うふっ・・・

この歳（内緒）になると、お腹にはバームクーヘンのように幾重にも肉が巻き、
血液はドロドロ、血圧にまで影響が出てきます。。
靴の紐を結ぼうとすれば一旦呼吸を止め、一気に結び終わらないと・・・死ぬ。
何もせず椅子に座っているだけでも辛い。
これこそ巷で言う、メタボリック・シンドロームではないでしょうか？

数年前の市の検診で見事「あなたはメタボです」と宣告

これはヤバイ！急いで何か始めなければ・・・何がいいかなあ？
ジョギング？縄跳び？・・・うーむ、いきなりハードだなあ。
やっても三日坊主は間違いないだろうしなあ・・・。
と、あれこれ考えながらパソコンでアマゾンを眺めていました。
すると引っ掛かったのが【ベンチャーズ】でした。



『ウォーク・ドント・ラン’64』か？
確か、邦題は『急がば回れ』じゃなかったっけ？
直訳すれば、「歩け、走るな」だ。
うむ！？
そ、そうだそうだ、無理せず歩こう。
と始めたのが早朝ウォーキングです
フッフッフッ。
単純なのです。


この季節、早朝の球磨川散歩道路は、
ひんやりとした川風が身体全身を包み気持ちが良いのです。



途中、球磨川は色々な顔を見せてくれます。
ゴォゴォと流れる瀬音を聞けば活きているという強い息吹を感じ、
１分も歩けば、もう波音もせず、のどかで平和な穏やかな表情になります。
まるで我関せずと川辺に佇む鷺が、10m程まで近づくと
「ちぇっ、うるせえなあっ」と言わんばかりに羽を広げ豪快に飛び立つ
魚たちは時々跳びはね「あっ、何か来たぞ？」って顔を出す
まだ人気の少ないメイン・ストリートに進路を変更します。
スーパーマーケット辺りにさしかかると、目の前に１台の営業用軽ワゴン車。
白いボディーに赤字で何か名前が。
よく見ると、「うふ」と書いてある。
なんだこりゃ？　
通り過ぎざまに後ろの荷台を覗けば、ケースに入った豆腐の山。
なるほど・・・。
どうやらペンキが劣化して「とうふ」の「と」が消えてしまってるみたいです。
笑った。
「うふ」・・・なんか微笑んでるみたい。
・・・・・。
これだっ！これは使える
歩きながら口ずさんでいました。
「僕の町のとうふ屋さん　いつも微笑み絶やさない～♪」

そして、こういう曲が出来ました。




『僕の町のとうふ屋さんはいつも微笑みを絶やさない』

僕の町のとうふ屋さん　いつも微笑み絶やさない
僕はいつも考える　微笑みの理由（わけ）
僕の町のとうふ屋さん　いつも微笑み絶やさない
町のみんなはありがとう　今日も幸せありがとう

　朝も暗いうちから湯気が立ち上る　僕らはまだまだ夢の中
　毎日毎日愛情込めて　おいしい豆腐をただただ作る
　いっぱい刻まれた顔と手の皺　いろんな辛いこともあったろう
　とうふ屋さんはそれでも　今日も微笑みを絶やさない

僕の町のとうふ屋さん　いつも微笑み絶やさない
僕はいつも考える　微笑みの理由
僕の町のとうふ屋さん　いつも微笑み絶やさない
町のみんなはありがとう　今日も幸せありがとう

　台風19号我が町を襲う　風速は50m/sを遙かに超えて
　瓦は吹き飛び電柱は倒れ　煉瓦の煙突もろくも崩れる
　あれから何年経ったのだろう　町は活気を取り戻したけど
　とうふ屋さんの雨戸は　今日も風で飛んだまま

僕の町のとうふ屋さん　雨戸は風で飛んだまま
僕はとうとう謎解いた　微笑みの理由
僕の町のとうふ屋さん　雨戸は風で飛んだまま
町のみんなは気づかない　今日も「と（戸）」がない　「うふっ」

　いつのまにか僕も大人になった　たまには悩むことや眠れぬ夜
　人の心が恋しくて　焼酎の力を借りる日も
　この頃少しだけ解った気がする　微笑みを絶やさない真実（ほんとう）の理由
　とうふ屋さんの雨戸は　町のみんながプレゼント

僕の町のとうふ屋さん　いつも微笑み絶やさない
僕は今また考える　微笑みの理由
僕の町のとうふ屋さん　いつも微笑み絶やさない
きっといつかは謎解こう　幸福（しあわせ）の笑み



まだ、今も歩いているのですが、メタボの解消iに至ってません