韓国書籍販売センター 三中堂

“韓国・朝鮮関係の専門書店・本を通じて韓日間を結ぶ文化の架け橋"  千葉県佐倉←神保町←阿佐ヶ谷←京橋 創業1973年.

佐倉✿三中堂だより 春の飛来

2015年05月13日 | 日記
◆佐倉✿三中堂の建物にも、いまや各階にツバメが巣の造成中です。

◆4月14日、1羽のツバメが2階の部屋の中に飛来して2泊しました。ツバメと同居もいいけれど、どうか本の上には糞をしないでと、嬉しさと心配がまじりあった3日目の朝、南面のパノラマようの窓越しに、外に来たツバメと嵌め込みの窓ガラスを介してご対面するシーンがありました。その直後、彼女は出ていき、部屋には戻ってきませんでした。どちらが彼で、どちらが彼女だったかは、わかりませんが……。

◆春の飛来から、もう1か月になるのですね。

佐倉✿三中堂だより 4月を送る 

2015年05月01日 | 日記
▶2015年4月を送る シマちゃんとの出会いと別れ

◆4月29日。午後3時を過ぎて雲が流れて、陽が燦々と明るく射したので、思い切って、シマちゃんを裏庭の隅に埋葬することにした。
火箸で挟んで伸ばすと身長は114cmだが、亡くなってからこの5日のあいだに水分が抜けて、いくぶんか縮んでいる。 カッ と 口が開かれているが、牙ということはなく、幼い歯並びに思える。左目だけが半分充血していて、恨みを示すように赤い。右目は諦念の白濁。頭頂から67~77cmにかけての肌が傷ついていて、いまも裂かれた肌に生々しく桃色の液体が滲みだす。下手人は、あの日開けていた裏口の通路で出くわした始めて見た“あの猫”に間違いないだろうと思う。

◆シマちゃんとの出会いは、急に温かくなった4月2日の昼下がりだった。昼ごはんのあと、暖かさに誘れて草むしりをしていたとき、裏の駐車場に続く建物の左側で、「アレッ、布切れが落ちている」と思って手を差し伸べかけて、ギクッとして、身を引いた。草木の生えていない裸地を選んで、いかにも「日向ぼっこをしています」のシマヘビだった。

◆ヘビを見ると腰が引けるほうだから、翌日からも素手でつかんだり、鎌でバッサリはしたくない。ようするに怖いから、建物の脇を通るたびに、まずはシマヘビの居場所を確認するようになりました。
3日もすると、暖かい日だまりで日向ぼっこをしている姿を見つけると、「こんにちは」と声をかけるようになり、♪いつもの道で いつも会う セーラー服のおさげ髪ならぬ ツヤツヤした縞模様が愛らしい可愛い“シマちゃん”になりました。陽光のもと、素肌をさらして日向ぼっこのできる自由さがうらやましく。

◆ある朝、またもギクッ。表の植木鉢に右から順に水をやっていって左端まで来てギクッ です。シマちゃんが植木鉢の途切れた左に来ていたんです。まんまえは車の途切れることのない国道296号線、「道路に出たら危ないよ」。
恐々ながらに気がかりで日ごとに愛着が増していき、曇り空で姿を眼にしない日があると、コチラの気持も曇ります。

◆24日。昼前に見かけた彼女のようすが、ちょっと変です。いつもの清楚な品のある姿態ではなくて下半身を投げ出していて、急にズベ公になったみたいに思え、なんだかだらしがない。土いじりをしたり、発送の梱包をしたりして、時間をおいてから見ても同じ場所で同じ格好でした。彼女は今日何度も見た姿格好のままでした。陽の長くなった夕べの光の中、あの若々しく張り切ったツヤも減じた感じがします。
もう、ひとつの結論しか残されていなかった。いつものようにバスキング(日光浴)を楽しんでいた彼女は、あの日。