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(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

CRジャマイカ(藤商事、CR権利モノ)

2012-09-06 07:00:30 | 権利モノ

※文末に追記あり(伊織瑛太さん)

1997年(平成9年)に藤商事から登場したCR権利モノ「CRジャマイカ」

★賞球5&15

★大当り確率…メインデジタル:1/67(確変中:1/7.44)、サブデジタル:4/11(確変中も同じ)

★出玉…確変時:約2000発、単発時:1000発

 

初めてこの台を打ったのは、どこだったか…そうだ、下北沢の線路沿いにあった「下北レジャー」が、現在の「カレイド下北」に変わって間もない頃だったな。新規オープン直後で、デジタルがエラい回ったので、仕事帰りに良く寄ったものだ。モンスターハウスやフルーツパッションの釘も良く、ハネモノのファインプレーでも美味しい思いをした。地下のスロットも、結構出ていたな。

当時は、踏切前の老舗「ワールド」も健在だった。ガラガラの2階で打った「ミスターマジック」が懐かしい…。

 

そうそう、「カレイド」での初打ちの時、ジャマイカのゲーム性を良く判っておらず、メインデジタルが揃って「ヨッシャ」とぬか喜びしたのを思い出した。

 

ご存知の通り、このジャマイカには、大当りするまでに幾つかのハードルがあった。

まずは、3ケタドットのメインデジタルを当てなければならない。各デジタルには0、1、3、5、7、9と6種類があり、これらの数字の3つ揃いで「第一関門」突破となる。デジタルの揃う確率は1/67で、表示上の確率(1/36)よりも倍近く悪くなっていた。まぁ、これはありがちな「陰謀」だ。

(上段メインデジタルは、左⇒中⇒右の順に停止。下段の7セグデジタルは…後述。)

この形のドットには愛着があって、かつて保留玉連チャンで勝たせて貰った「ファンタジーセブン」(太陽電子=現・タイヨーエレック、1992年)を彷彿とさせた。

(ファンタジーセブンのデジタル。デジタル停止順はジャマイカと違い、左⇒右⇒中。連チャン率が27%と高く爆発力があったが、販売自粛の憂き目に…。)

また、カーニバルやカルメンなど、ニューギンのドット権利物ファン好みのデジタルでもあった。

 

おっと、話が少々それてしまった…。

で、先程も触れたが、「カレイド下北」でジャマイカを初めて打った時、メインデジタルさえ当れば権利獲得だと、思いっきり勘違いしてしまった。

しかし、本機には第2、第3の「関門」が待ち構えていたのだ。

メインデジタルが当ると、下段中央のアタッカーが2.5秒開放。Vゾーンに玉を貯留させると、アタッカー閉鎖後、メインデジタル下のサブデジタル(3ケタ7セグ)が回る。サブデジタルの絵柄は、0~9の数字と「A」の計11種類。3ケタが揃ったまま同時に回転するので、実質一桁デジタルと変わらない。

最終的に、サブデジタルに「111」「333」「555」「777」が出ると、大当りとなる。メインが揃っても、サブデジで外れてしまえばアウトだ。

「333」「777」は16ラウンド継続で、次回までの確変に突入。一方、「111」「555」は8ラウンド継続と出玉は半減、しかも確変が付かない。サブデジタルの確率は、表示上と同じく4/11となっており、1/2の確変のヒキが重要なカギだった。

なお、メイン・サブ合わせての初当り確率は、1/184.25となる。

 

本機は権利モノなので、ヘソの賞球がない。スルーチャッカーの先には、5個戻しのチャッカーが付いており、この釘が甘ければ玉持ちがアップする。

しかし、通常時はひたすらゼニを使う展開なので、良くデジタルが回る台でも、リーチ中やメモリー満タン時の「止打ち」が不可欠。

また、メインデジタルが揃ってアタッカーが開いても、打ち出しが遅れたり、打ち出す玉がなければ、せっかくのチャンスをフイにしてしまう。残り玉やカードの残り度数を、常に確保しておかねばならなかった。

 

