※ネタばれ感想になります。
未読の方は、ご注意下さい。
よろしければ本文をご覧下さい。
シリーズ16巻目。
『花嫁修業』編も前巻で終わり、いよいよ新章の始まりです!
その名も『婚前旅行』編です!
いや~。
タイトルだけで妄想が暴走します!(*゜∀゜)=3
まずは、恒例の表紙観察です。
相変わらず男装姿のミレーユですが、リヒャルトと二人っきりの表紙です!
万歳!\(^o^)/
二人だけの表紙は『冒険』『誓約』に続いて、今回で(ようやく)三冊目です!
流石、サブタイトルに『蜜月』と付くだけあります!
なんとなく、一巻の『冒険』と重なります。
兎に角、手を差し伸べているミレーユが可愛くて可愛くて可愛くて・・・(以下エンドレス)。(*´ェ`*)
まるで、「ようこそ!新章へ!」とミレーユが歓迎してくれているようです!
いざ読もうとした時にミレーユを五分くらい見つめてしまって、なかなか読み始める事が出来ませんでした(笑)。
リヒャルトはマントを羽織りながら穏やかな微笑を浮かべています。
まあ、リヒャルトが表紙に登場している時は、いつも微笑んでいるのですがw
ミレーユは男装姿で赤い服、リヒャルトは青い服がすっかり定番になったようです。
はあ~。
個人的に青色が大好きなので、青い服を着ているリヒャルトにいつも興奮惚れ惚れしてしまいます。(*´д`*)
帯にはファン心理を試されているような『プレミアム・ザ・ビーンズ』『身代わり伯爵の婚前旅行 I すれ違いの蜜月』、そして十月に発売される新作『六蓮国物語』の三冊を集めて初めて応募出来る、全サ『プレミアム小冊子』についての説明が載っています。
『「野獣」と呼ばれた頃のリヒャルトとフレッドの話を描いた書き下ろし小説を収録&表紙はねぎしきょうこの描き下ろし!!100ページを超す大ボリューム小冊子は、ファン必携のアイテム!!』
「野獣」リヒャルト・・・!(*゜∀゜)=3
はい!
『六蓮国物語』も買って絶対に応募します!(←何処迄も踊らされる)
応募方法を読むと、【0巻】の時と同じく一度応募券で応募してから払い込み用紙が送られてくるシステムのようです。
応募締め切りは11/30です!
・・・感想を書きながらも気が付くと読み耽ってしまう自分がいるので、さっさと本編感想に入ります!
一言一句ネタばれとなりますので、未読の方はご注意下さい!
今回も全部のシーンが面白かったです!
感想を一言で言ったら、
「面白かったです!兎に角、読んでみて下さい!」
になる訳ですが、それじゃ自分が納得しないので今回も最初から順に追っていき、各章毎の萌えポイントをあげていきたいと思います。
いつも長くなるので、頑張ってポイント感想を心掛けます(笑)。
『身代わり伯爵の婚前旅行 I すれ違いの蜜月』
<序章>
久しぶりのアルテマリス組の登場にニヤニヤしました!
やっぱり、ジークとリディエンヌのやり取りは素敵ですw
<第一章>
新刊の記念すべき初挿し絵はリヒャルトとミレーユでした!\(^o^)/
P15のリヒャルトの表情が可愛いですw
そして、ミレーユに言われるまま素直に分厚い旅のしおりを繰るリヒャルトが可愛いかったです!
婚約式が終わると、週に一度の解禁日をリヒャルトは積極的に使うようになったようです。
・・・え、ミレーユにナニしてるの。(;゜д゜)ゴクリ
<第二章>
清家氏はキリルがお気に入りのようです。
ロイとは違う意味で素直になれないツンデレのキリルは可愛いと思います。
そして、フィデリオとウォルター伯爵との驚くべき関係が発覚します!
ミレーユは野性の勘で、フィデリオを危険人物と見なしたのですね。(`・ω・´)
ウォルター伯爵のさり気ない一言から察するに、どうやらフィデリオの父親は大公の座を狙っていたようです。
フィデリオを純粋に敵と見るにはまだ判断材料が足りないですが、何かを考えている事は確かなようです。
その理由は、彼の持っている指輪に関係ありそうです。
しかし、ミレーユの事を「綺麗な人」発言したのには正直、
(゜∀゜;ノ)ノ
でした。
思わず何度も読み返してしまいましたが、良く考えたらフレッドと同じ顔なんだからミレーユも充分綺麗なんですよね~。
まあ、初対面でリヒャルトと間違えてとっておきの笑顔を見せたのですから、一目惚れしても仕方ないかもしれません。
・・・ん?
