おもしろかった!
そのひとことにつきる本です。
8編の短編で構成されている一冊の本
「太陽の上」
「空を待つ」
「甘い果実」
「炎上する君」
「トロフィーワイフ」
「私のお尻」
「船の街」
「ある風船の落下」
どれもおもしろかった。
一人称で語られない文章が、さらに物語を引き立てた
印象に残った一文をここに。
作者と私の恋愛観はきっと似ている、それは
白いしるしを読んだときにも感じたことだった
「恋愛のさなかにいる君、恋の詩をつづる君、恋の歌を歌う君よ。
周囲の人間に、馬鹿にされるだろう、身の程知らずだと、おのれを恥じる気持ちにも、なるだろう。だがそれが、何だというのか。
君は戦闘にいる。恋という戦闘のさなかにいる。誰がそれを、笑うことが出来ようか。
君は炎上している。
その炎は、きっと誰かを照らす。煌々と。熱く。
君は、炎上している。」
なんて素晴らしい文章なんだろう。
これを読んだとき拍手をしたくなった、
なんて力強いんだろう。
感動しながら、本に折り目をつけた上に栞を挟んだ。
これは「炎上する君」からの一文。
それから、「ある風船の落下」これもとてもおもしろかった
というか、ぜんぶがぜんぶおもしろいんだけれど……。
私はこういう類のファンタジーがもともと好きだったような気がした
それに、私の書いた詩、「レインドロップス」に
すこしだけ、似ているような気もした
一人称で書かれないからこそ、
その物語と自分がリンクすることができた
まるで物語のなかにいるような、そんな気さえした。
あれやこれやとことばを尽くしても、
きっと足りないし、何かちがう。
とにかくも、
めちゃくちゃおもしろかったのでこの本はオススメです。
最近読書の記しのようなブログになっていますが、
私の日常を気ままにつづっているブログで
すきなことを書いたりしています。
詩を書きます。音楽をききます。最近は本も読めます。
これも最近、アルバイトを始めて、服屋さんで働いています
精神科に通っています。自分ではBPDだと思っていて
それで入院したこともありますが、
いまの主治医にはパニック障害と診断されています。
ちょっとした自己紹介を含めて、
ではまた。