時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(412) 【H21春・18切符2枚目】 4日目 肥薩海岸周遊

2010年09月25日 06時02分31秒 | 旅・散策の足跡
【H21春・18切符2枚目】の記事一覧

【363】 1日目(3月29日) 鹿児島~飫肥~延岡
【374】 2日目(3月30日) 延岡~大分~臼杵~八幡浜~宇和島
【385】 3日目-1(3月31日) 宇和島~高知
【396】 3日目-2(3月31日) 高知~坂出~岡山~大阪
【412】 4日目(4月5日) 肥薩海岸周遊
【479】 5日目(4月8日) 奈良・三重・滋賀・京都


4月5日行程
鹿中央 10:23
川内 11:13
上川内 12:31
薩摩大川 12:52
薩摩大川 13:52
水俣 14:48
水俣 15:21
西出水 15:47
西出水 17:11
川内 18:13
川内 18:31
串木野 18:45
串木野 19:39
鹿中央 20:15

※ 写真撮影日 2009年4月5日

 鹿児島を離れる2日前,18きっぷの残り分の使い道や個人的な所用も兼ねて北薩(ちょっとだけ熊本県を含む)へ行ってきた。
 今回は郡元駅から乗った。

 数年前まで無人駅だった小さな駅。ホームの上に無理やり駅事務所とトイレをつけたような設計になっている。駅に入った途端,駅員が「どちらまで?」と聞いてきた。自動券売機が壊れていたからの対応のようだ。指宿枕崎線にしては珍しく車掌が乗っている列車で隣の鹿児島中央まで。
 駅で乗り換え電車の発車まで時間をつぶした後は川内駅に向かった。とりあえず改札を抜ける。
 通路からは…

 貨物のコンテナの並んだ場所や肥薩おれんじ鉄道の線路の横に…

 新幹線の線路を上から見下ろせる。九州新幹線の駅は他は高架駅なので,こんな感じで上から線路が見られるのは今のところこの駅だけになる。その代わり…

 新幹線の線路も越えるためか改札のあるフロアはかなり高い位置にある。
 お土産屋にもさっと目を通した後,列車に乗ろうと思い,改札口へ行くと,「どこ行くの?」と聞かれた。1箇所のみの改札はJRが担当していて,おれんじ鉄道に乗る場合もここを通る必要がある。おれんじ鉄道に乗ると伝えると,「きっぷの発券に時間がかかるから2分後の列車は間に合わないのでは」と言われた。その後,おれんじ鉄道とJRの利用者をどう区別しているかを,ホームを映しているカメラの映像や実際の精算済み証を入れている箱も見せて教えてくれた。次の列車に隣駅から乗るルートを考えたので,とりあえず,発券だけはしてもらうということでJRの改札を通してもらった。ホームに降り,その上にあるおれんじ鉄道の駅の方へ。

 中に入り,18切符の利用日のみに使えるフリーきっぷの発行をしてもらう。券を見せると発行駅名にある「伊予って?」という反応をされ,旅先で購入したためそうなったと言う話から少し発展した。その間に発券は終わった。

 価格は2000円。18きっぷがないと2800円で同じ効力のきっぷが売られている。数少ない有人駅の窓口営業中しか購入できない。世間話?をした駅員さんにお礼を言い,再びJRの改札へ。当然さっきの駅員さんが改札口にいたので,礼を言って改札を出た。どちらもこっちから何も求めていないにも関わらず,コミュニケーションをとってきてくれ,温かさを感じた。
 川内駅から薩摩国分寺跡を経由して,上川内駅を目指す。
 駅近くの商店街を通り,国道3号を進んでいく。

 川内川を渡る。関西に来る前は,身近にある川ではこの川が最大規模だった。その広さを感じながら泰平橋を渡る。橋の足元を見ると…

 この橋が歴史のある橋であることが分かった。
 国道から線路の方へ曲がり,国分寺跡へ向かう。

 国分寺跡。次の列車の時刻が迫っていたので中を通りながら,さっと見学。線路沿いを上川内駅を目指して進む。

 何とか発車時間前にたどり着けた。川内駅よりもこの駅に近い高校もあり,しかも,昔は鹿児島市内から上川内行きという列車も設定されていた気がするので,3セク化で不便になった人も多くいるように思う。川内~上川内のおれんじ鉄道の運賃は230円と川内でJRから乗り換えると高く感じる。
 しばらくして…

 貨物列車が停まり,その後,おれんじ鉄道の列車が来た。
 薩摩高城駅の手前ぐらいまでは内陸部だが,その後は…
東シナ海の景色関連の記事
(167)大川(312)人形石(349)牛之浜

で取り上げている海岸を進んでいく。
 西方駅。

 JRの無人駅の待合室に使われているのと同じタイプの待合室だ。移管前のものをそのまま使っているので,当たり前と言えば当たり前だが。
 次の薩摩大川駅で降りる。

 海岸の方へ向かい,道の駅へ。

 食堂で昼食をとることにした。海鮮丼定食を注文した。
 しばらくして…

 料理がやってきた。一見豚汁のようにも見える海鮮汁にどこから海の幸が出てくるんだろうとワクワクしていた。
 食べてみると,初めて食べた味ではなかった。豚汁のような味はするけど,豚汁をアレンジしたメニューなのだろうと思いさらに食べる。
 しかし,どれだけ食べても魚の入っている感じがしなかった。メニューの写真と見比べると何か違った。メニューの説明も何か一致しない。店員に確認を取るとやっぱり豚汁だった。伝票を書き直してもらい,そのまま豚汁を味わうことにした。これから動くことを考えるとちょうどいいボリュームだったかもしれない。
 駅に戻り,今度は熊本方面を目指す。


 阿久根駅。改札口やかつては特急も停まった長いホームが何か物悲しい。その後,市長の言動でこの市が注目を浴びるとは思ってもいなかった。
 新幹線の駅もある出水駅。

 これらの駅を通過して,県境を越え,水俣駅で下車。本来もっと先の日奈久温泉に行く計画もあったが,時間の都合でここで折り返すことにした。



 駅前の雰囲気や一部の列車しか使用しないホームへつながる階段に付けられたロープが物悲しさを漂わせている。駅の周りを見て回って,鹿児島方面へ引き返した。
 西出水で用事を済ませ,帰りは川内までそのまま行った。

 牛之浜の鳥居。

 西方の人形岩。まだ日は高かったが,雰囲気はあった。
 川内駅でいったん改札外へ。さっきの駅員さんが改札口にいらっしゃったが,さすがにお疲れ気味だった。
 土産物屋ではこんな名物があった。

 しんこだんごが変化したのかと思ったがそうではなさそうだ。
 今度は串木野で下車。
 駅から歩いて住宅地内にある…

 ゆのまえ食堂で,名物の…

 まぐろラーメンを食べた。
 今後なかなか行く機会がなくなりそうな場所を回れていい機会になったように思う。

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