時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(405) 水没集落からの脱出(5) ~徒歩1時間の集落~

2010年09月18日 04時51分12秒 | 旅・散策の足跡
【水没集落からの脱出】の記事
静岡県浜松市天竜小和田~塩沢

1 入口編(306)
2 駅前メインストリート編(326)
3 最寄の民家とつり橋編(359)
4 集落への道(395)
5 徒歩1時間の集落(405)


6 駅を離れても(482)
→ 観光地天竜峡はこちら
→続編はこちらへ。


※ 写真撮影日 2010年3月20日
(4)からの続き。
 
 この関連の記事を書き始めてからちょうど100記事目になり,キリがよさそうなので,区切りを付けたい。
 前回の記事最後の写真。

 急勾配を登ってきて,足もだいぶ張った状態になっていた。最後の階段を1段ずつ踏みしめ,最上段から今まで登ってきた道を振り返る。

 この傾きであれば足が張るのも無理はなさそうだ。
 駅から初めての車道に出て,駅への入口を見る。

 何の目印も案内もない。知らなければただ通過してしまいそうな感じだ。
 出口を出て,すぐに見える坂道の入口のガードレールについている看板。

 ここが浜松市という政令指定都市内であることを思い出す。
 林道に沿って集落を見ていく。

 既にかなり高いところまで登った気がするが,家はまだ高いところにも存在する。林道を水窪方へ。

 斜面に張り付いたような集落だ。
 林道から駅のある下の方を見てみると…

 畑として利用されている。
 奥の山々の方へ目をやる。

 かなり山深いところまで来たことを思い知らされる。といってもここは政令指定都市内なのだが。
 時間の感覚も分からないので,そろそろ駅の方へ向かいことにした。
 今来た道を振り返る。

 こちらも住宅地だけでなく,畑としても利用されている。しかし,高いところまで続いている。ここまで来るのにそれなりの体力を使っていて,帰りの体力も残さないといけないため,この上に登る気力はなかった。
 林道を戻り,駅への道の入口へ。

 かなり注意していたので見落とさなかったが,車で駅の入口まで送っていくという状況だったら見落としかねないぐらい目立たない。
 集落内で見かけた看板。

 やはりこの急斜面では土砂災害の危険性もあることがうかがえる。
 この辺りが大体標高550m,標高約250mの駅前の廃墟群のあたりまで下り,そこから50mぐらいあがり,標高約300mの駅へ向かう。ものすごいアップダウンだ。
 塩沢への脱出は無事果たせたが…




 駅からの途中には分岐がいくつかあった。基本的に舗装されているほうの道を選んだのが今回のルートだった。終わってから読んだ脱出レポートの中では,途中の分岐からつながる車道のない集落が紹介されていたり,駅の案内板にあった別の集落への道があったり,塩沢集落への出口も一つではなく,2つあったりとまだまだ冒険スポットはあったようだ。だが,おそらくここを訪れる機会はないような気がする。ということでこのシリーズの記事もここで終わりとしたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