ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 | |
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮、読売日本交響楽団 | |
日本コロムビア |
先日赴いたタワレコ新宿店にて、注目の新譜CDが発売されていたのでこれまた即購入とあいなりました。「ミスターS」ことポーランド出身の巨匠になっちゃったスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ御大指揮する読売日本交響楽団による「ブルックナー交響曲第7番ホ長調」。2010年10月16日サントリーホールにおける感動的なライブ演奏会の模様を収録。すでにリリースされている交響曲第8番ハ短調は新宿の東京オペラシティコンサートホール、交響曲第9番ニ短調が池袋の東京芸術劇場大ホールで収録されたそうです。ジャケ写真を見てもさすがに以前に比べてお年を召された感が強い「ミスターS」ですが、改めてCDを聴いてみると年齢は関係ありませんな。
いやぁーそれにしても、第1楽章の導入部分から鳥肌モノの演奏となっております。先日N響アワーで聴いた尾高忠明指揮のブル7も感動的でしたが、御年87歳のブル7も優ると劣らずの正々堂々とした矍鑠たる演奏となっておりまして、まだ現役でいけちゃうんじゃないかと思われますが、年齢的にもしかしたら最後のライブ演奏会となったのかもしれませんねぇー。第4楽章のフィナーレが終わった後、少しの沈黙から聴衆のブラヴォーが聞こえてきたのも、聴衆の皆さんがこのコンサートの感動的な余韻に浸っていたことを感じさせてくれます。
DENONさんも太っ腹で、SACDハイブリッド盤としては破格の1785円(税込)と超お買い得な歴史的名演を陰ながらサポートしておりますよ。他のシンフォニーもSACDハイブリッド盤なので、少し安くしてくれればとは思いますがそれはねだり過ぎという物でしょうか!?それはさておき、いずれにしてもブルックナー交響曲第7番の新たなる名盤としてオススメしたい一枚でございますよー!!☆☆☆☆半の高評価差し上げちゃいましょう!!