それでも、こないだ、朝日新聞の天声人語の欄には無条件で賛成したい内容のものがありました。
数日前の天声人語に、学生百人一首というのが載っていました。
その中で、私の気にいった歌を書き留めてありました。
水高生 鮪も鰹もさばけます 自信あふれる 就職試験 (水産高校3年生)
機械化で 消えてなくなる 仕事知り 将来の夢 決められず居る (高1女)
姉が来て 嬉しそうに見せたもの 世界にひとつの 内定通知 (高1男)
決まったよ 喜ぶ私と温度差が 寂しさが増す 母のほほえみ (高3)
石川で ひとり働く 父の家 部屋にあふれる 家族の写真 (高1)
田舎町 一人で暮らす 祖父を見て 次の休みの 予定を空ける (中2)
下駄箱に ラブレターがね 入ってた 顔面真っ赤 プチトマトだね (高3)
こういう短歌の作者の学生。
素晴らしい感受性を賞賛するとともに、その家庭の健全さを心底嬉しく思うのでした。
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