時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(191) 直角より斜めが効率的やで~

2009年09月18日 05時51分12秒 | 風景
横断歩道のイラストを描くように言われたらどのように描くだろうか?

(2009年7月28日撮影)

 この横断歩道のように縞模様を挟む縦線がない。
 しかし,どうしても両脇に縦線があるような気がしてしまう。
 理由として考えられることがいくつかあった。

 まず,横断歩道の隣にある自転車通行帯の存在だった。この横断歩道よりの線を横断歩道を縁取っている線だと捉えていたのかもしれない。
 また「横断歩道」で検索をかけてみると,以前の規格の横断歩道には両脇に縦線があったようだ。それが国際規格に合わせることや排水機能を考慮することで現在のデザインになったようだ。
 以前のデザインにとらわれていて今は意識してみることが少ないので変化に気付かない。これも理由の一つだろう。

 横断歩道の写っている写真を見ていて理由がもう一つあるのが分かった。
 西九条駅前の横断歩道。

(2009年8月4日撮影)

 斜めにわたることもできるためか,縞模様が縁取られている。
 歩車分離の信号が増えていることも原因なのかこのような横断歩道をよく見ている気がする。駅や繁華街だけではなく,商店街や住宅地の2車線の幅の道路にも見られる。最短距離で渡りたい人が多いのだろうか?
 丁寧に縁取られていてもこの線の内側だけ通る人ばかりではないだろう。
 そのためかこんなデザインも見られる。
 西淀川区姫島。

(2009年8月6日撮影)

南海難波駅横。

(2009年5月24日撮影)

 同じ歩道を別の角度から。

(2009年3月10日撮影)

 横断歩道の全体像を一目でつかむことができないぐらい広がっている。

 基本形にとらわれない横断歩道はまだある。

(2009年9月17日撮影)

 まっすぐ伸びていた横断歩道を少しだけ広げることで真ん中の歩道にも渡れるようになっている。

 住宅街の細かい道を進んでいると目の前にこんな横断歩道が・・・

(2009年5月9日撮影)


 別の角度から・・・

(2009年8月18日撮影)

 よく通る道で何度も通行しているが未だに全体像がつかめない。
 歩行者信号が青の時はもちろん全ての車が止まる。歩行者が車道を我が物顔で渡ることができる。複雑に入り組んで見通しの悪い路地では有効なのかもしれない。

 柏原市の国分駅前にはこんな横断歩道もあった。

(2009年8月16日撮影)

 デザインは斜めに渡れそうだが,道路幅もせまく斜めにわたる必要もなさそうだ。

 出身地にも斜めに渡ることのできる横断歩道はあった。

(2009年2月20日撮影)

 しかし,これ以外にスクランブル交差点があった記憶がない。

 至る所でスクランブル交差点を見るのは,この土地の人のせっかちさによるものなのだろうか?歩車分離の信号は全てこの型の方が移動効率も良さそうだ。

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