沢田山本作業日報

sawada yamamoto work report

爪に火を灯す

2005-04-30 23:54:15 | □□□
汚し作業の燃やし作業。沢田さんの指も一緒に燃えたりしている。熱いものが全く持てない極度の猫手で長年苦労してきたが、顔面しかりあちこち皮が厚くなって仕事がしやすくなった。
したたか暑いのに風が強いので窓は閉め切り、何を思ってかその中で大根を煮て室温さらに上昇。指を燃やしながら一日チムチムチェリーを口ずさみ(今日はMIDI無し)熱中症で頭も焦げついたらしい。
ギャラリー島田のメールマガジンに出ているベルリンフィルとこどもたち。見たい。見たいが見れない。入口でポスターだけは見た。ラトルファンは多い。沢田山本は個人的にはゲルギエフがたいへん好き。汗だくになってタクトをふるい、左手で髪をかき上げる仕草が非常に好み。なのでラジオでないと演奏が耳に入らない。なんだルックスの話かい。しかしこれで密閉部屋でたき火する希望をつかんだ。沢田山本も明日からはエレガントに汗をかく。

おおかみがきたぞ

2005-04-29 23:57:52 | □□□
制作とパソコンは使う頭の回路が違い、切り替えが苦しい。しかしやらねば。ということで、オープニングのチラシ原稿がようやくようやく。早くかかれば信用も失わずに済んだものを。
えっちゃんと呼ばれていた小学生時代の沢田山本は夏休みの宿題を七月中に片付けるようしつけられ、それ以来基本的に自称前倒しの習慣が身に付いている。だがやはり自称は自称なのであった。千手観音と違って俗人沢田山本の手は二本しかない。(あるだけでもありがたい。欲を言ってはいかん)で、何が無念かといえば、きちんと独立したイベントとしてオーガナイズしたかったがそれができなかったということ。
ともあれ、ライブにアドリブはつきもの。当日はどうにでもする。と、強気に言っているようで、その実、これこそ非常に疑わしい。嘘つき太郎になりつつある。

注文数をお選び下さい

2005-04-28 23:39:37 | □□□
沢田山本の寝坊起床に黙ってつき合ってくれる秘書犬にごめんで始まった一日。最近ゆっくり遊んでいない。ごはんと散歩だけで面倒見ているとは言えない。あぁ、ごめん。あちこちに懺悔。たまらん。
新聞詩はようやく五分の一まで到達。おめでとうはまだ遠く、未着手の作品も背後に待っている。まぁがんばってくれ。って、誰の話だ。
ニスだのシリコンだの得体の知れない気体をたくさん吸引している。喫煙の方がよほど健全と断言する。芸術家は短命なりの現代の所以は石油物質か。 コンセプトには遠くないようだが、できれば遠慮したい。これでいくか。装着して浦添美術館あたりにいたら、バンクシー的と賞賛されるか、即逮捕か。後者であることは間違いない。だが知名度向上も確実である。三宅島の方々には不謹慎をお詫びしつつ、さあどうする。

鼻からぼたもち

2005-04-27 23:49:01 | □□□
バスで DIY屋まで遠征。回数券よし、かばんよし。だけどお金忘れた。またか。到着して気付いたその瞬間を顕わすのはこれしかない。往復一時間半の国道手ぶらバスツアー。 復路の敗北感。消費したのは時間だけ。あー楽しかった。
こういう症状も経済観念の欠如と呼ぶのであろうか。亜種。いや違う、これは財布所持観念の問題。これはいやよいやよ使いたくないのよという節約月間潜在意識の直球露骨な現象化。しかしフロイト分析ならこれも何かのリピドーの現れだなどと言ってくれるのだろう。沢田山本は勝手にそう確信する。財布は女だったか。たぶん。持ち物にオスメス。考えるとずいぶんフランスイタリアスペイン語的だ。
チラシをつくらなくては。気にはなっているのにとりかかっていない。白井さん、ごめん。

うがーー

2005-04-26 23:49:35 | □□□
寝不足。夜になったら沢山寝ればよいのだと踏ん張ってこらえた一日。
汚し具合がやっと要領よくなってきた。ランプブラック、ローアンバー、カドミウムイエロー、プラスもろもろ。汚しとはいえ彩色。これができませんといったら本当にペインティングのセンスがゼロなのだろうと自虐的強迫観念にいじめられていたが、どっちみち筆なんて三ヶ月も持たなければ腕が落ちるのは当然で、こんなことに一喜一憂しても始まらない。と、脱出すれば平然と言いのける単純な人間の心理。
一つわかった汚しの鉄則は、眼鏡はするなということか。見えない方がよい。しかしこのローアンバー。主張の弱いこの色がこんなに役立っているのはこの二十年の間で初めてのことである。

