さらだ的雑記帳

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魔法科高校の劣等生第25話 感想と解説と何かと

2014-09-25 21:32:50 | アニメ関連

魔法科高校の劣等生25話です



2クールに渡るこのアニメもクライマックスを迎えただけあって
アニメ的にも盛り上がりがありましたし
解説すべきポイントもだいぶ多かったですね

というか本来は最初っから
この位のレベルの感想解説になると思ってたものを

別の部分のツッコミに時間を取られるというストレスの方が多かったので大変だっただけで
ある程度明確に演出と改変や省略の境が明らかな現在の状況はリアルが忙しくて更新に時間かかってたりしますが
初期に比べたら余程楽だったりしますw


さて振り返ると色々と苦労させられて来ましたが
ここまで来ると少し寂しさすら感じる様になって来ました
まぁ感傷にひたるのは完走してからにするとして今回も感想&解説いってみましょう

■クリムゾンさんの憂鬱


ここまではあまり活躍のなかったクリムゾンさんの活躍シーンです






某世紀末漫画よろしく敵さんが破裂していますがこれは一条家の得意魔法である
爆裂によるものです

爆裂は液体を瞬間的に蒸発させることで体積の膨張を引き起こし周囲に爆発的なダメージを与えることを可能にする振動系魔法で
対兵士用には血液を対兵器用には燃料を膨張させることで人体や兵器ごと破壊する魔法です

九校戦の時は細かい説明をしてなかったと思いますがこの魔法があるが故にモノリスコードの決勝が水道管や水場と乖離した草原ステージで良かったと達也が分析をしていたりします

そして前回も話題にしましたが
周囲の生徒の情動の変化に関する違和感があるのはこの場面ですね


確かに人が爆散するのはショッキングな映像でしょうがこの緊急時において自らの命が危険にさらされている時に
達也の手刀で腕を切断したりしている様子と敵を爆散させている様子とで
そこまで差異がでるものなのか?

しかも対象は他の学校の生徒より格段にプリンスさんの魔法特性を知る三高生ですからね
この辺りの整合性のバランスを取れてないのがやはり違和感ですよね



そもそもプリンスさんほどの実力があれば爆裂に頼らなくても敵を無効化できたでしょうし
避難生徒の付近では刺激を抑えめにしながらも有志の生徒を引き連れていくことにして
進軍する中で恐怖にかられる生徒や
時々見せる爆裂に段々と耐えられなくなる様な生徒といった様に
きちんと段階を踏んで情動をコントロールしてあげれば然程違和感はなく
プリンスの孤独も演出出来た様な気がしてこの辺りは非常に惜しいところではあります

ちなみに原作では交換中のバスのタイヤを破裂させられてブチ切れたみたいな精神面の動きも書かれてますがそれならそれで攻撃が中途半端な感じがしますよね

■地下での攻防



誰このイケメンと思いましたが
風紀委員の沢木碧先輩でしたね
通称下の名前では呼ばないでくれよさんです


とりあえずこれ
完全に弾丸を避けてますよね?

ちなみに原作では体表面から3センチから5センチ位の所に圧縮空気の層を作ることで銃弾については侵入角が浅くなるように体を裁くことで軌道をそらすことが出来るため
体術だけでも魔法だけでも防げない銃弾を交わすことが出来る結果になって居るとされています

つまり回避動作をしながらも
弾の方も逸れていくというのが正しい表現なんですがこの辺りはアニメではちょっとよくわからない感じですよね

まぁこの辺の設定は実は結構難しくて
例えば自己加速術式は確かに移動速度を上げられるものですが
その加速に関しては加速したこと以外の感覚つまり動体視力や知覚からの反応速度を向上させるものでは無い様なのです

というのも原作では人間の知覚を超えた動作については鍛錬や反復練習で補うことで効果的に使いこなすことができるとされているからです
つまり反応速度や知覚速度、動体視力といった部分の魔法サポートは無いか
非常に難易度が高いものだと考えられるのです

