池田大作「青春対話~21世紀の主役に語る」より

池田大作「青春対話~21世紀の主役に語る」(聖教新聞社発行)より珠玉の名言を綴っていきます。

第2章 青春の鼓動、~性格って何?~

2011年09月25日 | 青春対話
15:05 from web
「性格は運命なり」という言葉がある。だれもが自分の性格で悩む。悩むからこそ進歩がある。その反面、悩んでいるだけでは、どうにも変わらない自分という現実がある。これだけ科学が進歩しても、“自分自身”というものを、もてあましているのが人間なのです。
15:06 from web
「感情が激しい」なんて、この無感動の時代に貴重です。青年だもの、感情が激しいくらいで、ちょうどいいのです。
15:07 from web
協調性も大事だが、周りに合わせるだけで自分を押し殺してしまうのは不幸です。これからの怒涛のごとき波瀾万丈の人生を生きていくには、激しい性格くらいでいいのです。ただし、自分だけのエゴが強くて、人を傷つけていくような感情の激しさは危険です。
15:08 from web
人間はたいてい、意志薄弱です。楽なほうへ行くのは人間の性です。偉人と言われる人だって、初めから偉人だったのではない。弱い自分を鞭打ち、鞭打って、惰性と乗り越え、人生に勝ったのです。人生は自分との戦いです。進歩と退歩との戦いです。幸福と不幸との戦いです。 
15:08 from web
何か身近な一つでいい、何でもいいから、“やりきった”と自分が満足できるまで何かに挑戦したらどうだろうか?その「第一歩」が次の一歩につながっていくのです。
15:09 from web
友だちや親、兄弟でもいい、あなたのことをよく知っている人に、率直に聞いてごらん。「私は、どんなところを、もっと伸ばしていけばいいだろうか」と。きっと、すばらしい長所をもっているはずです。
15:09 from web
短所しかない人はいない。長所だけの人もいない。だから長所を伸ばしていけばいいのです。そうすれば短所は自然のうちに隠れていくものです。
15:10 from web
臆病というのは、よく言えば敏感ということです。
15:11 from web
エレノア・ルーズべルトさんを知っているだろうか。フランクリン・ルーズベルト大統領夫人であり、アメリカで最も尊敬されている女性の一人です。彼女は少女の
ころ、「病的なほど臆病で内気だった。臆病と内気に身をまかせて半ば麻痺状態にあったというそれを、自分を訓練することで克服した。
15:11 from web
どんな訓練かー。第一に「人に良い印象を与えようとか、人が自分をどう思っているのか、とかをくよくよ考えないこと」。つまり「自分のことばかり考える代わりに、他人のことを考えるようにした。
15:11 from web
二番目に「自分に興味があること、やりたいと思うことに、心から打ちこむこと」。自分が思うほど、他人は自分のことを気にしてはいない。だから、できるだけ「自分のことを忘れる」訓練をしたのです。
15:12 from web
第三に「冒険心と経験を求める気持」を持ち続けること。「人生を探求したい気持」に没頭することで、人が自分をどう見ているかを忘れて、前へ前へ進むことができた。この繰り返しで、夫人は少しずつ自信をつけていった。
15:12 from web
人の長所を観察したほうが、自分は得です。人の欠点をあげつらっても得るところがない。そういう大きな心になるには、少しずつでいい、友人の幸福を祈っていくことです。だんだんと包容力のある自分に変わっていきます。 
15:13 from web
ほかにも、さまざまな性格の悩みがあると思う。悩んでいること自体が、必ず変わっていける証拠です。大人になると、もうあきらめしまうのか(笑い)、悩まなくなる。そこで進歩もなくなる。人間は前進しているかぎり、成長しているかぎり、悩み、迷うものなのです。
15:13 from web
いずれにせよ、自分らしく生きる以外にないのです。自分は自分らしく人生を生き、社会に貢献していくことです。そういう人を育成するのが教育であり、また、そのために滋養を与えるのが信仰です。
by SeisyunTaiwa on Twitter