社会人美術家のススメ

2005-04-25 23:21:42 | □□□
wanakioミーティング。眼鏡よし、デジカメよし。だが今回は財布の中身を忘れた。所持金19円。手動販売機の100円グレープフルーツジュースをツケで拝借。
ドイツ関係小企画が月一で前島アートセンター内で始まり、ミーティング終了後にそこへの入り込みを別件交渉。沢田さんはプレゼン下手。まわりくどくて的を得ない。パフォーマンスツールのサンプルを持っていなかったら完璧に通じなかったと確信する。だめ自慢。
ここで展覧会をするとアーティストトークは必須項目になる。初めての時はやだやだあーうーと最悪だったが、これはアーティスト養成プログラムなのだと二回目にして気付いた。あと五回ぐらい恥をかいたら、営業になる程度に考えを整理して話せるようになる予定。
営業上手な人は敬遠されがちな風潮が根強いが、本音を探れば、みんな営業できるようになりたい。作ることだけに没頭していては、それこそ万年趣味で終わる。そこいらのコンクールで大賞取っても第一線に一躍登場ではないのが実状であるなら、自分から働きかけて押していくしかない。美術の狭い世界の中でも、それぞれ苦手分野の克服の努力することで、人間としての幅も膨らみも変わっていく。変人体質の人が「あの人は芸術家だから」と言われてしまう永年の偏見もそろそろ塗り替え、ここから脱却してもいいだろう。おまえが言うなという感じでもあるが。

自律改善反省会

2005-04-24 23:31:53 | □□□
なんだか、もう少しおおらかにできないものかねと。これでは束ねた髪もほどけば垂直に逆立ち、間違いなく天上に刺さる。普通にしていても作業の進みは同じだろうに。
ソファーの覆いにアクリルのバーントアンバーをぼとんと落とし、あーあ。すぐ洗ってもどうせこいつはアウトだと、思い切り指ですくい取り、あーあ。汚したいのは作品なのに、ほかのものがどんどん汚れていく。波立っているからこういう余計なことになる。一つのことだけに打ち込んでいますというのは聞こえはよいが、そうしたバランスを欠いた世界は理想ではない。だけどどこかにまだ、それでいいという自分がいるのだろう。甘いものだ。
米国の調査データで、人格障害を持つ人は確か全体の2割ぐらいだとか。わぁ、お友達がたくさんいるー、よかったぁー。喜んでいる場合ではない。

タイトル毎回面倒だわよ

2005-04-23 23:42:26 | □□□
神戸のサコタアヤさんから個展案内が来た。二ヶ月前までは見知らぬ土地だった神戸の地図を見て、どのへんだか理解できる。たまたまわかる区域だっただけだが、それでも身近に感じることができることに少なからず感動。
■サコタアヤ個展:ハナビヨリ 2005.4.28~5.21 らくえん厨房アムリタ

夜間は作品の汚し作業。嬉しくないことに、下に敷いている紙と手の汚れ具合の方が汚れらしくてずっとよい。作品はいかにもやりました感が丸出し。不機嫌。ぐぐっと眉間に皺。今は鏡を見てはいけない。
床にばらまいて一時間ぐらい外出しておけば、留守番秘書犬が相当いい感じに加工してくれるはずだが、忠犬は任務遂行のためには手加減なしなのでこわい。自分でかじる方がいい。最善策は5年ぐらい吊しておくことだが、それはさらに不可能。まじで明日はかじってみるか。

てけてけ

2005-04-22 23:25:03 | □□□
どーーーっと…いや、マイナスはいけない。元気です。たいへん元気です。
わたしの愛する庶民スーパー。マイマート。BGMでこれ系を聴かせてくれる。98円のナスと30円の貝割れをかごに入れながらラリラリ歌う、庶民沢田の潤いのひととき。 さかなソング全盛の時期でもここではこれを貫いてくれた。表彰モノである。
客に長居させないためにわざわざ音質を悪くするディスコがあるぐらいなので、かちゃーしーが流れる大型スーパーはさっさと選びなさいということか、よくは知らないが、人酔いする上に目が回ってなにを買いに来たかも忘れる。ヨハンパパのこのへんにしてくれれば、手拍子は忙しいが、きっといらないものまで買っていくと約束する。(しかしこのMODIかわいい音ね)ウィーンフィルのニューイヤーにしても、アンコールのこの一曲のために全部見ているようなものだ。スーパーへも、これを聴くために通うであろう。三年前の小澤さんは指揮棒を振るというより完全に踊っていた。家で聴くには二世がよいが、これはお祭りなので別格。

ゲルハルトでなくカールリヒター

2005-04-21 23:54:11 | □□□
冷蔵庫が空っぽになったらチーズを貰った。すてきなタイミング。カマンベールとカモンベイビー、音は似ているが書くと似ていない。どちらにしろ深い意味はない。
土産品店に委託在庫の確認をしたところ、そう慌てなくても大丈夫らしいことが判明。春休みも終わって旅行者が少ないのだからそんなところだが、連休中は動いてくれ。何しろ個展で稼げるような身ではないのだ。
しかしこういう稼げない人を扱う画廊さんも大変だ。わたしにしてもそれは次の依頼は期待するなということになるのだから、これは大変で終わらせるわけにはいかない。理想論大義名分を振りかざすばかりで、実践論になると弱い。何の説得力もないではないか。
A.I.Tのこれ。キュレーションコースに興味があったが、こっちが先だ。近郊に住んでいたらたぶんまじで通っている。