日々徒然 正和流

岡山で体術、居合術、気功術を修練しています。
http://seiwaryu.wixsite.com/seiwaryu

武は祈りに通ずる

2017-06-20 23:19:23 | 日記


武道修錬は禊であり、平和への祈りの姿でもあると考えています。

正和流の基本動作である回転運動を縮小していくと合掌の形になります。
合掌は真心を持って祈る姿です。

また合掌を気功の観点でみると、
心を落ち着けストレスを軽減する作用と、自律神経を整える働きもあるようです。

合掌は祈りであると共に心身調整の型と言えます。
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うねりを伝える

2017-06-12 11:44:04 | 日記


動画は同じ技の二種類。
前半は腹の力をうねりによって腕を伝わせ相手の肩を崩しています。
後半は表面上のうねりを消す事に成功!

意識の用い方によって力の伝わり方を変えています。

受けを取っている道場生は右腕に対する技が掛かりにくかったのですが、右肩には問題無く力が伝わっています。


彼の右腕にはなぜ技が掛かりにくいのか?

師匠の技は彼の右腕にも問題無く力が伝わっていたのでそもそもの私と師匠では力の質が違うのでしょう。

しかし、私の力量でも肩には効かせられる事からこの現象に対する理解が少しだけ深まりました。

相変わらず何故?ではありますが彼の右腕に気の滞りが起こると言う事であり、その時にそれを突破するだけの力がまだ無いという事なのでしょう。

もっと力を養わねば。
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居合 親子修錬

2017-06-07 13:26:43 | 日記


親子修錬、続いています^_^

4月末から色々忙しく出来ませんでしたが、今月から何とか再開です。

何事も継続が重要です。
細く長くでも続けてさえいれば個人の歴史としては取り組んで来たと言える材料になります。
そこから広がる何かがあるかも知れません。

現代においては武術は戦う事よりも技を如何に修めるかが重要だと考えます。
戦いのロマンに浸る事も否定するつもりは毛頭ありません。
自分自身もそういう時代があったので武道を志す者、そうでなくてはならない面も確かにあります。

しかし、居合の技はどんなに上手かろうが発揮させる実戦の場は有りえません。
日本は法治国家、法の秩序の下皆がルールを守って日本の平和は成り立っています。

居合を学ぶ意義はやはり抜く事よりも刀を如何に腰に納めておくかという事に尽きると思っています。

居合の師匠の受け売りですが、
「抜く事は誰でも出来る。腰に納めておく事こそ難しい。」

簡単な言葉ですがとても深いです・・・
そして難しいです。

抜刀よりも納刀にこそ、その真髄があるという教えです。
この考え方はより高度な戦いであると感じています。

ちなみに師匠は観念論の人ではありません。
師匠の卓越した技倆の上に立っての精神論なのです。

腹に治める胆力。

殴り合う胆力も凄いですが、腹に治める胆力はそれ以上の凄みがある事を師匠はその背中で教えてくれます。
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武は舞に通ずる 二刀流の舞

2017-06-06 09:18:57 | 日記


武は舞に通ずる。
これは先々代の師匠の教え。

円運動は特に舞に転じやすい。
角度を和らげ速度を緩め拍子に合わせれば、武術としての型はそのまま舞になります。

動画は二刀の舞。
両手で扱うには少し刀が長いので長脇差ぐらいがちょうど良いでしょうね。

武術を戦いの目的のみにて行う事は現代社会ではナンセンス?と感じる人もいるに違いありません。
私自身も武術修錬において戦いの備えを忘れる事はありませんが楽しむために行うという現代的な価値観を重視しています。

色んな趣向の人が色んな目的のために武術を学んで良い時代です。

健康目的であったり習い事として自身のスキルアップのために武術を学びたいという人達は当道場では大歓迎。
戦いに飢えている人にはもっと良い道場があるでしょう。

現代人は自分のニーズにあった道場を選べるのです。

当道場は武術修錬を楽しむ事を奨励します。

生涯学習の一環として50代60代の方であっても可能な稽古。
若くエネルギーにあふれているならば体力を発散させる稽古法。
女性であればダイエット目的にも武術は効果的でしょう。

多様化する現代社会における武術修錬の目的もやはり多様化するのは自然の流れ。

武は舞に通ずる考え方は現代社会にマッチした多様化の一つと言えるでしょう。
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鬼ノ城にて

2017-06-01 22:30:43 | 日記



師匠と一緒に総社市にある鬼ノ城へ登りました。

鬼ノ城は言い伝えによると吉備津彦命による温羅退治が桃太郎伝説につながっているらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A9%E7%BE%85

考古学的には新羅と唐の連合軍に対して倭国と百済の連合軍が大敗した白村江の戦いの後、半島からの侵略に備えた防衛施設だという説も。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E3%83%8E%E5%9F%8E

解明されていない謎の多い鬼ノ城だが朝鮮半島式の山城である事は間違いなさそうだ。

この日は天気も良く岡山平野までを一望出来る大変良い眺め。
山の頂上は自然のエネルギーにあふれている。

当然、師匠による気のレクチャーも始まる。

こういう気の良い場所では小さな動作でも気を効率的に取り込む事が出来ると様々な型を実地指導。

師匠と一緒に山にいるだけもパワーアップしたような気になる気持ちの良い場所です。
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