約半年ぶりに神戸の森林植物園へ出掛けた。明け方まで雨だったせいもあってか、日曜日なのに人が少なくて快適だった。
三ノ宮からみなと観光バスに乗って行くのだが、バスの中ではまだ「会話は控えてマスクを着用して下さい」などという滑稽なアナウンスが流れていて驚いた。もちろんそんなものは無視するし、乗っていた家族連れは大声で喋っていた(笑)。
森林植物園は神戸市北区にある。その名の通り山の中で森林の植物を楽しめる。1940年に開園とあるから、私が生まれすよりずっと前からあったということだ。
しかしこの時期になってまだここまで来てマスクをしている人がいるのには驚きだ。家族連れで子供にまでマスクをさせている親はもはや人間ではない。ロボットだ。政府はこういうロボット人間を作って、何もかも思い通りに管理したいのだと改めて思った。日本人ほど飼い馴らしやすい国民もあるまい。
ここに来るのは虫取りが目的なのだが、まだ今はその時期ではなく、こんなに小さな幼虫しかいない。ツチイナゴの成虫が一匹いた。ツチイナゴは夏の終わりごろに出て来て、秋に成虫にあり越冬する虫である。
この時期はまたカナヘビの赤ちゃんが多い。
ということで今の時期は野草が目的だ。ミツバも生えているし、今の時期はイタドリが多い。生でかじってみたが、酸っぱかった。
ここにはうさぎの国があり、うさちゃんがいるのだが、昨日は数が少なかったな。ヒマラヤンっぽいうさちゃんがいる。
園内にはトンネルが一か所あり、イルミネーションが行われていた。
ここへ来て外せないのが弓削牧場のソフトクリームだ。濃厚で美味しい。ちなみに弓削牧場はすぐ近くにあり、一度行ったことがある。森のカフェがあり、牛がいて癒されるのだが、触れ合うことはできない。
少し歩いて最も標高の高いブリスベンの家。夏に森林植物園へ来ると、いつもここで少しくつろいで汗を乾かすことにしている。
あじさいにはまだ早く、シャクナゲの花が綺麗に咲いている。
摘んで帰った野草はかき揚げにして食べるのが常だ。この日かき揚げにしたのは、ヨモギ、イタドリ、ヨメナ、タンポポ、オオバコ、ヘビイチゴ、、カキドオシ、アザミ、クズで、この中ではヨモギとカキドオシ以外は香りがないので、食感と季節を楽しむようなものだ。しかしいずれも薬効があり、野菜の50倍のビタミンやミネラルを含んでいる。コオロギなど食べなくとも、こういうものを食べておれば健全なのだ。
野草をもっと活用すべきである。デマ太郎のようにコオロギなんぞ食べずとも、身近に食べられる食材はいくらでもある。
連休はマスクなんぞ外して、大いに自然と触れ合い、新鮮な空気を吸おう。