母が一度は 入ってみたかったという コーヒーのお店に行きました。
外観は石を積み上げた建物
開拓時代に 玉葱を保存していた倉庫を改造して
いまでは コーヒー店なったようです
母はいつも パークゴルフの帰り道 通るたびに
建物の中はどうなっているのだろうかと
興味津々だったようです
豆蔵珈琲 宮田屋 (東苗穂店)です
蔵作りなので 窓はありませんので 中は薄暗く
ジャズが流れていて 落ち着いた雰囲気
2階の席に座りましたが テーブルがなんと 馬車の車輪なんです (本物)
母は幼少の頃 馬車にひかれて 奇跡的に助かった 思い出を
父は 石作りの建物の 構造論なんて しゃべりだし・・・
もちろん コーヒーは 美味しく
ちょっと いい時間 過ごせました
そして又また 母が一度は行きたいと思っていたという
札幌村 郷土記念館 に直行
宮田屋からは 車で5分程の 東区北13東16
ココは明治時代 開拓の先駆者 大友亀太郎がこの地に
入植して開拓が進んだ場所だそうです
正面外には 「わが国の玉葱の栽培 この地にはじまる」
と書かれた 石碑が建てられており
記念館の展示は 当時 日本ではじめて 玉葱を栽培した時の農具の展示や
先人の生活した古びた 日用品が陳列されており
両親も 幼少ころ 実際使っていた 農具を目にして
懐かしく 興奮していました
コーヒー店と言い 玉葱つながりになりましたが
母がこの記念館に来たかった理由は
ロシアの文豪 トルストイの自筆の
ポートレートを見るのが目的でした
開拓時代 この地に住んでいた少女が
トルストイの小説を読んで 感激しファンレターをおくり
トルストイの返信のお手紙が展示されているのです
トルストイが逝去される2年前で衰弱されており
手紙は代筆で書かれていましたが
ポートレートには自筆のサインが入っていました
何とも 貴重であるとは思うのですが
雑にセロテープで貼り付けている手紙には
おどろいてしまったわ
会館の職員の方と雑談しながら
2時間も 見渡してしまい
まるで タイムスリップしたような
昔の息吹を感じながら ここちよい時間でした