デジタルメモ「ポメラ」を使う

　火曜日は自分にとって大事な日だ。翌日午前にある祈祷会の聖研を準備しなければならない。月曜日のうちに構想をまとめ、火曜日には聖研の原稿を書く。ところが、今週は火曜日に教区の用事でなんと石和温泉まで行かねばならなかった。片道３時間半。身延線の車中だけでも２時間あまりになる。
　そこで、今回は以前から興味のあったポメラという文書作成ツールを利用することにした。前日に家電量販店でポメラDM5を購入。初めてで不安はあったが、車中で原稿を作成した。ノートに手書きだと電車の揺れで文字がきちんと書けない。後でパソコンに保存することも出来ない。その点、ポメラは十分期待に応えてくれた。９割がた原稿は作成でき、帰ってからパソコンに転送して仕上げをした。時間を有効に活用できたのはうれしい。
　ただ、ポメラは推敲にはあまり向いていない。カーソルが細くて見にくく、位置を探していると目が疲れてしまう。出来ないことはないが、効率は悪かった。また、ATOKが入っているものの、パソコン用のそれに比べれば変換効率はかなり劣る。パソコンで使っている辞書をインポートすることもできない。でも我慢できないほどではない。安価なツールだから仕方ないと割り切るべし。
　電源はエネループの単４電池２つで２０時間使える。日帰りの出張なら十分だ。重量も３００㎏弱で、小さく折りたためるのでカバンの中にらくらく収納できる。今まで躊躇していたが買って良かった。
　しかし、車中作業入り往復７時間の日帰り出張はこたえる。翌日午前の聖研が終わると体力は限界だった。昼食後、１時間ほど午睡。体力気力を取り戻しつつある。