"古民家再生・保存と活用"のすすめ・・・鈴川作事組

”守ろう生かそう木の命”          
    ■日本伝統建築技術の伝承と研究・・・鈴川作事組えびす家

◇◆人工林の役割・・・環境gooニュースより

2007-05-08 06:44:52 | ■環境
◇◆人工林の役割・・・環境gooニュースより(鈴川から観た月山です)

●人工林の役割
日本は、国土面積の67%を森林が占めている、世界でも有数の森林国です。その中でも、天然林と自然林の比率は、約6:4。つまり、国土面積の1/4以上が人工林なのです。人工林を美しく保つことは、日本という国を美しく保つということに他なりません。

もちろん、美しさだけではありません。日本は、温室効果ガス削減に関する国際条約である京都議定書によって、二酸化炭素などの排出量を1990年レベルより6%削減することを義務付けられていますが、そのうちの3.9%にあたる1300万CO2トンを森林吸収に頼っています。日本には、多くの天然林もありますが、成熟した天然林は生長時に吸収するCO2の量と、木が朽ちていく際に放出するCO2の量はバランスしており、CO2の有力な吸収源にはなってくれません。CO2の吸収源として期待されているのは、常に生長を続けている人工林。しかも、常に適切な管理が行われている人工林なのです。地球温暖化防止のために、人工林が大きな役割と責任をになっているのです。

人工林が適切に管理されるためには、大事に育てられた木が製品として市場に流通することが大切です。そのために、日本の林業関係者はさまざまな努力を続けています。その努力が実を結ぶためには、消費者の協力も必要です。現に国産材の利用が温暖化防止に役立つことを理解して、国産材の利活用に積極的な消費者も少しずつですが増えてきました。しかし、それが多数派となるためには、さらなる飛躍が必要です。

●キーワードは「デザイン」
その中で、キーワードとなるのが「デザイン」です。
まずはデザイン面での工夫。デザインがすばらしくて、それが魅力的であれば、消費者はそれが間伐材であるかどうかなどとは無関係にそれを欲しがります。デザインは、付加価値を付けるには最強の武器になるはずです。

もうひとつは、木の使い方のデザイン。日本人は、世界でも最も高度な木の使い方を知っている民族です。いわば、木の文化の継承者です。これまでに蓄積した木の使い方をよみがえらせることはもちろん、新たな木の使い方を開発することもできるはずです。

最後が流通のデザイン。これまで消費者は、与えられた選択肢から選ぶほかありませんでした。その結果、知らぬうちに行っている消費という活動が実はよその国の住民を困らせる結果になっていたり、砂漠化を推し進める一因になっていたりしました。その流れを変える消費者のグループも登場してきました。

「間伐特集2007 森の力」では、間伐推進に取り組むさまざまな「デザイン」の試みを紹介します。

「第一回 スギの力の再認識から生まれたコラムウッド」

※http://eco.goo.ne.jp/education/kanbatsu/kanbatsu2007/index.html


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