも、頻繁に足を運んだ記憶がある。

因みに、CR版の「CR冒険島」は、隣のSヶ丘駅「BELL」(⇒後に「ダイヤモンド」)で打つ事が多かった。フルスペック機の割に、現金機並みにポンポン当たる事も多かったので、あの店は「設定1」を多用したのだろう。近くの「Z」と比べると、結構な優良店だったのだが…残念ながら立地条件が悪く、再開発絡みで力尽きてしまった。

 

さて、18年前に登場した「冒険島2」で、今でも印象深いのが、冒頭で触れたワープゾーンのほか、大当り図柄に採用されたコミカルなキャラクター陣である。犬とか亀とかの判り易い図柄はともかく、「これって、いったいどんな生物なんだ?」と思わせる怪しいキャラも、多数含まれていた。今さらな感じもするが、ここで各キャラクターについて簡単に説明したい。

(各キャラクターの著作権は、(株)SANYOに帰属します。)

(C)SANYO

             
1:マンモス       2:アーケロン(亀)     3:マーメイド        4:ツタンカーメン

             
5:アンヌ(ヒロイン)   6:イエティ         7:ダン(主人公)     8:人喰い花

              
9:エイリアン       0:ハチ(犬)        ハート:ネッシー     クラブ:プテラノドン

                  
ダイヤ:ザウルス      スペード:サーベルタイガー      J:ツチノコ

 

「冒険」に因んだキャラ選択だろうが、今思えば統一感があるような、ないような…(笑)、ともかくも、個性的なキャラがズラリと勢揃いしている。主人公の男の子が「ダン」で、ヒロインの少女が「アンヌ」…どこかで聞いた事のある組み合わせである(円谷系)。主人公・ダンの愛犬「ハチ」については、「0」ではなく「8」(ハチ)の図柄として、採用して欲しかった気もする。

大当り時は、ダン・アンヌ・ハチのトリオが冒険島に潜入、次々に現れる島のモンスター達と、対決を繰り広げる(マーメイドは味方キャラ)。

 

(リーチアクション)

※一部に記載ミスがあったので修正

デジタル停止順は、左⇒右⇒中。デジタル変動時の「マンボ」チックなBGMが特徴。

リーチ時は、必ず中デジタルが「リーチ図柄マイナス6コマ」からスタートする。

通常時のリーチには、ノーマル、玉突き、草むら、スポットライト、全回転の5種類が存在。一方、時短中は、リーチアクションが一切省略される(ビタ止まりのみ)。

(1)ノーマル(信頼度…予告なし時⇒100時短図柄=0.42%、50時短図柄=1.21%。予告あり時=42.2%
⇒中デジ図柄が草むらを飛び越えてやって来るアクション。当る時は、6コマか1周プラス6コマ進んで当る。大抵ハズレだが、まれに当ってびっくり。また、予告が発生すればノーマルでも激アツ。予告なし時は、50回時短図柄と100回時短図柄でリーチ信頼度が約3倍異なる(いずれにしても信頼度は低いが…)。

(2)玉突き(信頼度…予告なし時=29.9%、予告あり時=89.5%
⇒リーチ後、7コマ進んで発展。サウンドが派手に変化し、中デジ図柄が前の図柄を押しつぶす様に動く。大当り若しくは前後一コマでのハズレが大半だが、例外もある。一コマ通り過ぎたと思いきや、大当り図柄が、上から来たハズレ図柄を跳ね返して当る「逆転アクション」もある。

(3)草むら(信頼度…予告なし時=29.9%、予告あり時=77.5%
⇒リーチ後、中デジが4コマ進んだ地点で発展。BGMが変わり、草むらの中からキャラが次々と現れる。ノーマルや玉突き同様、予告の有無で信頼度は大きく変わる。大当りor前後1コマでハズれる。

(4)スポットライト(信頼度…予告なし時=81.0%、予告あり時=94.8%
⇒草むらリーチがさらに発展して、このリーチとなる。予告の有無にかかわらず、信頼度は非常に高い。中デジタルの草むらににスポットライトが当たり、キャラが現れては消える。草むら同様、大当り若しくは前後1コマでのハズレとなる。

(5)全回転(信頼度=予告の有無にかかわらず100%
出れば嬉しい鉄板アクション。リーチ後、6コマ進んだ時点で、全図柄が揃った状態で回転する。


(高信頼度のスポットライトリーチ)

 

★リーチ予告(フラッシュ)

デジタルが始動する直前、液晶画面が赤く「ビカビカッ」と一瞬だけ光る事がある。これが「リーチ予告」(フラッシュ)で、発生時は必ずリーチが掛かり、信頼度も大幅アップする(数値は、上記リーチの項を参照)。

全大当りの1/4が、このリーチ予告を経由しての当りとなる。また、リーチ予告の発生率は1/760.6で、その場合の大当り信頼度は、トータルで77.46%となる。なお、ハズレ(ガセ)が選択された時は、必ず前後一コマでのハズレとなる。


(激アツのリーチ予告(フラッシュ))

 

★右デジタルの「スベリ」

右デジタル停止時、左デジタルに対して「―4コマ」或いは「―5コマ」だった時、右デジが「ギュンギュンギュン」と5コマ高速移動する事がある。これが、右デジタルの「スベリ」である。必然的に、-5コマの時にスベリが発生すれば、リーチが掛かる。



1 コメント

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コメント (白夜男)
2013-09-11 07:09:18
津田沼の某店でよく打ちました。毎度の詳細解説に感謝します。
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