もし魔法的に動体視力や反応速度を向上させられるなら
これを併用することでそれ程鍛錬しなくても自己加速術式はある程度使いこなすことが出来るはずであって
原作で散見される鍛錬が必要だという評価にはならないということを考えてみればこの辺りは理解しやすいのではないかと思います。

もしアニメでの表現のように魔法で弾丸を簡単に避けられるなら
素直に魔法による知覚サポートがあると考える方が真っ当で

避けられないなら防御壁を張ればいいんですが十文字先輩みたいに分かり易いのはまだしも


先ほどのプリンスの場合みたいに
全く避ける様子すらなく対物障壁を貼って居るというよりは領域干渉の延長みたいな防ぎ方に見えてしまうことから考えると

アニメとしてこの辺りの設定についてどう考えて表現しているのかについては聞いて見たいとこですよね

特にプリンスの場合には全く回避しないというのも実戦経験者の動きとしては違和感がありますからね

まぁ原作設定時点で無理があることは否定しませんけどねw

そうそう十三束くんもはんぞーくんも
活躍していましたね





敵を撃退し先に進む一高先発隊



遂にシェルターの入り口にたどり着きますが





シェルター目前にして天井が崩壊します
というか入口付近がここまで簡単に潰れる様ならそもそもシェルターの意味ない気がしますけどねw



そしてここで廿楽先生の出番です
初登場時にこのキャラデザじゃないだろと散々愚痴ってた理由がここでわかっていただけたんじゃないかと思います

ちなみに説明は皆無でしたが
廿楽先生の使った魔法はポリヒドラ・ハンドルという魔法技術です

これは物体を多面体構造として仮想化することでその集合体としての物体の動きを制御するという魔法です

これは非常に曖昧で難しい概念なんですが

今回天井が落ちて来ましたが
落ちる際には沢山の破片になるわけですがこれらをそれぞれ簡易な直方体などの多面体として仮想化することで
あたかも簡易な多面体同士のものであるかのように
組み合わせたり積み上げたりする時のバランスや強度などをコントロールできるようにする魔法だと個人的には考えています

すごく大雑把にいうと
こういうイメージですかね?


しかも実際には単純な積み木ではなく
それぞれの重心などもコントロールしながら最適なバランスを得るための術式や形状の工夫がされていて
一度設定してしまえばそこでバランスがとれるので
全ての対象に魔法をかけ続ける必要がないというのは特徴として容易に想像できるので

改変さえ終わってしまえば
あとは調整位なんじゃないかと思うんですが何でこんなに必死に支えていたのかはよくわからない所ですw

すくなくともこんな元気玉集めてますみたいな感じにはならないのは確かだと思うんですけどねwww
当然原作には無い表現ですね





そして平河千秋嬢をたすけたのは
十三束くんでした
この作品の裏テーマを考えれば
次の展開はみえてるかもしれませんが
実はちょっとだけ複雑になってますので
気になる方は原作をどぞw

■直立戦車w
こちらは外の生徒たち




怪しげな物影が忍び寄ります



装甲を固めて武装した戦車の一種なんですが全く戦果を上げず
やられてしまう直立戦車さんw








なんか結局的が大きくなっただけで生身の兵士の方が
余程脅威になってたような感じですよねw

一応原作では恐ろしい兵器のように描かれてますが魔法師のひよっこ達に手も足も出ない事を考えると対魔法師用に前線に出すべき兵器では無かったというのが現実であり
こんなの簡単に検証しておけばわかった話なんですよね…。
敵国の領内に押し入るという後で冗談でしたでは済まないレベルの作戦なのに
この辺り手を抜きすぎですよね

さらに製造コストや輸送コストまで考えたらいない方がマシというレベルかも知れませんねw

七草先輩と深雪にあっさり沈黙させられ
完全に咬ませ犬と化してしまった直立戦車ですが



退避しようとしたシェルターの入口があっさり壊れてることにはすでに突っ込みましたので仕方がなく七草家と北山家の権力を発動し避難用にヘリコプターを呼んで貰う事にします



