まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

宝島(京楽・デジパチ)

2011-10-22 10:54:16 | 現金機デジパチ
1992年(平成4年)に京楽から登場した新要件デジパチ「宝島」。
 
 
大当たり確率1/235、出玉は約2300個。
 
 
全15種の大当たり絵柄(0~9、船、ドクロ、「宝」、宝箱、鳥)のうち、「7」で当たると小デジタルが確率変動(時短)に突入し、以後5回の大当たりを獲得するまで小デジ確率がアップ(計6回の大当たりを獲得)。かなりのギャンブル仕様であった。
 
 
先発機種「フルーツパラダイス2」では、7揃いの大当たりは純粋に6回ワンセット(上乗せなし)だった。しかし、「宝島」の場合は、確変最後の大当たり(6回目)で7が揃うと、再度そこから5回の大当たりが上乗せされた。6回ワンセット時の出玉は約13000発、上乗せ時は11連チャンで約24000発と、まさに一撃爆裂の可能性を秘めていた。もちろん、11回目の大当たりが7の場合も上乗せが行われる。
 
 
リーチアクションも非常に秀逸だった。京楽お得意のシンプルかつ奥深いスーパーリーチは、右デジタルが2周目に入ると効果音が変化、大当たりか一目ズレでしか止まらないという激アツリーチである。また、7と通常絵柄でリーチ時のサウンドが異なっていたのも、本機の特徴だ。
 
 
確変絵柄の「7」でスーパーリーチが掛かった時の興奮度といったら…「リーチは、ノーマルとスーパー1種類だけでも十分楽しめる」ということを証明していた。リーチ演出過剰な今の台にも、大いに見習って貰いたいものである。
 
 
 
当時、地元Y駅のパチ屋「P-L」店(ここは私の青春の舞台となった思い出のパチ屋である)で本機を良く打っていたのを覚えている。お世辞にも客付の良いシマではなかったが、一撃の大量出玉を夢見るギャンブラーには、うってつけの台だった。
 
 
1/235の初当り確率は確かに良心的な数字だ。しかし、肝心の確変突入率は更に1/15を掛けた1/3525である。そう簡単には。7の三つ揃いを拝む事は出来なかった。まぁ、単発大当たりも結構引けたので、たとえ確変が無くとも、そこそこ楽しむことはできたのだが…。
 
 
運良く7が揃うと、店員がツカツカと近寄り、「ラッキースタート」の黒い札(この店では連続遊技可能を示すプレート。一回交換は白い札)を頭上に刺して、カラのドル箱を5つ背後に置いてくれる。何回か確変で当てた記憶があるが、「これからこのドル箱が全部満タンになってくのか~」という期待感は、かなりのものだった(ちなみに、上乗せ11連チャンの経験も一度だけアリ)。
 
 
 
ただ、この地元店の当時の営業スタイルは、「2.3円の1回交換」というシブさであった。午前中は「無制限」というサービスはあったものの、相当デジタルの回りが良くなければ勝つことは不可能であろう。
 
当時の攻略誌によれば、宝島のボーダーラインは、2.5円・1回交換の場合「1000円で39回」(確変を加味した場合)となっている。私の記憶では、せいぜい30回そこそこしか回らない台ばかりだったので、どう考えても回収調整だったと思う…。