三翠ラガー Let’s Play Rugby!(三重大学ラグビー部 blog)

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三重大学ラグビー部創部80周年記念事業のご案内

2007年04月30日 | 行事の案内
三重大学ラグビー部創部80周年記念事業を次のように開催いたします。三重大学ラグビー部OB・現役の皆様はぜひご参加ください。

記念式典・記念試合・祝賀会

期日  2007年6月3日(第一日曜日)

場所  三重大学内

記念試合  三重大学ラグビー場
 
 開会式、記念撮影             12:00
 
 対岐阜大学戦(現役)           12:10~13:30
 対岐阜大学OB戦(若手OB)       13:35~14:35
 対三重惑々クラブ(三重、岐阜OB連合)  14:40~15:20
 
 試合時間 現役戦-35分ハーフ OB戦25分ハーフ 惑々戦15分ハーフ

 記念式典及び祝賀会 学内第2生協食堂 16:00~17:30
               (医学部の近く) 

 なお、本事業挙行のための特別会費未納の方は、なにとぞご理解とご協力を賜りますようあわせてお願い申し上げます。

「熱」以外に大事にするもの

2007年04月24日 | Weblog
 講演のあとの質問で「熱以外に大事にするものは何ですか。」という事が聞かれました。

清宮氏は「軸をぶらさないこと」「自分をいつわらないこと」を挙げてくれました。そしてもう一つの課題として「場を作ること」を紹介してくれました。
場を作ることの一例として、がんばった人が日の当たるところへ出るということというお話をしてくれました。

ラグビーは15人しかファーストジャージを着ることができない。早稲田のメンバーの中には一度もきれずにいる選手もいる。4軍クラスの選手にも赤黒ジャージを着せる機会を作った。以前は大学リーグでやっていたチームだったが、今はリーグから離れたかっての名門校である立教大学や東大戦での試合にこのジャージを着せた。選手は晴れの舞台で精一杯がんばる。このことは秋のリーグ戦や関東学院戦に繋がった。

「場の設定」選手にスポットを当てることである。これらはいまは日本のラグビーの活性化のためにNPOを立ち上げニュージーランドのオールブラックスの選手を招き学ぶ機会などを作る活動にも生かされている。

最後の話になるが、日本選手権でサントリーはトヨタに負けた。トヨタは以前の日本選手権の決勝で早稲田に負けた悔しさがある。清宮の指揮するサントリーに負けてなるものかという思いがみなぎっていた。しかし、今度はサントリーに三度目の「アルティメツト クラシュ」を考える機会を与えてくれた。このことをめざしてまた、チーム作りをしていきたいとお話をまとめられた。
☆アルティメットクラッシュ=(究極の勝利)

語られる口調は柔らかいものであったが、節々に次の目標を目指す戦略と熱き心を持って進もうとされる姿にはたくさんの学ぶものがありました。清宮氏はこの後すぐニュージーランドに立たれると言うことであった。

このようなすばらしい講演の企画をしていただいた津法人会青年部の皆様に感謝申し上げます。

写真は今回の講演を企画していただいた津法人会青年部のメンバーと四日市農芸下村監督、サントリー、前日本代表選手元吉氏(右)

監督はなぜスタンドで見ているのか

2007年04月24日 | Weblog
 清宮氏の講演会で講演のあと、参加者から上のような質問がありました。皆さんはどのように思いましたか。清宮監督の答えは次のようなものでした。
「スタンドで見ているとグランド全体が見えて、選手の動きがよくわかる。グランドに近いところにいると選手や審判に文句を言ってしまう。ラグビーはキャプテンシーを大事にしている。試合が始まったら、キャプテンの判断で行動する。」ということでした。

つぎにラガーマンとして普段の生活で大事にすることはどんなことがあるかという質問に「早稲田のラグビー、たくさんの人の注目を集めるもの。人が見ていないところでもきちんとする。このことは当たり前のことである。」「ラグビー選手としてがんばろうと思ったら、自然とそのあたりは考えられてくる。いいラグビー選手はグランドの外でもいい社会人である。これらのことは自分で考えてほしいことである。」と答えくれました。

現役チームの決意

2007年04月20日 | チーム
 清宮氏の講演を聴いた現役チームのキャプテン
「あらためて一からチームを作り直したい。」「熱き熱をこめたチームになるよう努力したい。今日の講演をきいてチーム全員のレベルがあがったと思う。」と話してくれた。
 
今日の講演はチームのみんなに大きな刺激になったようです。ぜひすばらしいチームを作り、リーグ戦でもがんばってください。できたら三重のチームの合言葉を作りたいですね。

西端氏清宮氏にアプローチ

2007年04月20日 | Weblog
 清宮氏は現役チームが写真を撮っていたら、その中に入ってくれた。その後、西端事務局長は清宮氏に三重大ラグビー部を紹介した。本当は指導も頼みたかったのだかそこまでは言い出せなかったが、今日の講演のお礼を言っていただいた。