という事は、リヒャルトはいつもミレーユの可愛い笑顔を見ている訳ですね!
それじゃ、リヒャルトも盲目フィルターが発動しても仕方ないか・・・。
同じ章でリヒャルトもミレーユの事を「綺麗」発言したのは偶然でしょうか。
リヒャルトも言っている通り、フィデリオと好みが似ているようです。
そして、この章で私が一番好きなエピソードがあります!
ミレーユが第五師団の一部の人間と一緒に、女湯をのぞく個所です!!!\(^o^)/
もう読みながら、笑いが止まりませんでしたー(笑)!
神官長も不思議がった複雑な状況を前に、眉間を押さえながらも察してくれたリヒャルトの懐の広さに、ますます好きになりましたv(*´ェ`*)
しかし、ここで疑問が・・・。
ミレーユは第五師団の騎士達と女湯をのぞうこうとしていたようだけど・・・あれ?
一緒にお風呂に向かった筈のアンジェリカは何してたの?
カインとシルフレイアが婚約して一年になるようです。
そうか~。
あの肝試し大会から一年が経ったのですね。
P87のリヒャルトにしがみついているミレーユの挿し絵を見て、
こ、これは・・・!
ミレーユの柔らかい(であろう)胸が、リヒャルトの腕に押し付けられている!
リヒャルト、内心ウハウハかっ!щ(゜ロ゜щ)
・・・と邪な妄想を抱いたのは私だけだと思います。はい。
ミレーユの初めてのキスを奪ったコンフィールド城で、突然ラブラブモードになります。
リヒャルト、狙ってたな!
<第三章>
エルミアーナとヴィルフリートの運命の出会い(?)が待っていました。
という事は、エルミアーナがアルテマリスでジークを見たら、間違いなくうっとりすると思います!
「まあ、ここにも素敵な王子様が!アルテマリスって素敵な国ね」
などと思いそうです。
怪我をしたリヒャルトを一生懸命に看病するミレーユが健気で可愛いです!(´;ω;`)
しかし、ミレーユに怪我一つさせないリヒャルトは流石、野獣です!
P119の怪我をして横になるリヒャルトの挿し絵に、ゾクゾクしました。|д゜*)
そして、着替えを恥じらう乙女なミレーユに、ムラムラしました。(*´ェ`*)
「どうせいつかは見るんだから」と発言するリヒャルト、ナイスです。d(゜∀゜)
更に、リヒャルトの右胸(の上あたり)に八年前の傷痕が残っている事が判明します!
その傷痕に口付けて抱き締めてあげるミレーユは、なんて素晴らしい女性なんだー!!(ToT)
互いが互いのベストハーフである事に感動します!
「ついてないな・・・。こんな時に身体の自由が利かないなんて」
ちょっ・・・リヒャルト!
何しようとしてたんだー!
<第四章>
フィデリオの怪しい行動が気になります。
ミレーユが男装してリヒャルトと兄弟のフリをするという設定に萌えました。
これ、もう少し詳しく見たかったです。
今回の挿し絵で一番のお気に入りは、P155の両手に花のリヒャルトです(笑)!
何、その平和そうというか嬉しそうなポヤヤン笑顔は!
ミレーユも可愛いですv(*´д`*)
今回の往路の旅で、リヒャルトは八年前と向き合う事になります。
弱気な気持ちや本音を打ち明けるリヒャルトは、ミレーユに心を開いてきてる証拠だと思いました。
以前のリヒャルトならミレーユを好きでも、鎧で固めた本当の自分をさらけ出さなかったと思います。
今回の話で、リヒャルトが基本的に後ろ向きな性格だという事が分かりました。
ミレーユとリヒャルトの初めての同衾があります。|д゜*)
結婚前にと恥じらう純情可憐なミレーユが可愛いです!
