時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(No.60) 開くべきか閉ざすべきか

2009年01月18日 02時36分33秒 | 過去になる現在
注:カテゴリは「過去になる現在」ですが,厳密には「過去になるかもしれない現在」です。

昨日からある戦いが始まった。
たまたま朝に目が覚めていたので,早朝の戦いの場へと足を運んだ。ブログの更新時間とかを見ても分かるように完全な夜行性なのだが,朝の空気に触れたり,日が昇る前の街並みや雰囲気,朝日が昇る瞬間を見たりするのは気持ちがいい。

 さて,戦いというのはニュースでも取り上げられたセンター試験のことだ。4年前の今頃(1時00分頃)は,2日目に備えて,早く寝ないといけないと分かっていて,布団には入っていたのだが,寝付くことができずに,眠くなるまで,最後の見直しをしていた。眠気を感じて寝ようとしたときに突然嘔吐と下痢が襲い掛かった時間だったと思う。病院へ行き,点滴を受けてから,試験へ臨んだ。何の予兆もなかったことから,急性胃腸炎だったのではないかと言われた。そんな思い出ももう4年前のことになってしまった。
 そのセンター試験会場の早朝の様子だ。


(2009年1月17日6時40分撮影)


(2009年1月17日6時43分撮影)

 会場となった大学の2つの門付近の様子。
 流石に受験生の姿はない。予備校の車が停まっていて,忙しそうに横断幕をつけていた。
 この横断幕をつけていた予備校職員のせわしげな様子を別の場所でも見ることとなった。
 その場所がここ。

(2009年1月17日7時11分撮影)

 警備員が打ち合わせをしていた。
 横断幕が写真左に見える。横断幕はぜんぜんさりげなくないし・・・
 勝ち方がどうかはわからないけど・・・
 この予備校も最近は小・中学生まで指導範囲を広げている。
 


 この試験会場は,玉龍中であり,小学生の戦いの場だ。適性検査はかなり難しく,大人でも(大人だから)できないものもある。

 例年は中学入試はセンター試験の1週間前にあるのだが,今年は同じ週になった。翌日は附属中の試験。その附中を設置している大学はセンター試験の会場で,数年前は附属中の校舎までセンターで使ったことがあるのに場所の確保が大丈夫なのかと思う。工事中の学部もあるし・・・とにかく,今日(18日)の大学近辺は高校生,小学生と引率者,保護者であふれそうだ。

 その後,再びセンター試験会場の脇を通った。先ほどと同じ場所の写真。


(2009年1月17日8時50分撮影)



(2009年1月17日8時48分撮影)


 受験生はほぼ入室完了していなければならない時刻で,遅れてきている生徒以外は見なかった。
 予備校職員が退散をし始めていた。
 その他,地域住民など受験に関係がなさそうな人の姿も見られた。
 予備校職員は挨拶運動のように誰にでも挨拶をしていた。

 さて,前振りがかなり長くなったが,タイトルにある本題を考えたい。
 
 8時50分の大学の門の写真と最近起こった事件との関わりだ。
 この写真の日は入試の日で特別な日ではある。
 しかし,普段も入口に警備員(主に自動車進入ゲートの管理)が数人立っているだけで自由に立ち入ることができる。もちろん,自動車以外の場合は何のチェックもない。誰でも無断で入ることが可能だ。しかも,入口を完全にふさぐ門扉がないので,完全に閉鎖されることもない。
 先日の中央大学での事件を受けて,今後大学構内への立ち入りの規制が検討されるかもしれない。しかし,小さな町村の人口ぐらいいる学生の学生証をいちいちチェックするわけにもいかないし,そもそも大学は地域に貢献する役割を持っている。地域との関わりが大切な中で,地域とのつながりを絶つようなことはできまい。
 小中学校では,池田小の事件を受けて,門が閉ざされることになり,附属小・中では警備員も置かれるようになった。
 大学の場合は,どうなるのだろうか?今後の対応が楽しみでもある。

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