清宮氏はその注文に三重にサントリー出身の前日本代表選手元吉氏がいるので活用してやってほしいと言われた。

講演会に参加した現役チーム

2007年04月20日 | チーム
 講演会には現役チーム皆さんがそろって参加してくれました。きつとすばらしい講演にたくさんの収穫があったことと思います。この思いをぜひこれからの練習に当ててもらうといいのではないかと思いました。

清宮氏は講演のあと<会場からの「熱以外にだいじにすることは」という質問にたいして、「軸をぶらさないこと」「自分をいつわらないこと」「場作りをすること」などを言われた。はじめの言葉は選手一人ひとりへの注文だけど、後半のものはチームとして考えるものではないかと思いました。今後の機会に生かせるといいなあと思いました。

清宮氏の講演会で

2007年04月20日 | チーム
 清宮氏の講演会には現役チームも全員参加しました。そのときいっしょに参加していた四日市農芸高校ラグビー部監督の下村氏が「練習試合をやろうよ。」と呼びかけてくれた。突然の呼びかけに戸惑っていたが、三重の高校トップレベルのチームである。機会があればぜひやれるといいのではないかと思いました。

清宮克幸氏の講演会 「熱き熱をもて」

2007年04月20日 | Weblog
津都ホテル、津法人会青年部の総会特別講演会で開催された清宮克幸氏の講演の続き

<サントリーへの就任>
私が早稲田に行っている間、サントリーは勝てなかった。チームは清宮に来てほしいという要請を持ってきた。サントリーでのファーストミィーティングで次のようなことをいった。「あつい熱をもて」どんな組織でもミッションがある。「サントリーが勝つことで世の中はどう変わるか」を考えよと提言した。

2001年の早稲田チームへのファーストミィーティングでも「早稲田ラグビーが世の中の人に夢や希望を与えるものに」という。そのことは2005年の全日本選手権のときおこった。学生が社会人チームを負かすことは今までなかったが、決勝戦で早稲田はトヨタを破り優勝した。その試合をみたたくさんの方が励ましのメッセージを寄せてくれた。

いつもグランドに練習を見にきていた体の不自由な女性から、「奇跡が起こった。私はフランスへ旅行することができた。」と喜びの声、「ガンに侵されていた若きトレーナーの奇跡的な帰宅」、「引きこもりがちな少年の自覚的復活」などたくさんの人々を励ました。

俺たちが熱くなり、目標を達成すれば世の中は変わる。

前年度の最後の試合、今まで6位と低迷していたサントリー、残り20秒まではチャンピオンの位置。しかし、東芝府中の劇的なトライにより夢は消えた。もし、あの時勝っていれはもっと大きな刺激があった。(あの時は東芝府中の思いが勝ったか)
トップリーグでの活躍、熱くならなければいけないとマスコミでもたくさんの情報を発信。決勝戦は秩父宮ラグビー場が満員札止め、3000人の人が入れなかった。サントリーの活躍はラグビー人気の低迷を止めた。残り20秒で逆転された思いはサントリーのチーム再起の大きな熱になった。

監督として大事にしてきたこと
選手ともぶつかることがあったし、鉄拳が飛ぶこともあった。大事なことは本音でぶつかること。私のチーム作りは試合に出る選手だけでなく部員全員が一つになることが大事。

二年生でマネージャーを指示した部員、「僕はマネージャーではなくレギュラーをめざしたい」と発奮。人が変わったように自分をいじめ、練習する。四年のときファーストジャージーを渡す。しかし、練習でひざの全十字靭帯を切る。しかし、テーピングし紅白戦を続けるがまたしてももう一方の靭帯を切る。もうやめろといってもテーピングしながら続ける。その形相はチームを熱くする。人間力をつけたI君の成長にチームが奮い立つ。

チーム作りの根幹はチームのプライドとなる言葉を考えること。そして、このとき考えたのが「アルティメット クラッシュ」と「アライブ」である。この言葉を見つけるまでたくさんの思いがある。

大学選手権の決勝、関東学院戦 後半30分、タックルの後、オフサイドラインを破り関東学院反則を犯す。それがなければ早稲田のトライチャンスであった。スポーツ紙でも「アンフェアなプレー」としてコメントが載った。しかし、よく考えてみると早稲田がそれを許したことがだめだと反省し、接点でのプレーをどう続けるか考えた。これを克服すれば早稲田は勝てると考えた。

そして新たなスローガンを考えるために英語に堪能なロンドンの奥勝彦にメールする。しかし、奥氏はイラクで銃弾に倒れた。つらかったけどこの中からすばらしい言葉が生まれた。それは「アルティメット クラッシュ」だった。次の年、早稲田は13年ぶりの大学選手権で優勝した。そのときのキャプテンの言葉「全員が同じ言葉で行動する。みんなが一つになれることが大事」と語る。

サントリーサンゴリアスには、この言葉がなかった。サントリーのチームはゲーム中、倒れている人が多くつながっていかない。そこでみんなが一丸となれる「アライブ」という言葉を考えた。すべての動作にアライブをつけた。俺たちはこのことをやればチームが一つになって戦えると決心した。

