LION CITY ~シンガポールの魅力~

ショッピング、グルメ、観光、文化…小さいながら、様々な発見と感動がある国。シンガポールの魅力を写真とともに紹介します!!

HDB

2008-10-18 | 生活



HDB(Housing & Development Board)


 シンガポール国民の80%以上が、HDBと呼ばれる公団住宅に住んでいます。本来、HDBとはHousing Development Board(公営住宅の開発を担う政府機関・住宅開発庁)の略なのですが、普通は公団住宅のことを言います。公団住宅といっても、テニスコートやキッズパークなどの施設もあり、日本の団地とは雰囲気が少し違います。
 1960年頃、シンガポールは東南アジアのスラム街の1つでした。そのため、政府は経済開発を進める中で、国民に住宅を供給し始めました。国土の小ささなども考慮し、HDBを大量に建設したというわけです。
 シンガポールは多民族国家です。なので、HDBブロックごとに人種構成比率が決まっています。つまり、1つのブロックに1つの民族が固まらないようにしているのです。 



 団地の間取りは、スタジオ(ワンルーム)、3部屋(日本の2LDKに相当)、4部屋(同3LDK)、5部屋(同4LDK)、エグゼクティブ(高級版)の5種類があります。 
昔は、3~4部屋タイプが主流でしたが、近年は大型タイプのものが多くなってきています。
 外見も地域によって異なり、ユニークなものが多いです。
街を彩るアイテムの1つとなっています。



ベランダのないHDBでは、洗濯物を竿に通して、写真のように窓から外に出します。
これもシンガポール独特の光景です。



 HDBを支えるのは、このような細い柱。折れないのかと心配になりますが、地震のないシンガポールでは大丈夫なんです。
 ほとんどの場合、1階には部屋がなく、写真のようにコミュニティ広場になっていたり、スーパーやホーカーがあるところもあります。



最新の画像もっと見る