ずっと前のことですが、
アルバイト先で片思いの人がいたんです。
僕がゲイだってことは言ってないので、
普通に優しくしてくれていたんで
このまま片思いでもいいなぁ~って思ってました。
でもライバルが出現!!
同じアルバイトの女の子で、
その女の子にも僕がゲイだって言ってなかったんですけど
女の子って敏感ですよね。
ちょっと気付いているような感じだったんです。
あらためてカミングアウトするのも変な感じだったんで
聞かれたら答えようかなって思ってました。
特にいじめられたりもなかったんですが、
どうやらその女の子も彼のことが好きな様子だったんですよね。
あ~・・・女の子がライバルだったら負けちゃうなって、
かなり落ち込みました。
だって、たぶん彼はノンケだったから。
この片思いは胸にしまわないといけないな~って思っていたら、
どうやらその女の子は僕の気持ちにも気付いている様子だったんです。
何かと挑戦的なことを言うし、
彼と一緒のシフトのときなんて、わざと僕のほうを見ながら
彼と仲良く話をするんです。
ちょっとムッとしながらも、
僕はその闘いを避けることにしていました。
だって気付かないフリが一番楽だから。
でも、隣で
「どんな女の子がタイプなの??」
「料理が出来る女の子がいい??」
「私、料理は得意なんだよね」
とか言って
やたらと「女の子」を連発していたときは
ほんと泣きそうになりましたよ。
これってイジメ?!って。
僕が料理なんて出来ないって
決め付けている言い方がホント腹が立つっ。
僕だって料理くらいできる!!
って言いたかったんですが、言えませんでした。
いろんな出会いがあっても、
うまくいく確率はとっても低いんです・・・
でも仕方がないことなんですよね。