そしてモブ兄が到着し
前回話題になったオロチ(大蛇)丸を手に入れるエリカ

名前もどうかと思ってましたが



さらに見た目がかっこ悪くてこれはどうなの?って感じでなんですけどこれは…。

■流石戦隊オニイサマン爆誕



所変わって達也さんですが
新開発したというムーバルスーツを取りに来ています。

と…これは完全にダメなやつですねw
というか完全に戦隊ものです。
ありがとうございましたw

飛行用CADはベルトの所に付けられているようなのですが相変わらず何故このデザインなのか不明なんですよね


というかボタンどれ?
空中での戦闘と使用できる手の不確実さを考えれば真ん中に一つで良いはずなんですよね


これだともう完全に安っぽい戦隊物ですよねw


それと無人偵察機を破壊した時も律儀に飛行魔法を解除する必要があったのか





原作では無人偵察機の魔法探知に引っかからないために割と離れたところから
飛行魔法を解除したとされてますが

このアニメの表現だと偵察機にだいぶ近づいてから上昇してたので普通に考えれば探知されちゃいますよね?

現代の偵察機とは異なって
空中に幾らでもその影響を残すことのできる魔法力の感知を下方向のみに絞るというのはどう考えても危険ですからね

原作でもちょいちょい魔法負荷の問題を考えてる部分はあるのでどちらかというとそちらを重視した表現なのかもしれませんが
この辺りはもっと意図を明確に表現した方が良かったと思います

個人的には飛行魔法についてはかなり司波兄妹向けになっているという前提も有るので
この辺の負荷については無視しておいて欲しかったところだったりします

そうでもないと元々の原作からして
一々達也の一挙手一投足について負荷を検討したくなるものなんですからwww




あとこれはこの作品だけの話では無くて
いつも疑問に思ってることなんですが
この手のスーツを着ると何故目が光るんですかね?
特に今回は隠密性も考慮して黒だと思うのでむしろ必要以上には光らせない方が理にかなってると思うんですが
ロマンや見た目以外に理由があるのか?
どなたかご存知でしょうか?w


さてさてそれはさておき
早速一仕事こなした達也さんは
救出用のヘリ第一陣が到着した七草先輩達の元へ来ています


この時ヘリコプターはイナゴの化成体によって邪魔され着陸ができないようで雫が排除しようとしてうまく行かない所を達也さんが一掃してくれるのですが



不可解なのは
ここで出て来た化成体とは原型をサイオンで作ったものに加重度を与え質量を持っているもののように外界に影響を及ぼし移動魔法などで操作するものなんですが
この魔法をかけている魔法師はせいぜい数人であることを考えれば

その操作対象は数千~数万匹だと考えるのが普通でここの制御については
出来てもせいぜい群体制御に毛が生えた程度だと思えばこんな風にキレイにイナゴが避けられるか?ってことなんですよね…。

ちなみに原作では焼き払っても周りからまた集まって来るとされていましたし
この辺もっと明らかに
少しは減るけど湧いてくるみたいな表現にした方が良かったような気がします

特にこの時の雫の魔法は一時的とはいえ深雪の領域干渉も切り裂いたフォノンメーザーだと書かれてますからね

達也さんがイナゴを消し去ったのは
分解魔法でありこの群体を制御する魔法ごと分解するという方法でした
またこのあとこの術をかけて居た術者も消して居ますがここは描かれてませんでしたね

とにもかくにも今回もプリティーでしたね( ̄▽ ̄)



雫が達也を判別出来た理由は
多分魔法特性やCADでしょうね
詳しくは解説無かったと思います

ちなみに原作では市原先輩にも活躍シーンがあったのですがカットされてます
市原先輩は実はかなり面白そうなキャラでスピンオフとかやればいい感じの物が出来そうなんですが
あまり出番は優遇されてない感じですよね


