札幌発自転車人

老人は、退職を前にして藻岩山登山と自転車遊びをはじめだした。いつまで続くやら。

藻岩山登山納め(2014.12.30)

2014-12-30 15:34:37 | 藻岩山あれこれ H26




登山納め。
藻岩山はいつも心安らかに私を迎えてくる。
ありがたい。

木々を見、
33体のお地蔵様、慣れ親しんだ登山路に感謝しながら登っていると、
雪の中からネズミが現われて、
私の足元でウロウロと動き回っている。
「一体お前は何をしたいのだ??」

ネズミは登山路から深雪の斜面を登り出して、
雪に沈んだり浮かんだりしながら、
しばらくしてから、やっと木の根の土の所にたどり着いて姿を消した。

いつものメンバーと顔を合わせる。
それぞれ病を持ちながら、
病と共に藻岩山にやって来る。

みんな元気に年を越せるのが何よりだ。

細長く続く登山路(2014.12.19)

2014-12-19 16:51:13 | 藻岩山あれこれ H26
昨日の吹雪のせいか、登山路は細く深くなっていた。
老人はバランスを崩して、思わず深雪の中に転びそうになる。
登山者とすれ違う時に道を譲ろうと脇に避けると、
腰まで埋まり自分で驚く。

老人はゆっくりと時間をかけて、
歩けることに感謝しながら歩くのであった。




藻岩山・冬景色(2014.12.15)

2014-12-15 17:28:58 | 藻岩山あれこれ H26






「素敵な雰囲気ですね」
「雪の藻岩山は最高ですね!!」

オーバーズボン、スパッツ、簡易アイゼン、ストック・・・・・
老人は身支度を整えてしんしんと雪の降る中を歩き続ける。
寒さで痛みを感じていた指先もだんだんと温まり、
体中から汗が噴き出てくる。

老人は幸せであった。

簡易アイゼンを使って藻岩山を登る(2014.12.09)

2014-12-09 16:56:36 | 藻岩山あれこれ H26
簡易アイゼンを登山靴に取り付ける。
このアイゼンは10年ほど使っているので、
すり減って先が丸くなってきた。
でも、老人の肉体同様に
だましだまし上手に使うと、まだまだ使えそうだ。







自分の肉体を無理せずに使い、ゆっくりゆっくりと歩いて頂上に出る。
ガスがかかってきた。
小雪がやさしい風に乗って舞い降りてくる。

仲間の冥福を祈りながら藻岩山を・・・(2014.12.04)

2014-12-04 16:23:40 | 藻岩山あれこれ H26
尊敬する仲間があの世に旅立って行った・・・・・

肺ガンに負けず、いつも笑顔で、
2か月前にもパークゴルフを共にし、最高の成績を出していたのだが・・・。

穂高、槍ヶ岳、剣岳・・・、共に歩き続けた。
思い出しながら、老人は黙々と頂上を目指す。
藻岩山は風もなく晴れているのだが、厳しい寒さだ。