【朝】 少し寝過ごして(子どもはとっくに起きて騒いでいましたが)6時半に起床します。「ストーブの音がうるさかった」「暑かった」などと不平をいう子もいましたがほとんどの子はぐっすり眠れたようで朝からハイテンションです。
前夜の準備もあり、さっと朝食作りは終わります。同時進行で3班は昼食の準備もしてしまう、今回の旅行は常に前準備をしたおかげでかなり余裕を持ってすごせました。8時には朝食を食べ始め、9時前にはスキー場へと向うのでした。
【スキー②】 A・Bの両班は今日も班ごとに自由行動です。初級から中級のコースまで全てのコースを滑っているようで1日券をフル活用して何回もリフトに乗っていました。
森下班は午前中2回リフトに乗ります。T君は抱っこされて滑るためリフトに乗ったのですが下りる直前に転んでしまい、体は全然大丈夫だったのでしたが精神的ダメージが大きく泣きながら滑り降りてきました。
理恵班はのぶきち班と一緒に滑ります。理恵さんの後にしっかりとくっついて滑り降りていました。
Sちゃんは初めてのリフト挑戦で、のぶきちがマンツーマンで見ます。『スキーは度胸』Sちゃんの良い所は怖がらない所で転ぶことも少々スピードが出すぎることも気にせずに滑りきります。その内曲がるこつも覚えていき徐々に転ぶ回数も減っていきます。T君はリフトで転んだショックを引きずりながらもしっかりとのぶきちにしがみついてリフトから降り滑っていきます。緩斜面では1人で滑り笑顔も戻ってきました。
後で聞いた話ですがこの日旭川で-33度を記録したそうで、そんなことは知らなかったのですが確かに寒かった!!空は快晴、風もまったくないのですが頬と手が刺すように凍えるんです。寒さのために泣いてしまう子も出てきます、あまりの寒さでトイレが近くなり間に合わずに失敗してしまうこも何人か・・・。特にNちゃんは山頂で泣きたたずんでしまいます、困った班の子達が二手に分かれて助けを呼びに降りてきます。助けに来たのぶきちに抱えられて何とか滑り終えたNちゃん、コテージについても涙はしばらく止まらず体が温まるにつれ徐々に落ち着きを取り戻していったのでした。11時にはコテージへと引き上げて暖を取る子ども達、一様に顔が真っ赤でした。
【昼食】 3班が調理した昼ご飯は三色丼です。これまた味良し見た目良しの逸品でした。「こまめに体が冷え切る前に休憩を取るように」と全員に伝え再びスキー場へと向います。
【スキー③】 こまめにビニールハウスで休んだようで午後は寒くて泣いた子は出ませんでした。休みのたびに持ってきたおやつも食べれて子ども達はかえって嬉しそうでした。ナイター運営になる4時半ぎりぎりまでスキーを堪能したおかげで自信のなかった子達も相当上達し安定感が増しています。「ナイターも滑りたい!」とまだまだ滑りたい子もいましたが本日のスキーはこれで終了です。
【夕食】 夕食のメニューは4班によるホワイトシチューです。シーフードメインのシチューは匂いだけでよだれが出てきます。冷えた体を温めるあっつあつのシチュー、どの子も笑顔で食べています。
今回はどの料理もおいしくて、今までのスキップお泊りでは間違いなく最高の出来と言える食事達です。旅行やお泊り会ではいつも米が余ってしまいます。なので今回は持ってきてもらう米の量を少なめに設定したのですが、今回は美味しさのおかげか食べる食べる、いつもの1.5倍は食べています。そのせいでご飯がギリギリです。
そこで登場したのがお泊り会の残り物【うどん】です。賞味期限はおそらく切れているはず、もしかしたら腐っているかも、食べたらおなかが・・・。そんな不安もありましたがそこは“鉄の胃”を持つのぶきちが食べることにしてのぶきちの分の米を他に回すことにします。ごま油で皿うどんのようにこんがりと炒めると本当に美味しそうです。寄ってきた子が「おいしそう!でも腐ってるんだよね・・・」と残念そう。そのうどんにシチューをかけると!すん~~~~ごく美味しいんです、これは意外な大発見!!他の子たちが尻込みする中、誘惑が恐怖をうわまった3人の男の子が少しだけ味見します。もちろん感想は絶賛です、が!!明日おなかを壊したらどうしましょ・・・。今度はちゃんとしたうどんで作りたい新メニューの完成です。
【お楽しみ会】 7時からゲームをします。班対抗の伝言ゲームです。「もりもりたべるもりしたくん」「ももはきらいなももたろう」「りえといえはおなじいろ」などのお題を耳写しで伝えていきます。「ももはきらいなももたろう」が「ももがすきなのあ」なんて突拍子もない答えになったりして一同の笑いを誘ったりしながらゲームは進みます。結果は4問中3問正解の1班と2班が同時優勝、3位は1問正解の4班、3班は全問不正解で落ち込んでいました。
【おやすみなさい】 昨夜の反省を踏まえ床にマットを敷き詰めその上に寝袋に入ります。疲れているんでしょうあっという間に眠りについた子ども達、今夜はストーブを切り、寝袋の上から3人ずつ掛け布団をかけてあげます。良い夢が見られますように・・・