きっとリヒャルトは寝台に横になってから一睡もしてないんだろうな~。
しかし、ミレーユの言う通り上着を脱げば済む話だと思うので、少しは下心が揺れたんだろうなと思います。
健全な二十歳の男子だからね!(`・ω・´)
今作で女風呂に次いで二番目に好きなシーンは、ミレーユからリヒャルトにキスしようと頑張るシーンです!
「鼻息」発言は、なかなかヒロインの口からは出ないと思います(笑)。
しかし、キスのやり方が分からないミレーユに、ハアハアしました。(*´ェ`*)
人形相手に頑張っているようですが、これ初級編じゃ・・・。
そうか。
教科書で学習するだけでなく、人形相手に実技も頑張ってるのね・・・。
「誰のために勉強してると思ってるのっ」発言は殺し文句だと思います。
リヒャルトの「本番」発言は、蜜月の館での事だと思ってしまう自分は考えすぎですか。
いつでもいちゃいちゃ出来る仲良しな二人に万歳!
恐らく情熱的なキスになったであろう手前で宿の女将に邪魔されて、やっぱり間男のリヒャルトに万歳したくなった!/(^o^)\
その後の事が書かれていませんが、リヒャルトは暫く固まったままだったんだろうな~とか妄想します。
リヒャルトから指示されて、別働隊で動いていた団長が恰好良いです!!
P201は珍しく恰好良い団長の挿し絵でした!
剣だけでなく、弓の扱いも上手なリヒャルトに再三惚れ直しました!
<第五章>
開始早々、リヒャルトの「食べさせたいなぁ」の「ぁ」が可愛かったです。
P219の挿し絵で、青くなりながらよろけるリヒャルトが素敵です!
ミレーユの祖母アーネットも半ば駆け落ち同然で、ミレーユの祖父ダニエルと一緒になった事が判明します。
ダニエルはいつもおっとりしているので、ジュリアの性格は母親似だったのかと思います。
うわあっ!
若き日のダニエルとアーネットの話が読みたくなりました!
そうか~。
三世代揃って妻が強い家系なのですね。
短編『身代わり伯爵と内緒の追跡』の「番長」ネタも見事に使っていて、素晴らしいと思いました!
リヒャルトの見事なカウンターパンチが決まり、ロイのミレーユへの未練を粉々に砕いたようです。
そういえば、七月だというのにリヒャルトが外套を着ていた事が不思議でした。
ボロボロの服を隠す為でしょうか。
<第六章>
リゼランドで謎の少年に出会います。
リヒャルトの声に反応した彼の正体は・・・?
次巻以降に続く伏線ですよね。
フィデリオを追ってきたというレルシンスカと合流します。
いや、絶対、ルド様が最終目的だよね・・・。
まあ、彼女がいればミレーユも小言を言われなくて済むので有り難いのですが。
ラストはジークの登場で終わります!
流石です!
美味しい所をさらっていきます!
という訳で、次巻はアルテマリス王宮内が舞台になるようです。
『II』はアルテマリス王宮内で懐かしい人達との再会(里帰り編本番)、『III』で再び復路の旅になるのではと予想します。
いよいよ剣の誓約が交わされるのかと思うと、感慨深いです。
そして、リヒャルトを見た王宮内の反応は?
ミレーユは無事にセシリアと兄妹の対面をさせてあげられるのか。
白百合騎士団と懐かしい再会も待っています。
リゼランドの女王も登場するのでしょうか。
次巻も濃い内容の一冊になりそうです。
気になるのは発売日です・・・。(´・ω・`)
来年中には発売されると思うのですが、ファンとしてはなるべく早く発売して貰いたいです。
やっぱり感想が長くなってしまいました!
『身代わり』は本当に見所がたくさんなので、アレもコレもと入れたくなります(笑)。
今回の話でリヒャルトとミレーユの絆が一層深くなった事が嬉しいです。
恋人としていちゃいちゃするだけでなく、未来の家族として互いを尊重し信じる気持ちを考え始めた二人に感動しました。(T_T)
何回読み返してもどのシーンも新鮮で本当に面白いです!
『身代わり伯爵と教官の愛の鞭』
初回限定のペーパーです。
タイトルに噴かせて頂きました(笑)。
そこに「愛」はあるのでしょうか。
本編にも出てくるラウールとアレックスがシアランに残る理由が、二人の口からミレーユに語られる話です。
三人のいつもの日常が描かれています。
何だかんだで仲良しだと思います。