あとこの七草先輩は可愛いと思いますw

■拠点防衛隊


先発隊を避難させた後
残りの生徒達を防衛する役割が一部の人たちに与えられています


なぜ全員が乗れる数を呼ばなかったのかまたは呼べなかったのか
若干疑問は残るのですが市民救出で予想外に大人数になったと考えるのがまぁ優しさでしょうね

とりあえず

まずは一年生チームですが
エリカ、レオ、幹比古、美月、深雪
の五人


二年生チームには
千代田、五十里、桐原、壬生
のリア充二組に
モブ兄様の五人となっています


この組み合わせですが非常に不可解なことがあります
まず一年生組ですが今だかつて美月が戦闘要員だったことはありません
ここで残すなら雫とかのほうが良かったでしょう
まぁ雫については七草先輩同様ヘリの提供元から必ず乗せるよう言われてるでしょうし
美月には相手の魔法の痕跡などを見破る目があるので相手側の豆腐戦車じゃなくて直立戦車に魔法的なモノがかけられているものがあり(中国系呪術みたいなもの)それを破るのに役に立ったっぽく書かれてるのでまだ救いはありますが

二年生組はかなり酷くて
九校戦でエンジニアに徹していたどう考えても戦闘経験の薄そうな五十里くんと
剣道の腕は立つものの魔法はからっきしの壬生先輩が混ざってます

しかも壬生先輩は小太刀を投げたりボウガン撃ったりして闘ってますからね…。
ってか一応説得するシーンはあるにせよ

桐原先輩はどんなに請われても後ろに待機させて置けよという感じなんですよね…。

まぁこれも見えてないだけでもう少し人がいたと考えれば良いんでしょうけど
とてもそういう状況にみえないのがなんとも言えないとこなんですよね…。

相手が飛び道具完備の中で中距離以上の攻撃力に長けた人間が居ないことに先ず戦略的な問題があったと言わざるを得ないんですよね

そして後で案の定事件が起こるわけです


最初のうちは
基本的には順調に敵を排除して行きます

壬生先輩の投げ小太刀で破壊され
桐原先輩の高周波ブレードで切断されてしまう直立戦車くん

もうこれホントに豆腐なんじゃないって文句が出てもしかたないかなとおもいますし

これのせいで折角学校を休んでまで特訓したレオの薄羽蜻蛉(うすばかげろう)もエリカの山津波も影が薄くなってましたよね薄羽だけに(コラw

さて一応ここは解説しておきましょう

レオの使った
薄羽蜻蛉はカーボンナノチューブ性の極薄のフィルム状の頭身部分を硬化魔法によって真っ直ぐに伸ばすことで

普段はロール状に巻かれて収納されるそうです

高硬度かつ極薄の刃と化して切断力を増したもので

とりあえず本当に固いかどうかわかりませんが見事にやわらか戦車を切断してますねw

またエリカの使った山津波ですが
これはちょっと仕組みが複雑なんですよね…。



原作では
助走の段階で慣性力をゼロに近い状態を作り出しその使用しなかった慣性力を全て攻撃の際に叩き込むという技のような感じで説明されているんですが
これってわかります?

まぁ慣性力を加重かなんかに変換するというのはまぁまぁわかるんですが
そもそもある程度の高速移動を維持するためには慣性の力がかなり重要そうなんですが、まぁここも稽古と自己加速術式の成せる技なんですかね?

ちなみに原作を読むと慣性力をなくした状態の高速移動に耐えるために訓練が必要となってるんですが私の記憶に間違いがなければ
慣性力とは止まっているものは止まり続け動いているものは動き続ける力であってこれをゼロにしてしまうと動いている時に加速もできなくなり高速移動の弊害になるだけのような気がするんですが

まぁこの辺は言葉通りというよりは加速を妨げる力を総じて慣性力と呼んでいると思うといいのかもしれませんね


ちなみにこの技はエリカがしかもこのダサい剣を使わないと出せない技、つまり奥義クラスの技とされています
何か奥義の割りに何故かパッとしないのはこの辺りのもやっとした何かが関係していそうですねw





また、おまけ的な感じですが
モブ兄が繰り出していた技は迅雷斬鉄という技で刀と剣士を一体の概念として定義することで剣閃を一定にしその剣閃上にある物体を切り裂くという技です
こちらは概念的な魔法ですね
しかも固定イメージではなく動作そのものを剣士という概念にすることで
これを容易には崩せないものとしている
と考えると理解しやすいかもしれませんね

