ニコリ本誌用の原稿は、何とか投稿し終わりました。
よかったよかった。
さて今日は、最近話題のダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきました。
ジャンルとしては‥‥何になるのでしょう、これは。
体験型エンターテイメント、といったところでしょうか。
簡単に言えば、光が完全に遮断された暗闇の中を巡り、
いろいろと体験する、というイベントです。
以下、例によって簡単な概要と感想。
近日中に体験する予定の方にはネタバレになる可能性があります。ご注意を。
____________________________________________________________________________________________________________
そんなわけで会場到着。なんだかカフェっぽい。
余談ですが、入場前や退場後に写真を撮っているときに、
多くの通行人が入口の前で、足を止めているのを目撃しました。
やはり、ただならぬ雰囲気があるのでしょうか。
基本的には事前予約制ですが、日によっては当日券もあるのだとか。
ちなみに参加前には、安全上の都合で本人確認があります。身分証が必須。
あと、あらかじめ小銭を用意しておくと便利です。
予約していた時間が来て、いざ入場。
私の回では参加者7名でした。
まず杖を受け取り、次いで簡単な自己紹介(暗闇の中で)。
視覚障害者のアテンドさんが、内部を案内してくれます。
なにせ、本当に何も見えないので、こわごわと進むことに。
普段、視覚情報に頼りきっている人間としては何もわからないのですが、
アテンドの方には何ら不自由は無いのです。
内部をあまり詳細に書いても仕方ないので、簡単に。
小川の流れる音のする中で、小さな橋を渡ったり(結構揺れる)、
ブランコに乗ったり、炬燵に入ってお茶を飲んだりしました。
時折、木の茂みが体に当たり、少々たじろいだり。
自分以外の人とは全く面識が無かったのですが、
進むためには周りの人と情報をやりとりする必要があるわけで。
次第に、自然と触れ合うようになります。
暗闇から出た後、外の光に眼が慣れるまで時間がかかりました。
終了後に他の参加者さんやアテンドの方と少し話しました。
皆さんが一番感じたことは、
見知らぬ人とのコミュニケーションが自然にとれたということ。
視覚による情報が遮断されている分、話すにも余計な気遣いがなく、
ときには体に直接触れることもあるためでしょうか。
あと私が感じたのは、目で見えなくても、
イメージとして見える(思い描く)ものがある、ということ。
暗闇の中でも、川の周囲や、お座敷や、他の参加者の方々が、
イメージとしてそこにあるように感じる気がしました。
最後に参加者全員との顔を合わせたのですが、
それまでにイメージしていた印象とは、やはり違いました。
活発そうな感じに思えた方が、わりと大人しそうな容姿だったり、
かなりの年配そうに感じた方が、思いのほか若々しかったりと。
でも、自分の目を通して感じた印象は、たしかに現実のものなのですが、
目で見えない中で感じた印象も、また現実のものなのでしょう。
ある方が「目に見えない世界には、見える世界とはまた違った文化がある」と
言っていましたが、まさしくそんな感じです。
というわけで、非常に貴重かつ勉強になった体験でした。
なお、現在は恒久的な運営ではないものの、
いずれは常設を目指しているそうです。
参加費はやや値が張りますが、興味のある方は是非。
アテンドや参加者が変わると、全く違う感覚になるそうなので、
また参加してみたいものです。
今日はこんなところで。裄紘でした。
よかったよかった。
さて今日は、最近話題のダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきました。
ジャンルとしては‥‥何になるのでしょう、これは。
体験型エンターテイメント、といったところでしょうか。
簡単に言えば、光が完全に遮断された暗闇の中を巡り、
いろいろと体験する、というイベントです。
以下、例によって簡単な概要と感想。
近日中に体験する予定の方にはネタバレになる可能性があります。ご注意を。
____________________________________________________________________________________________________________
そんなわけで会場到着。なんだかカフェっぽい。
余談ですが、入場前や退場後に写真を撮っているときに、
多くの通行人が入口の前で、足を止めているのを目撃しました。
やはり、ただならぬ雰囲気があるのでしょうか。
基本的には事前予約制ですが、日によっては当日券もあるのだとか。
ちなみに参加前には、安全上の都合で本人確認があります。身分証が必須。
あと、あらかじめ小銭を用意しておくと便利です。
予約していた時間が来て、いざ入場。
私の回では参加者7名でした。
まず杖を受け取り、次いで簡単な自己紹介(暗闇の中で)。
視覚障害者のアテンドさんが、内部を案内してくれます。
なにせ、本当に何も見えないので、こわごわと進むことに。
普段、視覚情報に頼りきっている人間としては何もわからないのですが、
アテンドの方には何ら不自由は無いのです。
内部をあまり詳細に書いても仕方ないので、簡単に。
小川の流れる音のする中で、小さな橋を渡ったり(結構揺れる)、
ブランコに乗ったり、炬燵に入ってお茶を飲んだりしました。
時折、木の茂みが体に当たり、少々たじろいだり。
自分以外の人とは全く面識が無かったのですが、
進むためには周りの人と情報をやりとりする必要があるわけで。
次第に、自然と触れ合うようになります。
暗闇から出た後、外の光に眼が慣れるまで時間がかかりました。
終了後に他の参加者さんやアテンドの方と少し話しました。
皆さんが一番感じたことは、
見知らぬ人とのコミュニケーションが自然にとれたということ。
視覚による情報が遮断されている分、話すにも余計な気遣いがなく、
ときには体に直接触れることもあるためでしょうか。
あと私が感じたのは、目で見えなくても、
イメージとして見える(思い描く)ものがある、ということ。
暗闇の中でも、川の周囲や、お座敷や、他の参加者の方々が、
イメージとしてそこにあるように感じる気がしました。
最後に参加者全員との顔を合わせたのですが、
それまでにイメージしていた印象とは、やはり違いました。
活発そうな感じに思えた方が、わりと大人しそうな容姿だったり、
かなりの年配そうに感じた方が、思いのほか若々しかったりと。
でも、自分の目を通して感じた印象は、たしかに現実のものなのですが、
目で見えない中で感じた印象も、また現実のものなのでしょう。
ある方が「目に見えない世界には、見える世界とはまた違った文化がある」と
言っていましたが、まさしくそんな感じです。
というわけで、非常に貴重かつ勉強になった体験でした。
なお、現在は恒久的な運営ではないものの、
いずれは常設を目指しているそうです。
参加費はやや値が張りますが、興味のある方は是非。
アテンドや参加者が変わると、全く違う感覚になるそうなので、
また参加してみたいものです。
今日はこんなところで。裄紘でした。
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