さつき日記

黒い稲妻スキッパーキーのさつきと、新米飼い主とのあたふたな日々

これでいいのか、人生

2003-09-30 | Weblog
 専業主婦になると、世界が狭くなって、話題といえば夫と子供のことしか無くなるそうだ。今、まさにその状態。話題といえばさつきのことしかない。ボケるぞ。

 そのさつきは、デカくなった。頼みもしないのに、自分を鍛えている。その甲斐あって、運動能力は格段の進歩を見せている。後ろ足で精一杯背伸びして、かごの中のおもちゃを狙う。そのまま二本足でジャンプすると、鼻先がかごの縁よりも上に届くようになった。時々取られる。移し替えなければ。
 頼む、それ以上強くならないでくれ。

 毎日仕事とさつきの世話だけで、ストレスが溜まる。片時も目が離せないから、食事さえ落ち着いてできない。たまには静かにワインを楽しみたい。なので、今日は後輩とワインバーに行った。コス・テス・ラランドのセカンド1997を飲みながら、頬肉の煮込み、チーズ、キッシュなどを頼んだ。一人で一本の3分の2以上空けてしまった。

 帰宅したら、予感通り。ウンチして踏み散らかしていた。ご飯もやってなかったから、大騒ぎで迎えられた。ウンチを片づけてからフードをやった。
 今夜はあまり遊ばせてやらなかったので、しばらくサークルから出してやっていたら、その内寝てしまった。バリケンまで運んで、私も寝た。

 こんな毎日でいいのか?

ひとりでウンチ

2003-09-18 | Weblog
 今日は、記念すべき事が起こった。
 夜のエサをやってから部屋の中に離し、一旦サークルに戻したもののウンチ出ないから再び出してやった後のことだ。しばらく遊んでいたが、突然サークルにたたたと走って戻った。何しているのかと見に行ったら、トイレの上でウンチしていた。感動。あれだけ悩まされたのに。おやつやっておもちゃも与えたのは言うまでもない。

 今朝は、二回目のワクチンに連れて行った。市の西の端から東の端まで行くことになるのだが、夜さつきの具合が悪くなったときに時間外で見てくださった先生のご推薦があったからだ。それが一番の動機として、そこでやっているしつけ教室に入れたいという気持ちもあったので
 地図を見ながら行ったら、ずいぶん遠い気がした。さつきのやつ、待合いで自分より二周りも大きいオスの秋田犬めがけて、吠えながら飛びかかろうとした。ホンマに、どうしようもないアホやねー。あんたなんか、一噛みであの世行きだよ。幸い、秋田犬の方は、「何だ、このチビ」とでも言いたげに、まるきり無視してくれた。
 9種ワクチン+フィラリアの薬一カ月分で、〆て一万円超。ぶひ。予想より高い。おかげで飼い主の昼ご飯は残り物のカレー、晩ご飯はタイムセールの総菜になった。
 帰宅したら、心なしか元気がない。飼い主も、疲れた。午後から仕事に出る前のわずかな時間、うたた寝した。さつきは、昼寝してないからウンチが出ない。留守中のこと(主にウンチ)が気掛かりだが、仕事に行かないわけにはいかない。終わるや否やダッシュで帰ってきた。幸い、まだ寝ていた。ウンチしたのを見届けてから、食材を買いに出た。仕事のせいか、日頃の寝不足のせいか、とにかく疲れている。体を動かしていないのに、足がだるい。
 さつきは、注射のためか、やっぱり元気がない。それでも、普段の一割減。激しい運動をさせないようにといわれているが、勝手に激しく運動している。食後、すぐにサークルから出してやり、冒頭の件が起きた。

 今夜から、寝るのはバリケンの中。獣医にも、夜の間は閉じ込めておけと言われた。三日もすると、中でおしっこしなくなるからと。本やネットに書いてある「クレートトレーニング」とはずいぶん違うが、ブリーダーさんも同じことを言った。二人の意見が一致すると言うことは、聞いておいてもいいかもしれない。幸い、中で吠えることはないので、ずいぶん助かる。

究極の選択

2003-09-07 | Weblog
 今日も午前2時にごそごそする気配で目が覚めた。またバリケン内でチーされてはかなわないので、バリケンから出した。再び寝入る。
 5時頃、また起こされた。ごそごそしている。起きて様子を見ようとするが、どうしても目が開かない。その内、ウンチの臭いに飛び起きた。行ってみると、している。だけならまだしも、食べている現場を目撃。がびーん。もう少し早く起きていたら・・・ともかく、残されたわずかなモノを始末して、再びベッドに。

 午前中実家に帰ったが、さつきの様子が気になるから昼ご飯も食べずに退散。途中、ドラッグストアと家電量販店に寄って帰ったら、予定より遅くなってしまった。家の前まで来ると、キャウ~~~~ンという声が外まで聞こえる。しまった、一歩遅かったか。もうお昼寝から覚めてしまった。やなヨカーン。
 部屋にはいると、予感的中。テキはすっかり全開。折角トイレの上にウンチしても、踏み散らかしたら何の意味もないじゃないか。踏まれるよりは食べられる方がまだマシかもしれない。やっときれいにしてさつきをサークルに戻し、ふと振り返ると・・・あああ~、もうウンチしている! 