この技は型が重要なため
この型を見せないために
戦闘時以外はモブ兄は余り刀をもたないようにグータラを演じているとも書いてあるのですが


まぁ出来る人ならまだ戦いが終わっても居ないのにどう考えても味方側の

達也を追いかけて持ち場を離れることはなかったでしょう

個人的にはこの時間にして一分位の間にモブ兄なら敵の数を10人以上は減らせたはずで
元々同じ場所にいた二年生組の悲劇もこの人の職場放棄がなければ防げたんじゃないかと思ってたりします(ーー;)

■御大将降臨


場面変わってベイブリッジ付近?でしょうか?横浜の地理には詳しく無いのですが橋みたいなのがみえてますね

ここには現中国をモチーフにしている大亜連合らしく幻獣召喚っぽい魔法師が出て来ています



その勢いに押されて退却を試みようとする現地人達ですがここで
「退却するな」


なんて無茶を言い出す声が聞こえますw

その声は十文字先輩と思ったら
どうやらタイムスリップしてきた戦国武将だったようですw


ってかその鎧兜みたいなのどっから持ってきたんでしょうか?www
あれだけでかいサイズがそう簡単に見つかるとも思えないのですがそこは未来の謎技術かもしれませんねw



そしてその豪放な外見とは逆に
今日も丁寧に一体ずつ青いサンドイッチで敵を潰して行く武将先輩のポテンシャルの高さに
私の腹筋は崩壊寸前まで追い込まれた事を付け加えておきますw

ちなみに個人的なイメージだと何体もまとめてファランクスで押しつぶすことで圧倒したと考えてました


■プリンスさんご活躍

さらに場面は変わり

ここは中華街あたりのようです
今度はオリエンタル風味のある甲冑兵が召喚されてます





中華街といえばある人が
この辺りは戦場にならないようにと
根回ししてましたが…まぁ約束とか守る人たちにも見えませんでしたしねw

ここも劣勢になりかけたところを
クリムゾンさんの無双により
敵を撃退していますね

クリムゾンさんは流石に天才的な大将とは違って集団から敵術者を見つけ出すのに範囲攻撃を選択していますw




敵さんは
集団に紛れれば安心とか考えてたならかなりのお間抜けなんですが

多数の幻影を呼び出せるくらいなら
元々安全なとこから操れただろうし
かなり高度な魔法を使えたんでは?って気がしちゃいますが見事に炙り出され
爆裂の餌食となってしまいました




というかこの一連の魔法選択を見るに
爆裂って単体攻撃魔法なんでしょうかね?
乱戦の場合は単体攻撃が強いことよりも
範囲攻撃である程度のレベルの術者を間引けるならそちらの方が効果的なんじゃない?って思うんですよね

そもそも武装度の違いは有るとはいえ
お兄様を瀕死に陥らせる程の空気弾を瞬間的に16発も撃てるプリンスからすれば


爆裂みたいな技をザコ退治に使う必要があるのか疑問なわけで

そう考えるとやっぱりキレていたという部分を加味しても
わざわざ爆裂で三高の生徒の戦意を喪失させる必要とか無かったのでは?って感じですよね

この辺りはプリンスのそんな役回り引き受け体質のなせる技なのかもしれませんねw


ちなみに今回の範囲攻撃は簡易番の爆裂のようなもので普通の人間でも効果が出るのに少し時間がかかるもので
ある程度の魔法師なら自己の領域干渉で防げてしまうものなので魔法師だけ判別出来たと書かれているのですが

それなら余程弱い魔法師以外は防御壁や領域干渉を展開すれば他の人も守れたんじゃない?って気がして違和感はあるわけですが

そこはプリンスさんのやることですから
出力さえあげてやれば余程強い魔法師以外はこれで始末出来ちゃうのかもしれないということも否定できないので

そこまで細かい所は気にしなくて良いのかなという思いはあったりしますw


■トラブル発生
そんなこんなで

救助ヘリの二陣が到着し喜びの声を上げるという超絶フラグを立てたがゆえに

物陰に隠れていた敵により見事に二年生組は集中放火を浴びてしまいます




ちなみにこの時ヘリコプターの姿を隠していたのはほのかの得意とする光学魔法の効果です

桐原先輩は片足を切断、五十里くんは何かの破片を背中に受けてしまいます




そもそもこれだけの戦力が揃っていてなぜほんのちょっと離れた所の遮蔽くらい制圧が出来て居ないのか?