権利獲得後は、右打ちで消化。アタッカーは9カウントで、出玉は16R時=約2000個、8R時=約1000個。

確変中は、メインデジタル確率が1/7.44にアップ。サブデジタル確率は変わらないが、下段中央アタッカーの開放時間が2.5秒から5.8秒に延びるので、玉持ちが良くなる。確変のループで、出玉を一気に伸ばす事も可能なスペックだ。

 

(リーチアクション)

ノーマルリーチの他に、3種類のSPリーチ(ロングリーチ、スライドリーチ、オーロラリーチ)を搭載。

ノーマルでは絶対に当らないが、ロングに発展すれば、やや期待できる。

アツイのはオーロラリーチ(ロングからサウンドが変わり、左・中デジタルがカラフルに変色)やスライドリーチ(同じくロングから発展、左・中絵柄が右側にスクロールを開始。)まで発展した時で、約1/2で大当りする(オーロラの方が信頼度は高い)。

SPリーチ時は、大当りか一コマ手前でしか止まらないので、デジタル停止の直前は手に汗を握った。



※追記(2015.3.17 伊織瑛太さん)
 コメント有難うございます。本機は1997年(平成9年)5月デビューですが、もちろん翌年(1998年)にホール導入されるケースも多かったですよね。
さて、確変終了時の保留玉の件ですが、残念ながら、そこまで突っ込んだ解析資料やデータが現在手元になく、明確には回答できません。
 しかしながら、もし保留1個につき「1/7.44」で判定されたとすると、確変後のメインデジタルの保留連チャン率が、「43.86%」(計算方法は省きます)と激高になりますよね。私は実戦中、そこまで露骨に保留で当てた経験はありません(元の確率が1/67と高い為、自力で当てた(と思われる)経験はありますが…)。
 また、当時の攻略誌等でも、意図的な連チャン性をすっぱ抜いた記事を読んだ記憶はないです。よって、確変後の保留4つに関しては、おそらく通常確率(1/66)に戻っていたのではないでしょうか。
 ただ、かの「藤商事」の台という事で、連チャンにまつわる情報が多く出回ったのも事実ですね。メインデジタルが「777」で当ると爆連するとか、サブデジが「777」だと次回も確変で当るとか(これはBモノで実際に存在したようです)、旧セル(冒頭の画像)と新セル(下画像を参照)で連チャン性が違ったとか、あれやこれやと言われました。「真偽不明」の情報も多かったですが、もしかすると、「保留連し易いVer」が、実際に出回っていたかもしれませんね。(追記、ここまで)


「CRジャマイカ」新セルに描かれた、先住民族っぽいイラスト(鼻輪をして、ヤシの木によじ登っている)



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あなろぐ)
2012-09-06 09:20:28
この頃でしょうか?セブンドーフを打つたのは?やはりジャマイカもセブンドーフも権利物は全く良い思い出がありません‥下北沢と言えば〇池栄子の実家も何度か打ちに行きましたがこちらも権利物同様勝った記憶は有りません(笑)
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二段階抽選 (おいなり)
2013-02-22 22:30:06
この手の二段階抽選機はついつい甘く感じて手を出してはやられていました

中央デジタルそろいから、小アタッカー解放までの間が掴めずパンクした記憶があります。
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Unknown (伊織瑛太)
2015-03-17 21:21:54
CRジャマイカ。
ホールデビューした1998年から延べ7年にわたり、主戦機種として本当によく打ちました。
この台について長年の素朴な疑問があります。
サブデジタルが1or5を引いて確変終了した際、
保留玉4つが点灯していた場合は、これらは確変状態のまま(1/7.44)判定されているのでしょうか?
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Unknown (伊織瑛太)
2015-03-20 18:13:40
追記誠にありがとうございます。
コメントさせて頂いた件について、やはり当時詳しく解析した記事はなかったですよね。
私の通っていたホールではよく保連したので・・・。
仰る通り、新セルだと体感的に連チャン率が低かったような気がします(笑)
私も一時
・確変中にロングリーチでそのまま当たった場合は、権利獲得アタッカーにわざと球を入れない。
・7のオーロラリーチで当たると確変が継続し易い。
などとオカルトめいた打ち方をよくやっていました(笑)
こういう適度な「いかがわしさ」が、パチンコの打ち手をそそるんですよね。
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