 踏まれるのと、食べられるのと、アナタならどっち?

人は動転するとしたことを憶えていないというのは本当だ

2003-09-05 | Weblog
 昼、ちょっと下痢気味だった。抱き上げてお尻を拭いていたら嫌がって暴れ、その拍子に50センチくらいの高さから落ちてしまった。右側頭部を打撲した。フローリングだから「ごんっっっ」と結構大きな音がした。本人はキャンとも言わず、そのまま元気に走り回っていたが、こっちは大慌て。もしや骨折でもと、頭を触りまくった。大過なさそうなので、いつものようにサークルに入れて仕事に出かけた。

 夜帰宅してみると、相変わらずサークルで跳ね回っている。キャンキャンうるさいので、まずお水をやっておいた。飲んで間もなくウンチ。今度もちょっと下痢気味。始末するためにサークルから出してやると・・・
 何だか様子が変。後ろ足が突っ張ったようで、出来の悪いロボットのようなぎくしゃくした歩き方をする。足が滑るのとは違う。とっさに、ブリーダーさんのケータイに電話した。すぐ出てくれた。その時はすでにパニックになっていて、さつきを抱いていたのだが、事情を話ながらもう一度歩かせてみると、明らかに変だ。まっすぐに歩いていない。やっぱり頭蓋内出血でも起こしたのだろうか。
 幸い、家まで来れば獣医に同行してくれると言ってくださった。早速バリケンに入れてブリーダーさん宅に向かう。いつになくおとなしい。到着するまでに死んでしまうのではと気が気ではなく、信号待ちの度にバリケンに手を入れてさつきが触るのを確認した。父親ががんと判明したとき以上に動転していた。死んでしまうかもと考えると、運転しながら涙が出そうで困った。ここで事故をしたら元も子もない。
 ブリーダーさんの家に着いたら、その足で獣医へ。これから来客があるところだったのに、ありがたいことだ。動物病院では、先生一人で待っていてくださった。バリケンから診察台に移すと、案外しっかりしている。床に下ろすと、普通に歩いていた。熱中症か低血糖による症状で、一過性だろうということだった。大山鳴動・・・だが、とにかく無事でよかった。下痢は、環境が変わったストレスだそうだ。おや、お前、ストレス感じていたのかい? 傍若無人に家中走り回っているからストレスなんか無縁かと思っていた。血液検査も必要ないが、もう一度同じことが起こるようなら検査した方がいいということだった。水に混ぜる電解質と、漢方とブドウ糖を混ぜた内服薬をもらって終了。締めて¥5050。時間外に見てもらったにしては、予想より安かった。感謝。
 ホッとして帰路に。帰ったらまず、もらった電解質を溶かした水を飲ませた。ウンチの後始末をしていなかったので、バリケンに閉じ込めたまま片づけた。今日は、人より先にご飯。何しろ、もう9時半過ぎているのだから。その後のウンチは固かった。人間がエサにありつけたのは11時半近く。昼に総菜を買っておいてよかった。

 今夜から、ブリーダーさんに言われたように、バリケンに閉じ込めて寝てもらう。カバーがないので、入り口のみバスタオルで覆った。予想通り、キャンキャン、くんくんうるさい。果たして今夜は寝かせてくれるのであろうか。
 電気を消してからもしばらくごそごそしていたが、その内寝た模様。私も寝てしまった。
 が、2時半頃、動く気配で目を覚ました。中でウンチされては適わないので、起きてバリケンから出したら、チッコ。結構大量に出た。帰ってから大丈夫かと思うくらい水をがぶ飲みしてたのに、寝る前には余り出さなかったからな。無理もない。抵抗するのをもう一度バリケンに戻したら、今度はわりと早くおとなしくなった。けど、今度は人間の方が寝付けなくなった。うとうとしながら、新聞配達が来た音を聞いた。それからしばらくして寝入ってしまったようだ。
 
 ところで、動物病院に行くとき、玄関のカギをかけ忘れていた。自覚していた以上に動転していたようだ。留守中に空き巣が入っていたらえらいことだった。人間、動転すると何をしでかすかわかったものじゃない。