また戻ってくるまでの時間が短く着陸場所の確保程度の時間しか無かったのであればなんでモブ兄は持ち場を離れたりしたのか?

この辺りは本当に疑問なところで

きっとどちらかに問題があったのではないかと思うのですが

この辺り条件が曖昧すぎてなんとも言えないんですよね…。

そして魔法師の卵二人を瀕死に追い込んで攻勢を強めるべき敵さん達は
深雪の魔法の前に何故か棒立ちで氷漬けにされてますし




そして負傷した二人もお兄様の復元によって復活するという
これぞご都合主義という終わり方をしてくれていますw

さて一応簡単に解説をしておくと
達也が負傷した二人を治すのに使ったのは復元の魔法です









この魔法の仕組みについては
魔法科高校の劣等生における魔法の行使までの流れをある程度把握して居ると理解がし易いのですが
大雑把に説明すると魔法科高校の劣等生の世界では有るものの状態を魔法で変更しようとする時には
その物の状態を格納しているエイドスの状態を書き換えることで状態を変化させています
このエイドスが格納されているのがイデアと呼ばれる世界であり
通常魔法師は魔法を行使する時には意識的又は無意識的このイデアにあるエイドスを変更しているのです

また特殊な目を使うとこのイデアの世界を見ることも出来て
これがエレメンタルサイトと呼ばれる達也固有の技能であり
遮蔽物を無視して相手の人数などを把握したり遠距離攻撃を可能にしているのもこのイデアの世界を直接覗くことができるからだったりするのです

さて少し話が脱線しましたが
このイデアの世界ですが24時間はその変更履歴が残っていることになっています

つまり事象が改変された結果はエイドスの変更履歴として記録されているということですね

従ってこの変更履歴を逆に辿って行って正常な時の情報で現在を上書きしてあげれば起きてしまった事象を元に戻すことが出来るのです



したがって足はおろかズボンも一緒に直すことができます

もちろん戻せる時間には
限度があるので万能ではありませんが戦場では完全にチート能力ですし
そもそも達也自体にも自動復元能力が備わってることを考えると
明らかに反則ですよねw

ちなみにこの魔法のデメリットですが
エイドスの変更履歴には傷を負った時の衝撃や痛みなどを喚起する情報も含まれておりそれを一瞬で読み取るのでその瞬間で全ての痛みなどを積み上げて体験するのと同じような状態になるとされていることくらいだったりします

この副作用を考えて深雪がベッタリという側面もあるのでしょう


とはいえ、要はお兄様が苦しいのを我慢すれば万事おっけーってことだったりして
今までの数々の言動から考えるとこれがハードなペナルティなのかソフトなペナルティなのかちょっと判断に迷うとこだったりしますよねww

さらに言うと深雪の魔法も実は(恐らくという前提が付きますが)深雪の固有魔法です




名前はコキュートスといい氷漬けになるとはいいましたが実際には氷結魔法ではなく精神干渉系魔法分類されるものです
その効果は相手の精神を凍結させるものであり
そう考えると棒立ちになってたのももしかすると既にコキュートスの効果が発現してたからという可能性もないとはいえない訳ですが…。
まぁそうは見えないですよねw

この辺りは今回のお話には絡みませんがなんとなく物語の根幹に絡みそうな部分なのかな?って思ってたりします。


さてそんなこんなで25話も終わり
ちゃんと調べてませんが
日程的にも来週が最終話でしょうね

以前にも似たような感想を上げたことがありますが

細かい表現や仕組みについては色々とおかしな部分もありますが
今回は特に色々と出て来ましたが
魔法というものを現実世界とリンクさせながら大きな仕組みを創造しようとしているところが原作の好感の持てる部分なんですよね

このあたりの感想を共有したいという奇特な方がいらっしゃいましたら
是非原作の方も手にとって見てください
(宣伝

では次回どういうフィナーレを迎えるのかご期待くださいませ( ̄^ ̄)ゞ






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