「アルティメット クラッシュ」(究極の勝利)は、立命館のアメフットでも使わせてほしいという依頼があつた。「アライブ」は法政二高でも使われている。
言葉が行動を支配する。自分たちのプライドといえるものをチームで作ることが大事。と講演をまとめられた。

(前半部にラグビー人気を生かしたフランスやイギリスの街づくりの話題もありましたのでその辺りも次回紹介したいと思います。)

この間、1時間30分、時間が本当に短く感じられたし、清宮氏の話の中には、いろいろな人のドラマが語られていました。途中で聞きながら感無量になることもありました。本当にすばらしい講演でした。

                  まとめ  山下(大教育19期卒)

清宮克幸氏の講演会

2007年04月19日 | Weblog
 18日、津都ホテルで開催された清宮克幸氏(サントリーラグビー部監督)の講演会の様子をご紹介します。この講演会は津市の法人会青年部が総会の特別講演会として開催したものに、西端OB会事務局長の取り計らいで三重大ラグビー部の現役24名とOB会より西、西端、山下の3名が参加しました。他にも津西高や津工業ラグビー部、四日市農芸の下村監督なども参加されていました。

講演のタイトルは【勝てるチーム、勝てるリーダー】でした。

 清宮氏はいわずと知れず、早稲田ラグビー部の選手、監督として活躍し、またサントリーのラグビー部選手、監督として活躍された方でいまや日本のラグビー界のホープです。
なぜ清宮氏がこれほど恵まれたものを持ち合わせたのか、彼の率いるチームが学生日本一や全日本選手権でも優勝するようなチームになったのか、そのリーダーとしての情熱とアクションを聞くことができました。

清宮氏はいまは誰にも押されぬ名監督であるが、当初は戸惑いのことがあった。早稲田のラグビーの監督に依頼されたのは2001年、OB会からであったが、現役選手からは拒否された。自分の卒業後早稲田は10年も低迷期を続けていた。そんな中にあって伝説の清宮の就任を断るにはそれなりの理由があった。「俺たちの力でやりたい」という思いもあったようだが、しかし、これがチーム飛躍の大きなポイントになった。

体格や体力的にも劣るチームを何とか勝てるチームにするにはいろいろ考えた。当初は20ぐらいあるプログラム全部やるのは短期間では無理、とにかく短期間で力の出せる方法を考えた。
①は「持久力の向上」 体力的には無理だけど持久力の向上は練習すればすぐつけられる。②「ボールを落とさない」 このこだわりを大事にした。

菅平の夏合宿まで徹底的にボールを回し、走るラグビーを追及した。決してキックを使わない、そうすれば後半相手の疲れに乗じ、得点ができるようになってきた。
この年の関東学院戦、今までにも決勝で二回も負けていた。これに勝つ作戦を考えた。それは秋の早慶戦で第一歩があった。チームが久しぶりの復活の様相を示していたので早慶戦の前、メディアのインタビューで「明日の試合は30点差で勝つ」と豪語した。次の日の朝刊では「清宮監督、豪語」慶応の上田監督「おもいしらせてやる」という見出しが躍る。そんな中で早慶戦を向かえ、チームにやる気を起こさせる。そして勝利をする。また、直接選手には言わず、マスコミや私のブログで選手を奮起させる言葉を書き続けた。この方法で7ヶ月の間に信頼を得てきた。

そして、リーグの決勝戦、関東学院戦。今までは勝てないコンプレックスがあったが、これを克服するドラマが日々あつた。試合前、二番中村が肉離れ、「お前は練習を休め」と指示を出すが、休まず走る。「全然走れてないじゃないか」というと「試合に出るものは100%練習をこなさなければ成らない。」私の指示に反発し、練習を続ける選手の姿に自分も涙した。(グランドでははじめて)これらのことがチーム全体を熱くし、一丸となる。100人の部員が心を一つにした。残念ながらこのときは5点差で負けたが、チームは燃えていた。

スタートでの監督拒否事件、中村の熱意と涙が大きなエネルギーになった。大事なのは選手を熱くする手立てである。(俺は世界のラグビーを知っているというプライドは負けた。)

まだまだ講演は続くのですが、今日はここまでとします。講演を聴きにいかれた方で感想があったらブログへの書き込みやコメントを下さい。

               まとめ 山下(教育19期卒) 

ブログはいいですね。

2007年04月15日 | Weblog
平成15年卒の井上哲平です。実行委員会の開催お疲れ様でした。ブログのおかげで、話の内容や、会議の雰囲気などが伝わってくるので本当にありがたいです。

現役の活動状況もわかり、人数がそろってるので練習にも身が入るのではと思います。キャプテンの亮磨にぜひがんばってほしいものです。

※もともとあった現役のホームページはそろそろちゃんとメンテナンスしたほうが
 いいのではないでしょうか?

若手OBもメール等を利用して、日々やり取りをしています。若手OBのみんなで、岐阜大OB戦を勝利できるようがんばりたいと思います。 

これからもよろしくお願いします。